2004年12月山行記録

14.冬の赤岳(2899m)

Date:2004年12月24日(金)[日帰り]
Party:栗本俊和単独
装備:ピッケル、アイゼン12本歯、ストック1本
Time:
◆12月24日(金)/晴
自宅415=545双葉SA(朝食:かき揚げうどん、給油)615=諏訪南IC=700美濃戸口柳川沿い715=730美濃戸(赤岳山荘駐車場1760m)735ー美濃戸山荘740ー950行者小屋(アイゼン装着、2340m)1015ー1130地蔵仏ー1135赤岳天望荘1140−1215赤岳北峰(昼食:おにぎり、パン+紅茶)1240ー1245赤岳南峰(2899m)1255−1315文三郎分岐1320−1350行者小屋(アイゼン脱着)1405−1530美濃戸(赤岳山荘駐車場)1550=小渕沢IC=1630双葉SA1650=1720談合坂SA1730=1755石川PA(夕食:カキフライ定食)1830=調布IC=1950自宅
(d=往復363.2km)
Notes:
今年の最終山行に赤岳を選んだ。8月に阿弥陀、赤岳と日帰りで登り、冬でも赤岳の往復なら十分日帰り可能と考え、年末に行こうと決めていた。。
朝4時15分に自宅を出た。天気予報は晴れで、冬型がゆるんできて少し下り坂だが逆に風はやみ、良い1日になると予想された。今回は諏訪南ICまで行き、ズームラインから美濃戸口に入る。
林道に入り柳川を渡ったところで雪が出てきて、あわてて車を停めた。そして山登りの準備にとりかかり、歩き出したが、雪もなく、後の車が美濃戸に入るのを見定めて、車に戻り、再度美濃戸まで車を走らせることにした。よって、美濃戸到着は7時30分と少し遅れた。


駐車代¥1000/日を支払い、すぐに歩き出した。
美濃戸山荘から山道に入ると、雪道となった。道は良く踏まれている。中間地点で一度休憩をとり、9時50分に行者小屋に到着した。気温はマイナス10度程度。夏と同じペースで歩いたつもりだが、やはり2時間10分と夏より15分余分にかかっている。

行者小屋の前で 富士山(天望荘上部から)

行者小屋前には、単独行者が2人いた。おしゃべりをしながら、ケーキパン1個を食べ、オーバーズボンをはき、アイゼンを着ける。1人は文三郎尾根に向かって出発し、その後、私が出発する。もう1人は地蔵尾根を登るといったが、今日ここで泊るために荷物の仕分けをしてて、遅い。
雪は少なくて、ルートは鎖、ハシゴがあり、問題になるような個所もなく、また太陽にあたるようになり寒くもなく地蔵仏に着く。温度計はマイナス5度を示している。縦走路の横岳方面に登山者が見える。
富士山も見える。縦走路は雪が少なくアイゼンがかわいそうだ。天望荘から登りにかかるが、今日は風が吹かないのでありがたい。
赤岳北峰に12時15分に到着。だれもいない。昼食にする。おにぎり1個とパン1個をテルモスの紅茶で食べる。

天望荘と横岳 赤岳北峰より南峰 南峰(一等三角点2899m)

後ろから3人パーティが登ってくるのが見えたが、南峰に移動する。写真を撮り、地図と周囲の景色を眺めながら時間をつぶす。
1時前に下山にかかる。下山ルートの岩場も雪が少ない。文三郎分岐でも休み写真をとるが、風がない。文三郎尾根の下りは、汗をかきながら、30分と夏より短い時間で行者小屋に着いた。
小屋前には、往きにここで会った単独行者がいた。赤岳に行くと言っていたので会わないと思っていたら、阿弥陀に登ったとのこと。アイゼン、オーバズボンを脱ぐ。
美濃戸までの下りはこの人とおしゃべりしながら歩いたが、海外はヨーロッパアルプスのモンブラン、マッタホルン、アイガーに登ったとのこと。南米は、チンボラソに行ったが登れなかったと言っていた。私の、チンボラソ、アコンカグアに登った話とで、あっという間に、美濃戸に着いた。
15時半の下山だから、昼食、休憩を入れて8時間。ちょうど良い1日の行程と言える。

北峰より横岳と煙たなびく浅間山 権現岳と南アルプス 阿弥陀岳(文三郎分岐から)

帰りは、小渕沢ICより中央高速に入り、平日のためか高速の渋滞はなく、ゆっくりと双葉、談合坂で休み、石川PAでもレストランで夕食を摂った。逆に高速を降りてから都内で渋滞があったが、20時前には自宅に戻った。
天気に恵まれ、良い山行ができた。今年はほんとうに良い一年だったと、最後におしゃべりの中でも振り返れ、総括ができた。
また来年も目標に向けて、充実した山行ができることを願っている。

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