2007年2月山行記録

2.北横岳(2480m)/縞枯山(スノーシュー山行)

Date:2007年2月11日(日)[日帰り]、曇り時々晴れ
Party:栗本俊和単独
装備:スノーシュー、ストック、アイゼン
Time:
自宅530=630談合坂SA(朝食、パン)645=740八ケ岳PA750=諏訪IC=910ロープウエイ山麓駅駐車場(d=203km、1765m)950=1000山頂駅(2230m)1010−1100北横岳ヒュッテ1105−1115北横岳南峰1120−1125北横岳北峰1130−1140北横岳ヒュッテ(昼食)1155−1225坪庭分岐(アイゼン着)1240−縞枯山荘1250−1255雨池峠1300−1335縞枯山1345−雨池峠1405−1430ロープウエイ山頂駅(コーヒ休憩)1455=1505山麓駅1520=諏訪南IC=1615八ケ岳PA1625=1715談合坂SA(給油)1740=渋滞=1840石川PA(夕食)1910=調布IC=2000自宅(d=往復399km)

Notes:
新しく登山靴とスノーシューを買ったので、一度どちらも履いて、試しておきたかった。また、靴とアイゼンのフィット具合も確認しておきたかった。これらをかなえられるコースとしてピラタス蓼科ロープウエイを利用しての北横岳と縞枯山コースを選んだ。
北八ケ岳の冬山初心者入門コース、夏は簡単なハイキングコースだが、まだ行ったことがなかった。


中央高速は連休中日で車はかなり多い感じで、降りる予定の諏訪南ICは、その出口手前から路肩に長い行列ができていたため諏訪ICで降りたが、こちらもそれなりに渋滞行列となった。ロープウエイ山麓駅駐車場に着いたのは、9時10分だった。
新品の登山靴(スポルティバ・オリンパス)を履いて、ロープウエイの行列に並ぶ。101人乗りだが、行列ができている。ほとんどがスキーヤ/ボーダーで登山者はほんの少し。10時に山頂駅に着き、スノーシューを取り付け直ぐに出発する。今日は北横岳をスノーシュで往復し、アイゼンで縞枯山を往復する予定です。同じ雪の情況でスノーシューとアイゼンの歩き具合を確認するのが第一の目的です。
天気は曇っていて、見通しは良くないが、坪庭から北横岳へ向かう登山道をスノーシューの様子を確かめながら歩く。雪は昨日降ったようだが、もう既にかなりの登山者が入っているので、ラッセルの心配はない。
ちょうど半分くらい登ったところで、若い女性二人を追い越すことになったが、スノーシューが同じメーカのMSRを着けている。そこで声をかけて一緒に登ることにした。途中急坂になるが、ここでMSRは威力を発揮する。ヒールの下にtelevatorという装置(ヒールリフターとかいうらしい)を立てることにより急坂が格段に登りやすくなる。MSRシノーシュ−の3人はアイゼン組のパーティをなんなく抜いてしまう。スノーシューがこれほど登り易いとは思っていなかった。

雪道を同じスノーシューで歩く
若い女性二人パーティ
北横岳ヒュッテ前

北横岳ヒュッテで少し休み、頂上に向かう。気温-8℃で寒くなく、風もない。直ぐに北横岳南峰頂上に着く(左下写真)。頂上はやはり風はある。が、それほどでもない。

北横岳南峰頂上
(2471.6m、三角点)
北横岳北峰を望む
やはり少し高い

ここ南峰には2471.6mの三角点があるが、高度的には、北峰の方が少し高い(右上写真)。

頂上の樹氷 北横岳北峰頂上(2480m)

樹氷(左上写真)を眺めながら北峰頂上にも足をのばす。

北横岳を下る
縞枯山荘が見える
縞枯山荘

景色はそれなりに見えるようになったが、南八ケ岳の硫黄岳、赤岳は見えない。坪庭、縞枯山荘を眺めて、北横岳ヒュッテに戻った(左上写真)。パンで簡単な昼食とした。女性二人連れはラーメンを作るとのことでここで別れた。
坪庭に戻り、分岐のところで、アイゼンに履き替える。縞枯山荘の方に向かうが、スノーシューは浮力があり軽く感じるのだが、アイゼンはそれがなく、雪に付くかんじで重く感じる。縞枯山荘(右上写真)から雨池峠を経て、縞枯山に向かう。急坂になると、アイゼンで歩くのがきつく感じ、スノーシューを背負っているのがバカらしく思え、スノーシューに履き替える。難なく縞枯山に着いた(左下写真)。

縞枯山頂上(2403m) 北横岳を望む

スノーシューは下りの急坂でも、刃先がアイゼンと同様によく効き滑らないので効果抜群です。雨池峠手前から午前中に登った北横岳を写真に収める(右上写真)。

ロープウエイ山頂駅で
スキーヤ達
ロープウエイで下る

30分ほどでロープウエイ山頂駅に戻った。暖かい休憩所でコーヒを飲んでから、ロープウエイで下山した。

靴はやはり暖かくて、スパッツが不用で、もっと寒い高所で威力を発揮するでしょう。足首のところが当たる感じがあるので、もう1回程度足慣らしした方がよいだろう。
スノーシューの威力は、やさしい雪山山行はすべてアイゼンからスノーシューに変えた方が良さそうだと思うくらいです。特に急斜面でヒールを高い位置で停められ、水平に近くできる点はすごく有効だ。


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