2009年5月山行記録

8.神室山(かむろさん、1365.2m)

Date:2009年5月23日(土)
Time:
◆5月23日(土)/曇り→雨
西ノ又コース登山口(430m)515−650不動明王(790m)710ー820御田の神(1230m)825−900神室山(1365.2m、昼食)915−1035不動明王1045−1205西ノ又コース登山口
Notes:
山形での仕事の帰りに、神室山と栗駒山に、土、日で登る計画とした。
前泊は秋田県の秋の宮温泉郷、ネットで探した「新五郎湯」は一泊二食(朝食は弁当)で5900円と安かった。湯治客も扱うひなびた温泉で、風呂は新しくしたようだが、銭湯の感じで、宿も古いが、登山にはこれで十分。

明日の天気予報は良くなく心配だが、夜早く寝て、朝も早く起きて、おにぎり2個の弁当の内1個を食べて、朝5時に登山口に着いた(左下写真)。

西ノ又コース登山口 第一吊橋

曇りで雨はまだ降っていない。とりあえず、西ノ又コースから前神室山経由の周回コースを考えていたので、西ノ又コース登山口に車を置いた。神室山往復のみならもう少し先まで車で入れる。林道を歩き、第一吊橋(右上写真)手前から登山道となる。昨日の雨で道は濡れている。第二吊橋で左岸に渡り返しした後は、ブナ林の沢から離れた山道で、途中何ヶ所か支沢を横切る。沢に降りたところに三十三尋の滝(左下写真)があり、そのすぐ先が西ノ又渡渉点(右下写真)。

三十三尋の滝 西ノ又渡渉点

赤ペンキの矢印があるが、ここは渡れそうにないので、少し先に行くとスノーブリッジで渡れるところがあった(左下写真)。ここで渡る。ここにも矢印があり、渡ったところから尾根に登りだしている。右下写真は沢の上流を眺めたところです。

西ノ又渡渉点、スノーブリッジを渡る 西ノ又川上流を望む

少し登り、不動明王に着く。ここで残りの1個のおにぎりを食べた。ここから急坂が始まる、胸突八丁の表示が途中にある。
1140m付近、ちょうど雲に入るところで雪の斜面が現われ、道が寸断されている(左下写真)。霧雨が降り出しており、カッパを着る。この雪面は真っ直ぐ上に登ったところに道が出てきた。一旦尾根に上がったところで、また雪面があらわ道が寸断されている。ここは枝谷地形を示していて、地図でも右にカーブする所であり、道探しに悩むところ。とりあえず、上に登り、雪面がなくなるところで、右にトラバースしながら道の出口を探す。やっと探し出せ、御田の神に着き、一安心した。

その先は稜線歩きになり、風が強く吹くようになり、前神室山への分岐点(右下写真)に着いた。写真では道標が傾いているが、揺れてる草木にカメラを合わせたためかと思う。
第一雪面 前神室山への分岐点

そこから15分ほどで神室山頂に着いた(下写真)。三角点の隣に、神室山、神室神と書かれた石碑がいくつか残っている(左下写真)。ガスっていて展望は効かない、避難小屋も見えない。パン1個を急ぎ食べた。

神室山(1365.2m) 神室山頂

雨が本格的に降り出し、急ぎ下る。風雨強く前神室山コースはあきらめ、来た道を引き返すことにする。第二雪面で寸断された下の道を探し出せて安全地帯に入れた。
今日はだれも登山者がいないのだろうと思っていたのだが、この後、何組かのパーティに出会った。私の出発が早かったためだが、そのお蔭で登りは雨なしで登れた。雨が本格的に降り出したのは9時以降です。

下山後、栗駒山荘に向かい宿泊した。ここはホテルのような温泉で、良い温泉でした。洋室シングルの部屋があり料金も倍程度。標高1100mほどにあり、霧雨が終日降っており、視界は全然利かない。24日も同じ天気で、栗駒山登山は中止して、東京に戻った。もう一度改めて天気の良い日に来なさいという神様の声がしました。


トップへ戻る