2009年6月山行記録

9.6月の富士山

Date:2009年6月14日(日)、曇り
Time:
富士宮口新五合目(2400m)520ー615新七合目(2790m)620−650七合目(3030m)655−805九合目万年雪山荘(3410m)810−930富士宮口頂上(3720m)950−1020八合目(3230m、昼食)1040−1130新五合目駐車場
(d=往復267km)
Notes:
一週間前の7日に富士山に登り、噴火口のお釜に降りている人のブログを見て、急に自分もお釜に降りてみたいと思った。この土日の天気は梅雨期の特徴的な曇りと一時雨の予報で、日曜日に登ることにした。

富士宮口五合目に車中泊したが、明け方の天気は曇りで風が強かった。余り期待できないが、とりあえず出発する。

富士宮口五合目登山道入口 富士山表口五合目2400mの標示

左下写真、いつも最後まで雪の残る新七合手前の雪渓です。新七合から上の登山道には雪はない。右下写真は七合目から上の登山道で所々に残雪が見られる。

新七合小屋(真中)と手前の雪面 七合目(3030m)より上の登山道
所々に残雪

九合目出発時はまだアイゼンをつけなかったが、そのすぐ上で六本歯アイゼンを着けた。そこから上はずっと雪道で、雪はゆるくてアイゼンがないと潜るし、滑る。最後、ペースがダウンして、二人パーティに抜かれて頂上に着いた。
剣が峰を目指し出発したが、ガスが深くて頂上が見えないだけでなく、帰り道を見失う恐れがあり止めた。写真も近くからでないと写らないので鳥居の所で押してもらった。浅間大社奥宮は写らない。灯篭もほぼ埋まっており残雪は2〜3mある感じです(左下写真)。右下写真は富士館前の二人パーティー、3時間で登ったそうで、すごく早い人でした。何も見えない状況ではお釜の中に降りるなど考えられないことで、下山するしかない(気温−4℃)。

富士宮口頂上(3720m)、浅間大社鳥居 富士館前二人パーティー

九合五勺はまだガスが深かったが、登ってくる人は大勢いた。そのすぐ下あたりから少し見えるようになり、シリセードで滑ることにした。あっという間に二人パーティーを追い抜き八合目に着き、軽くパンを食べた。八合目からも登山道を外れて、シリセードで一気に下る。七合目のブル道で雪渓が遮断されている。ここから上を見たのが左下写真、滑ってきた斜面です。ブル道を山小屋方向に行った所からまたシリセードで一気に新七合(2790m)まで下る。右下写真の右側の雪渓の末端まで滑った。左の雪渓が新七合手前の雪渓で登山者が見える。結局、3500mから約700mをシリセードで滑ったことになる。今回のメインイベントでした。

七合(3030m)より上の雪渓 六合(2600m)より上の雪渓

富士宮口五合目、車、観光客が多い 富士宮口五合目より富士山を望む

12時前に五合目を出発したので、高速の渋滞はまったくなくスムーズに帰宅できた。6時間で富士山を往復したのは今までの最短で、やはりトレーニングとしては最適の場所です。
今年は残雪が例年になく多く、登山としては楽しめる。7月の一般登山者が来る前に、果たせなかった目的のためにも、今月中に天気の良い日を見計らって再度登ることにしよう。


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