2010年4月山行記録

9.高原山、釈迦ヶ岳(1794.9m)、鶏頂山(1765m)

Time:
◆4月25日(日)/晴れ
鶏頂山荘前駐車場(1290m)620−655リフト終点跡(1470m)700−720弁天沼(1510m)725−750稜線分岐(1645m)755−820鶏頂山(1765m)830−935高原山、釈迦ヶ岳(1794.9m、昼食)1005−1040稜線分岐1045−1110リフト跡終点跡1115−1140鶏頂山荘前駐車場
(d=往復369km)
Notes:
栃木県にある高原山の登山口まで車で3時間ほどかかるので、前夜に走って登山口で車中泊した。そして、朝の展望を楽しみたいと考えた。

日塩もみじラインの登山口は、赤い鳥居のある西口登山道と、白い鳥居から入る鶏頂山荘登山口の2つあるが、鶏頂山荘前に駐車した(左下写真)。スキー場は閉鎖されているので、鶏頂山荘も廃屋同然、まったく寂れたものである。前夜は2〜3箇所ある広い駐車場を探し回って鶏頂山荘前に着いた。今日は車は1台もいない。
前夜は冷え込んだので、ゆっくりと起床して出発した。登山道はスキー場入り口からすぐに左のゲレンデ跡を枯木沼へ向う(右下写真)。

鶏頂山荘前駐車場 登山口、枯木沼へは左に向う

20分ほどで枯木沼の湿原に着く(左下写真)。木道の真ん中で90°右に折れ、再度ゲレンデ跡の雪道を行くと(右下写真)、リフト終点跡に着き、視界が開ける。

枯木沼 スキー場跡は残雪が多い

一度下って、大沼入口を過ぎまもなくすると弁天沼に着く(左下写真)。ここには社が祭られている。道は二分すると案内にはあるが、トレースは一つしかなくその道を行くと稜線の分岐に出た(右下写真)。鶏頂山へ通じる道であったので、先に鶏頂山に登る。

弁天沼から鶏頂山を望む 稜線分岐からの鶏頂山

鶏頂山には神社が建ち、その裏に頂上の標識があった(左下写真)。「奉誌記」という解説板を読むと、この山は1700年前に開山された霊山であり、開山の折、金の鶏が道を導いたため別名「金鶏山」というそうである。

鶏頂山頂(右、神社裏) 稜線から望む釈迦ヶ岳

釈迦ヶ岳へは分岐まで戻り、稜線通しに登り下りし、最後のコルから急登を登れば到着する。かなり道は雪が凍っていたが、今回は軽アイゼンもストックも置いてきたので、そのまま登った。
頂上の見晴らしは良い。一等三角点がある(右下写真)。高原山という名称は、釈迦ヶ岳、鶏頂山などを含む総称とのことであるが、一等三角点の点名「高原山」、山名「高原山(釈迦ヶ岳)」であり、鶏頂山を高原山としている案内本もあるが、主峰釈迦ヶ岳を高原山というべきであろう。

釈迦ヶ岳(1794.9m) 釈迦ヶ岳山頂の一等三角点

頂上からの展望は、左から男体山、女峰山、白根山、至仏山、会津駒ヶ岳と続く(下写真)。三つの頭に見えるのが女峰山、その右には太郎山も見えている。白根山は真っ白です。

左から男体山、女峰山、白根山を望む 頂上の釈迦如来像

下写真で、至仏山は鶏頂山の右後ろ、そしてその右の白く長い稜線が会津駒ヶ岳です。

鶏頂山を望む(背景は左から白根山、至仏山、会津駒)

昼前に登山口に下山した。

白い山の望める展望に恵まれた晴天の日は、山登りには最適です。このところ、天気不順で、なかなか展望に恵まれなかったから特にそう思えた。今日は釈迦ヶ岳頂上で2人の単独行者に会ったのと、後は下山時に10人位のツアー登山者に出会っただけの静かな山でした。


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