2005年1月山行記録

1.毛無山(1945.5m)

Date:2005年1月17日[日帰り]、23日[日帰り]
Party:栗本俊和単独
装備:アイゼン6本歯、ストック1本
Time:
◆1月17日(月)/晴
自宅500=555談合坂SA(朝食:みそラーメン)620=645河口湖IC=735毛無山登山口(870m、d=133.1km)800ー尾根道との分岐、金山沢に入る810ー840休み845−930休み935−1000金鉱石を焼いた窯(アイゼン装着、1305m)1010ー1030支沢で行き止まるー右ルンゼをつめて支尾根に出る、撤退(1400m)1045−沢に戻る1100−1120金鉱石を焼いた窯(アイゼン脱着、昼食:おにぎり、パン+紅茶)1155ー1317毛無山登山口1330=本栖湖=河口湖IC=谷村PA=石川PA=調布IC=1720自宅(d=往復269.4km)
◆1月23日(日)/曇→雪
自宅450=540談合坂SA(朝食:かき揚げうどん)605=河口湖IC=710毛無山登山口(870m)735−分岐、尾根道に入る(930m)750ー8152合目、不動の滝見晴台(1100m)820ー8554合目(1320m、アイゼン装着)雪がちらつき出す905ー9456合目(1550m)950−10308合目(1780m)1035−1055県境尾根(1920m)−1105毛無山(1945.5m、一等三角点、昼食:おにぎり、パン+紅茶)雪が降っている1125ー12006合目1205−12353合目1240−12502合目(アイゼン脱着)1255−1320毛無山登山口1335=河口湖IC=1420谷村PA1435=1510石川PA1520=調布IC=1630自宅(d=往復267.4km)
Notes:
17日は会社の創立記念日であった関係で休日であり、この3連休のうちに日帰りで山に行こうと考えていたが、あいにく15、16日は天気が悪く、山では雪が降っていたと思われる。17日は天気は良くなってくるが、冬型で風は強くなるだろうし、高山ではナダレの危険性も高まり、トレースのない所は時間もかかり日帰りも難しくなる。
そこで、手軽な所ということで、まだ登っていない毛無山に行くことにした。一等三角点があり、富士山の見晴らしの良い山の1つである。

中央高速を走る車のラジオで、阪神大震災の10年の追悼の様子を聞きながら、10年前の今時はゴルフ場に向っていたのか、そしてその又数年前は、湾岸戦争でのアメリカのバクダッド空爆が始まった日だったよな、としばしの感傷にふけりながら。
河口湖から朝霧高原までの国道139号線は除雪がされていて、ノーマルタイヤでも問題なく走れ、毛無山登山口に7時半に着いた。月曜日ということもあるのか車は1台もいない。

朝霧高原からの富士山、2005.01.17


8時に出発して、すぐに尾根道と金山沢の分岐に至る。尾根道は単調だから、できれば沢コースで登りたいと思い金山沢に入る。最初は雪も少なかったが、途中から沢を渡る個所では膝上まで入り、新雪でトレースがないため、道が判りにくくなる。時間もかかる。要所要所でテープと缶が助けになって進む。
支尾根の途中でアイゼンを着ける。道は、またトラバース気味に沢に降りる。その先が岩場になっていて、かすかに赤いペンキが見えるが、1人では登るのを躊躇する。左のルンゼは膝上までの重い雪で傾斜もあり登れない。仕方がないので岩場の右側の雪の少ないルンゼを無理やり登ってみる(かすかにトレースがある)。そして強引にその左の支尾根に登りついた。
ここで、左の沢に降りるか、このまま急傾斜の道のない尾根をがむしゃらに登るか考えたが、結論は撤退でした。
左の沢に降りても道が不明、この支尾根は地蔵峠よりかなり上に向っているのでかなりの時間とアルバイトを必要とする。時間切れになる、要するに、どちらも今日中に毛無山経由で戻ることが不可能と判断した。
1時過ぎに登山口に戻り、途中、富士山の写真を撮りながら、また本栖湖などにも寄り、帰宅した。

毛無山登山道入口 支沢で行き止まる、2005.01.17 毛無山を望む


23日に早速リベンジに向う。今回は尾根道で。天気は曇りであまり良くない予報であったが、とにかく、毛無山へ向う。
車は¥500の有料駐車場に入れる。日曜日だが車はまだ一台もいない。
尾根道はトレースがあり、各合目毎に標識があり、迷うことはない。4合目でアイゼンを着ける。雪もチラホラ降り出す。高度計の高度と時刻と標識のチェックのみの本当に単調な登りだ。
9合目で1人の若者に追い越される。県境尾根に出た所で左の地蔵峠の方を見ると、トレースなしのこの尾根は1人では金山沢経由が無理であったことが解かる。
毛無山に11時に到着する。雪もだいぶ降り出してきたので、早々に昼食を終わらせ下山にかかる。毛無山登山口に13時20分に到着。前回とほぼ同じ時刻に戻れたことになる。

県境尾根分岐点 毛無山山頂、2005.01.23


トレースの有無、はじめてで沢沿いコースの難しさなど再認識させられた毛無山でした。
毛無山頂上で一緒だった若者は沼津の人で何度もこの山に登っているとのことでした。金山沢のことを聞いたところ、岩場の左にロープがあり、それを登るとのこと。その日は雪に埋もれていて見えなかった。ルートが判っていればこの場所は通過できたと思うが、その後のトレースなしの新雪の積もった雪道は、結局この時期1人で日帰りでは、金山沢経由毛無山は無理であったという結論です。

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