2004年11月山行記録

12.堅炭尾根より一ノ倉岳(1974m)、谷川岳(1977m)

Date:2004年11月6日(土)[日帰り]
Party:栗本俊和単独
Time:
◆11月6日(土)/曇→晴
自宅450=540上里SA(朝食:かき揚げうどん)605=水上IC=705マチガ沢駐車場(838m)715−735一ノ倉沢745ー840芝倉沢出合(985m)850ー930堅炭尾根取付940−1055堅炭岩K峰1105−1220一ノ倉岳(1974m、昼食:おにぎり+みそ汁+缶詰)1300−1350谷川岳オキの耳(1977m)1400ー1410谷川岳トマの耳(1963m)1420−肩の小屋1425−1500ラクダのコル1510−1615マチガ沢駐車場1625=1705赤城高原SA1720=事故・渋滞あり=1820高坂SA(夕食:ハンバーグセット、給油)1905=練馬IC=1955自宅
(d=往復332.8km)
Notes:
一ノ倉岳へ直接登る堅炭尾根(中芝新道とも呼ばれている)は、現在は道の手入れがほとんど行なわれないためか案内地図からは消えている。が、ガイド読むとなかなかおもしろそうなので、行ってみることにする。
新潟地方の天気予報は、雲がありそうなのだが、前回同様なことで一度見送ったので、今回はとにかく行く。

一ノ倉沢駐車場 芝倉沢出合

車は、下山を巌剛新道にとる予定なので、マチガ沢の駐車場に停める。自宅から2時間と少しで来られるからありがたい。
20分ほど歩くと、一ノ倉沢駐車場に着く。1500mから上が雲の中にあり、一ノ倉沢の見栄えは今一つ。りっぱなトイレで用たしをする。芝倉沢出合までは、紅葉がみごとで、秋の紅葉散策といった感じ。
芝倉沢出合で上を眺めると、確かに、沢の感じがなかなか魅力的だ。道はあるが、踏み跡程度で、沢登りの様相を示す。左側を10分程行くと、道がつまり右側に渡る。更に10分程草付きを登ると、沢の屈曲部のところで右側から土砂の崩壊個所があり、道が寸断されている。高巻きするようにかトラロープに従い上に登るが、左の降り口への道なく踏み跡をたどる。そして、10分程沢沿いに歩くと堅炭尾根取付のペンキ印が見える。

堅炭岩 右:白毛門と笠ケ岳(堅炭K峰より) 一ノ倉岳避難小屋

尾根の取り付きからは、草付きと岩混じりの急登が始まる。前日までの雨のためか、岩が濡れていて滑りやすい。岩場歩きの個所が何度もでてくる。堅炭岩を左手に眺めるようになると稜線が近いことを思わせる。
堅炭K峰の上に出るころには、雲が取れだしてきて、対岸に3月に登った白毛門とその左に笠ケ岳、朝日岳が見える。これからは尾根歩きで、左は幽ノ沢側がすっぱり切れ落ち、右は芝倉沢の源頭部から武能岳が眺められる。しかし、一ノ倉岳まではかなり長い。
一ノ倉岳で昼食にする。避難小屋があるが小さい。二人が泊れる程度の広さ。 ここで会った二人が堅炭尾根を下るとのこと。今日、登りはだれもいなかった。

一ノ倉沢を稜線からノゾク 谷川岳オキの耳(1977m) 谷川岳トマの耳(1963m)

堅炭尾根は静かな尾根だったが、ここから谷川岳にかけては、大勢の人に出会う。天気は晴れになったが、暑い。ノゾキからは、一ノ倉沢の烏帽子岩、滝沢が覗ける。谷川岳はオキの耳の方が高いが、三角点はトマの耳にある。
肩の小屋に立ち寄ったが、まだ営業している。西黒尾根を下る。所々に鎖がある。ラクダのコルからは巌剛新道に入るが、こちらも鎖の個所が何ケ所かある。第一見晴でマチガ沢が目の前で大きく望める。駐車場には、4時過ぎの帰還となった。

なかなかタフなコースだった。前回の富士山と比較して戴ければわかると思いますが、富士山はただ歩くだけ(但し、3000m以上で歩行スピードが落ちないように歩けるかという重要なテーマがありますが)、こちらは沢歩き、岩登りに稜線歩きとバラエティーに富んだ内容でした。

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