2004年11月山行記録

13.初冬の富士山(富士宮口頂上、3720m)

Date:2004年11月21日(日)[日帰り]
Party:栗本俊和単独
装備:ピッケル、アイゼン12本歯、ストック1本
Time:
◆11月21日(日)/晴
自宅435=東京IC=540足柄SA(朝食:みそラーメン)605=御殿場IC=655富士宮口新五合目(2380m、d=137.4km)720ー822新七合目(2790m)827ー902七合目(アイゼン装着、3030m)910ー951八合目(3220m、パン半分)1000−1042九合目(3410m)1050−1130九合五勺(3550m)1135−1220富士山富士宮口頂上(3720m、昼食:おにぎり+紅茶)1250−1325八合目1335−1445富士宮口新五合目1500=須走IC=1600谷村PA1610=渋滞=1740石川PA1800=調布IC=1900自宅(d=155.3km)
(d=往復292.7km)
Notes:
富士山に向う。ここ一週間ほど下界では雨の日があったので、富士山も雪が増えていることが予想される。
自宅を4時35分に出発した。1ケ月前の時より5分遅いだけでほぼ同じ。御殿場の陸上自衛隊あたりの道路案内では、御殿場口は閉鎖と標示が出ている。富士宮口は11/24まで通行可能なはずだが心配になってくる。富士山スカイラインの入り口で11/24pm3時までの表示を見て安心する。
今日は晴れで、御殿場あたりからは真正面に、日の出前の上部が雪に被われた美しい富士山の姿が眺められ、また、水ケ塚公園あたりで左前方から日の出の太陽が眩しい。富士山での日の出の時刻は6時27分。車道の脇には何人かのカメラマンが最高のタイミングを狙ってカメラを構えている。6時55分、5合目駐車場到着。


富士山剣が峰を望む(風の強さは写真では感じられない)

気温はマイナスと思われ、着替えをすると寒い。7時20分、歩きだす。最初は寒いが、陽が照ると少し暖かくなる。雪は、7合目の下、2900m付近からはじまる。7合目に着いてアイゼンを付ける。昨年は(11月15日)8合目の上、3300m付近からの雪であった。この辺りから風が吹いてきて、だいぶ寒くなってきたので、脱いでいたジャケットを着る。
8合目からは冬山の世界に入る。昨日から登っていたパーティーが下山してくる。下山は夏道でなく右の沢筋を使っている。左の夏道沿いは風が強い。しかし右の沢筋は新雪のため登りには不向きと思われ夏道を使う。強風のため寒い。9合目でインナーを着込む。さすが富士山の風という感じだ。強風と雪のため歩行スピードが鈍る。9.5合目でも少し休み、最後の登りにかかる。10月に使った左のブル道は風が強くてとても入れない。富士宮口頂上までと狙いを定めて、最後の頑張りだ。12時20分、頂上着。ちょうど休憩込みで5時間の登高。

8合目から頂上を望む 富士宮口頂上、浅間大社奥宮前

今回は剣が峰は止めにし、おにぎりとテルモスの紅茶で昼食にする。ほぼ同時に登りついた単独行者とデジカメ写真のシャッターを交互に押してもらう。
風は本当に強い。冬山を短期間味わって下山とする。雪は新雪のため、凍っている個所は少なく、下山で真っ直ぐ沢筋を下っても、そんなに危険は感じない。
9合、8合で休憩して、7合目下でアイゼンをはずし、14時45分に5合目駐車場に着いた。下りは2時間かかっていない。前回よりも早い。これは 9合目までの雪道が真っ直ぐに下れるから早いのであろう。

剣が峰をバックに 富士宮口頂上より下を望む

3時に5合目を出発して、渋滞もあったが、夕食を済ませて、7時に自宅に戻った。
今年は、3回目の今回で富士山は終わりとなりそうだが、初冬の富士山を十分に堪能できました。短い時間の間に、手袋を替えたり、インナーを着込んだりと、それなりに風の強い富士山で、冬装備の重要性と冬山の厳しさを味わえました。

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