オーストラリア大陸最高峰・コジオスコ登頂記

2009年2月9日〜16日の記録

2009年2月17日、栗本俊和(記)
参加者;7名(東京1名、神奈川1名、愛知2名、大阪3名)
男性4名、女性3名(60才以上:4名、60才以下:3名、平均年令60才少々)。
ツアーリーダ兼ガイド;谷口けい(東京)、アルパインツアーサービス

予定行程:
1.2月09日(月) 成田空港発2000(カンタス航空QF022)→
2.2月10日(火) →0750シドニー空港=ブルーマウンテンズ国立公園/スリーシスターズ周辺ハイキング=ルーラ/ヨークフェアモントリゾートホテル(泊)
3.2月11日(祝) ホテル=グランドキャニオンハイキング=ルーラ/ホテル(泊)
4.2月12日(木) ホテル=シドニー空港1255→1345キャンベラ空港=スレドボアルパインホテル(泊)
5.2月13日(金) ホテルーコジオスコ登頂(2228m)−ホテル(泊)
6.2月14日(土) スレドボ=キャンベラ空港1310→1400シドニー空港=メルキュールシドニーホテル(泊)
7.2月15日(日) ホテル=自由行動=シドニー空港2205(カンタス航空QF021)→
8.2月16日(月) →0610成田空港着

2月9日夕方、成田空港集合。大阪と愛知からの夫婦連と個人3名(内1名女性)を合わせて7名の参加者で、平均年令は60才と少しという感じ、ツアーリーダは女性トップクライマーの谷口けいさん、今回はコジオスコ以外に谷口さんとのおしゃべりが楽しみでした。

2月10日朝、シドニー空港着。外は小雨だった。先週までの熱波と打って変って、今週は気温が低く、雨の出迎えとなった。小型バスで世界遺産に登録されているブルーマウンテンズ国立公園に移動する。昼食のあと、スリーシスターズ(3つの岩が連なる奇岩群のことで、ブルーマウンテンズのシンボル)の見えるエコーポイントに向かったが、雨、霧の中、何もみえなかった。
ここから1時間半ほどのブッシュ・ウオーキングに出かける。垂直の壁に切られた遊歩道を歩き、カトウンバ川を渡り、トロッコ列車(右下写真、シーニック・レイルウエイという)の乗り場まで歩いた。まずは一面のユーカリの木に圧倒される(左下写真)。表皮がめくれた白い表面をした木が目立つ。この油の多い表皮及び葉が風によりすれて自然発火して大火災になるそうだ。現在メルボルン近郊で燃えているのもこの自然発火だそうだ(人間による発火もある)。トロッコ列車は元石炭を運ぶために作られたのを改造して観光用に作られた。最高傾斜52度の斜面を10分で元の高度約1000mの高原上に戻る。

ユーカリの木トロッコ列車

2月11日はカトウンバより少し北にあるグランド・キャニオン(左下写真)の1日ブッシュ・ウオーキング。ネアテスグレンというところまで車で移動して、Discovery Rangerの肩書きをもつガイドの案内で渓谷に降りて行く。右下写真はBanksiaという花の木の下で説明を受けているところです。

グランド・キャニオンbanksiaの木と花

昼食を挟み5時間ほどのハイキングで、Evans Lookoutという展望台のある終点に戻った。ここからは、対岸の大岸壁が望めた(右下写真)。天気が少し良くなった感じで、再度スリーシスターズを眺めにエコーポイントに向かう。

スターリリアムEvans Lookoutからの大岸壁

そのスリーシスターズがやっと姿を見せました(左下写真)。長女にあたる左の岩塔の左側面までの遊歩道があり急いで向かう。右下写真がその左岩塔の左側面です(右下写真)。

スリーシスターズスリーシスターズ、左岩塔

2月12日、今日は移動日。シドニーからキャンベラへ飛行機で、そしてバスでコジオスコの登山基地であるスレドボへ移動した。今日も小雨が降っており、特にスレドボで降っていた。
2月13日、今日はコジオスコへ登る日。しかしながら今日も小雨が続く。全員雨具を着てリフトにて登山口に上がる(左下写真)。

リフト下駅白い花

リフト上駅(1930m、9:40発)から歩きだして40分ほどのところにコジウスコ展望台があるが、雨、霧で何も見えなかった(左下写真)。但し、お花畑には花が咲いていた(右写真)。

コジウスコ展望台からは何も見えないお花畑の黄色い花

風が吹く中、トイレのあるRawson Passを過ぎると、頂上までは少しだが風が強まる。皆で揃って頂上に着いた(下写真、12時着)。帽子が飛ばないように押さえながら写真を撮ったし、皆順番にワンショットのみで少し下の風のないところで昼食にした。(気温は0〜3℃程度)

コジウスコ山頂(2228m)コジウスコ山頂

下りは各自自由に下り、リフト上駅の喫茶店で紅茶を飲んでいると、徐々に雲が取れてきた。リーダの再度コジオスコ展望台まで行きませんか?の提案に何人かで向かう。
展望台から雲の下にコジオスコ山頂が望めた(下写真)。

展望台よりコジオスコを望むリーダの谷口けいさんと

メンバーとリフトからスレドボの町を望む

2月14日、キャンベラで国会議事堂などを見学した後、飛行機でシドニーに戻る。夜は世界三大美港の1つに数えられるシドニー湾のディナークルーズ。たまたまバレンタインデーの土曜日ということもあり、船内は盛況でした。我々も数的には男女同数でペアーリングはOKでした。

シドニー行きの飛行機ディナークルーズ

2月15日、自由行動日。まず動物園と水族館に行くことになった。動物園 Wildlife World と水族館 Aquarium が隣合わせにある。

Wildlife World、コアラカンガルー

水族館、Aqarium

午後はオペラハウスの見学と市内散策で全て徒歩で廻った。オペラハウスは日本語ガイドの案内ツアーに参加した。オペラ劇場内を見学した。

シドニーオペラハウスシドニーハーバーブリッジ

感想
1.夏のオーストラリアと思っていたが、異常気象なのかどうかは解りませんが、低温と雨の1週間でした。コジオスコも想定外の天気になり、寒かったです。
2.ブルーマウンテンズの1日ハイキング、ディナークルーズに最終日の市内観光と、登山というよりは観光のウエイトの方が大きい旅でした。
3.1日早い日程でAGのツアーがリーダを入れて4名で来ていて、スレドボで同じホテルでしたが、個人的には、リーダ谷口さんとのおしゃべりを含めて、8名の今回のツアーの方が良かった(但し、料金はAGの方が安い)。


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