2009年4月山行記録

6.4月の富士山(御殿場口)

Date:2009年4月11日(土)
装備:ピッケル、アイゼン
Time:
◆4月11日(土)/快晴
御殿場口太郎坊洞門駐車場(1280m)300−525二合八勺コンクリート小屋(2090m)535−940七合五勺小屋(3100m)945−1100長田尾根分岐1110−1230御殿場口頂上−1245富士宮口頂上(3720m、昼食)1305−1345七合八勺(3240m、アイゼン脱)1355−1505二合八勺コンクリート小屋1525−1625駐車場
Notes:
五合目まで車で入れるようになる前の4月に、もう一度御殿場太郎坊から富士山に登るつもりでいた。今週はずっと好天が続いていて、週末もかなり高温の晴天なると予報されていた。
10日(金)夜に、太郎坊洞門脇に駐車して車中泊した。出発は3時、その間に車が一台来たようだ。

夜行登山といっても、今回は満月の晴天のもと、雪はなく大石小屋から二合八勺小屋まで道が一直線で伸びているのがわかる。
日の出前の薄明かりで撮った二合八勺小屋と富士山の写真が左下です。ここまで雪はまったく消えた。小屋の少し上から雪が現れる。そして、日の出は、5時19分でした(右下写真)。雲があったのか、山より少し上の位置から現れた。

二合八勺小屋と富士山 日の出

アイゼンは、二合八勺より15分ほど行ったところで着けた。左下写真はその場所から撮った双子山です。こちらも雪は消えた。
太陽が照りだし暑くなってきた。夜明け前の−1℃から10℃くらいまで上昇し、暑さのためか調子が良くなく、長袖シャツ1枚になった。やっと、鉄柵が現れたが、こちらは雪が多いようで、ほとんど埋まっています(右下写真)。

双子山、もう雪は消えている 鉄柵、上部しか見えない

宝永山のスカイラインが見える(左下写真)。宝永山は2693mですから、この位置で五合五勺です。そして、六合目から上部を眺めたのが右下写真です。右上に七合の小屋が見える。正面が富士山成就岳、ルートはその左を目指して登って行く。

宝永山を望む 富士山の大斜面、右に七合小屋

七合五勺他の雪に埋まった小屋を過ぎて、3400mの長田尾根分岐に出る(左下写真)。尾根に一人いるのが見える、この人は私が仮眠中に車で来て登って行った人です。左の沢筋の登山ルートには二人組が見える。こちらは大砂走りルートを登って行った人達です。そして、私も左沢ルートに入り、やっと雪山らしくなった雪面をアイゼンを効かせて登り、御殿場頂上の鳥居をくぐった(右下写真)。ここで長田尾根を登っていた人に会った。

長田尾根分岐 御殿場口頂上の鳥居

富士宮口の浅間神社奥宮に移動して、全景(左下写真)と記録写真をタイマーで撮影した(右下写真)。気温は−2〜−3℃で、風もなく、たくさん着ているので暖かい。

富士宮口頂上、浅間神社奥宮 富士宮口頂上で(タイマー撮影)

昼食を終えて下山に移ろうかと思ったところで、剣ケ峯から降りてきた二人組に出会い、写真のシャッタ−を押してもらった(右下写真)。今日の御殿場口からの登山者は4名と思われる。(追記、この後、むらちゃんが登って、5名でした。)

富士山剣ケ峯 富士宮口頂上で

七合八勺で暑くなりカッパ下を脱ぐときにアイゼンも外し、再度着ける時に雪の状態を見てこれならアイゼンなしで降りられそうと思ったので、アイゼンなしでここから下山した。途中からは登山靴でスケーティングの要領で降りた。その結果。大幅に時間短縮した。ちょうど夏に大砂走りを降りるように、一歩で数mの感じで、1000m以上を1時間ちょっとで降りた。

下ってきた所を振り返る 二合五勺より下の斜面


今日は甲府の最高気温が28.8℃という異常な暑さで、この五月連休を飛び越えての暑さに面くらい、装備(衣服)の調節に戸惑いがあり、暑さのためペースがあがらなかった。登りは遅すぎるし、下りは早過ぎるという、今ひとつすっきりしない山行でした。それでも、天気の方は、終日快晴というすっきりとした天気で、周囲の景色は非常に良かった。




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