2008年11月山行記録

17.風不死岳(ふっぷしだけ、1102.5m)

風不死岳から望む噴煙をあげる樽前山(中央ドーム)
風不死岳から手前の稜線を左に歩き、写真中央左の990mPで引き返した

Date:2008年11月29日(土)、晴れ
装備:アイゼン6本爪、ストック1本
Time:
風不死岳北尾根登山口(290m)840ー1040風不死岳(1102.5m)1050ー1135(990mP)1145−1205(1040mP)1220−1240風不死岳1310−1425登山口
Notes:
北海道出張の帰りに、苫小牧で室蘭のKさんと待ち合わせ、支笏湖畔の丸駒温泉に泊まり、翌日樽前山に登ることを計画した。丸駒温泉は前から行きたいと思っていた温泉であったし、樽前山は200名山であるが七合目まで車で入れ容易に登れる山と思って計画したが、Kさんは風不死岳にも登れますというので最初は両方に登る計画であったが、28日に登山口の下見に行ったところ、道路が国道の入口から閉鎖されていて樽前山に登れないということが解った。それで北尾根から風不死岳に登り、そこから樽前山へ縦走を試みてみようということで、28日は丸駒温泉に着いた。

丸駒温泉の露天風呂(左下写真)に入ってみたが、冬場でちょっと温度が低い感じで、ほとんどの人は旅館内の内風呂と露天風呂に入っていた。外の露天風呂は支笏湖と繋がっている。
翌朝は支笏湖からの日の出に出会えた(右下写真)。湖畔側の部屋にしたので、部屋から日の出をゆっくりと堪能できた。天気は28日曇りで、29日も午後から下り坂のその合間の晴れをピッタリと捕まえることができた。

丸駒温泉旅館の露天風呂支笏湖の日の出(部屋から撮影)am6:49

下の写真は支笏湖の対岸から樽前山と風不死岳を眺めたところです。樽前山は今も噴煙をあげているので、中央ドームは立入禁止で、左の肩にある東山までと外輪山の周回コースになるが、登山口は東山から左下に下った雪線の付近にある七合目まで夏場は車で登れてすごく簡単に登れる山です。今回は、その登山口が使えないので、風不死岳北尾根からの登山になりました。

支笏湖畔から望む、樽前山(左)、風不死岳(右)、北尾根は右の尾根

左下写真の登山口から登りだし、途中で6本爪アイゼンを着け、急坂でロープのある箇所も何箇所もありかなりの急坂道を登りきると、頂上尾根に出て、下には、支笏湖が美しく、対岸に恵庭岳も眺められた。

北尾根登山道入口 頂上手前の尾根から望む支笏湖

風不死岳頂上には赤いゆれた文字で書かれた標識がただ一つあった(右下写真)。そして三等三角点は頭だけ顔を出していた。お互いの写真を撮りました(左下写真)。

風不死岳(1102.5m) 頂上標識のアップ

支笏湖のはるか向こうには富士山のような後方羊蹄山が大きく望めた。

風不死岳のKさん 後方羊蹄山を望む

一応樽前山に向かった出発した。風不死岳まではトレースがあったのですが、これより先はトレースがなく、動物の足跡などがある20〜30cmの雪道を稜線沿いに行く。やはり大分時間がかかり990mPの所で、これ以上行くと夕方4時頃の日没までに帰れなくなるので、引き返すことにした。左下写真はその990mPからの樽前山です。左肩が東山、中央がドームで、右肩が西山です。

990mPからの樽前山 縦走路で(背景は風不死岳)

下写真は二度目の風不死岳とそこから望めた恵庭岳です。

恵庭岳を望む 二度目の風不死岳

樽前山には登れなかったが、良い天気に恵まれ、樽前山はよーく眺めることができたし、山としては風不死岳の方が山らしいし、支笏湖、丸駒温泉、日の出と、今回も充実した内容でした。Kさんには苫小牧までの迎えと、千歳空港まで送っていただき、有難うございました。

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