2007年10月山行記録

11.安平路山(2363.1m)、摺古木山(2168.5m)

Date:2007年10月6日(土)〜7日(日)[6日は前夜泊]
Party:栗本俊和
Time:
◆10月6日(土)/晴時々曇
自宅1020=1310談合坂SA(昼食、給油)1340=飯田IC=大平街道=1730摺古木自然園休憩舎前駐車場(1770m)、休憩舎(泊)
◆10月7日(日)/晴時々曇
休憩舎登山口555−710摺古木山展望台(2135m)718−735摺古木山(2168.5m)745−845白ビソ山(2265m)855−920安平路避難小屋(2150m)925−1005安平路山(2363.1m)1015−1045安平路避難小屋(昼食)1125ー1250摺古木山1300−1355休憩舎登山口1415=1540たかもり温泉1640=1735諏訪湖SA(夕食、給油)1830=1950初狩PA2030=2305自宅
(d=往復575km)
Notes:
安平路山(あんぺいじやま)、二百名山の本を買うまでは知らなかった山だ。中央アルプスの南部にあり、山頂に至るにはササの藪こぎが強いられるが、それだけ山深い風趣が味わえると案内書には書かれている。
東京からは遠いが、朝ゆっくり出発して登山口の休憩舎で前夜泊して、2日目ちょうど丸1日の行程で、途中に一等三角点のある摺古木山があり、展望が良いという。

ゆっくりと自宅を出発したが、中央高速の調布から入ってすぐに事故渋滞で動かなくなり、稲城ICで府中市内に降り、甲州街道を八王子まで走り、八王子ICから高速に入った。少々の渋滞は覚悟していたが、1時間以上の大幅なロスです。
それで飯田ICを降りたのが4時頃になり、大平街道がジグザグ道で長く続き、いまかいまかと待ち遠しかった林道の入り口が左下写真です。そこからダートの悪路なので四駆が無難と書かれている道を休憩舎まで走った。
途中に一般車乗入?とか書かれた案内があったが、停まらずに入った。確かに悪路であるが、四駆なので道はゆっくり行けば問題はない。5時半に林道終点の休憩舎前に着いた(右下写真)。
駐車場に車はなく、小屋を開けると登山者が一人いた。東京からの人でタクシーで来たそうだ、既に夕食を済まし、寝る準備という感じ。その横で、コンビニ弁当とビール、それにお湯を沸かして、みそ汁他で夕食を摂った。

大平の林道入口
正面の小屋を右に入る
摺古木自然園休憩舎

朝出発は6時少し前、天気は良さそう。夜は星が一杯だった。久しぶりに空いっぱいの星を眺めた。朝露で全身が濡れるので雨具が必要と書かれていたので、雨具下を着て歩き出したが正解だった。雨具はびしょ濡れになる。
摺古木山展望台を経由して登ったが、景色は摺古木山本岳でも十分見られる。ここにはりっぱな一等三角点がある(左下写真)。北方向には中央アルプスの山々がすべて見える、木曽駒から空木、越百山までの連なり(右下写真)。

摺古木山(2168.5m)
一等三角点
中央アルプス、木曽駒、空木を望む

そして、その左、西北西方向には、左から御岳、乗鞍、槍穂高が望める(下写真)。

御岳 乗鞍、槍穂高

摺古木山から先はいわゆる登山道難路に相当する道で、ササの海の中に道がある感じで足元は見えない、雨具は上も着た。倒木に注意しながら歩く。相変わらず朝露でびったし、冷たい。天気も霧の雰囲気に変わり、風も少しあり気温も下がってきていて、6℃程度にまでなっている。やはり10月は秋山です、前回の9月山行とは季節が進んでいることを感じる。
右下写真はちょうどそんな雰囲気の中で着いた、白ビソ山の様子です。薄手の手袋はびしょびしょで水を絞リ出す。左下写真と比べると天気の変わり具合が解る。左下写真の手前の山が白ビソ山で、奥が安平路山です。

安平路山方面を望む 白ビソ山頂上

白ビソ山から下ると、安平路避難小屋に着く(左下写真)。やはり2200mから上が雲の中というか、霧の中という状況です。そこから登り返して、約40分で安平路山頂上に着いた(右下写真)。この登りで北から縦走してきた人と今頂上から引き返してきた人などに出会った。

安平路避難小屋安平路山頂上(2363.1m)

頂上にはだれもいなくて、また山頂名を示す案内板もなく、古い山名の彫られた立木一つだけがあった。石の上にデジカメを置きタイマーで記録写真を撮った(左下写真)。
避難小屋に戻って昼食を食べた。そして、笹藪こぎで摺古木山まで戻り、普通の道に戻り、2時前に出発点に戻った。

安平路山頂上(タイマー撮影) 帰りには、一般者乗入禁止で
ロープでクローズされていた

悪路の林道を車で下ると、途中でロープでクローズされていた。ただロープが結わいてあるだけだが。今朝、車が1台入ってきているので、いつ誰が張ったのかな?昨日はなかったし。

帰りは、たかもり温泉で汗を流した。そこから自宅へ送ったメールには「道中長いのでゆっくり帰ります。渋滞があるし、帰宅は10時頃かな?」と書いたのですが、やはり大渋滞があり、帰宅は11時になりました。登山口を出てから、お風呂、夕食はありますが、9時間かかりました。
安平路山の笹ヤブは京都北山を思い出させた。案内にある通り、山深い風趣が味わえました。昔はよく藪こぎをしたなと懐かしい感じがした。摺古木山も一等三角点のあるりっぱな山ですが、安平路山が二百名山でなければ、遠いので来ないだろうなという気がしました。


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