2010年5月山行記録11.岩菅山(2295.0m) | ||||||||||||||||||||
Time: ◆5月22日(土)/薄曇り 一ノ瀬聖平の駐車スペース(1535m)510−540アライタ沢出合(1660m)545−755ノッキリの頭(2100m)810−855岩菅山(2295m、昼食)935−1000ノッキリの頭1005−1125アライタ沢1130−1155駐車スペース (d=白砂山と併せて、往復519km) | ||||||||||||||||||||
Notes: 21日、白砂山下山後、草津温泉からのドライブは夕暮れ時で、まだ白根山が薄っすらと望めた。夕日と星空を眺めつつ、一ノ瀬の聖平にある登山口に着いた。 21時頃に2人が山から下りてきた。今頃下山してきたのですか?と尋ねたら、宿泊したご夫妻がまだ下山できず、捜索しにきたが見つからないので、明朝までそこを動かないでと携帯電話で話したとのことだった。 明朝の救助活動かなと思って寝ていたら、22時頃に10数名の救助隊とパトカーがやって来て、これから遭難救助に向うという。そして、2〜3時頃に救出されて戻ってきた。ノッキリからの下山ルートが雪で分からなかったそうです。明日は注意して登る必要がある。 22日朝、下写真、登山口にはまだ雪があります。小三郎小屋跡への登りと用水路沿いの平坦な道は、ほとんど雪が消えている。
武右衛門沢あたりから残雪が出だして、アライタ沢に着く(下写真)。
急な雪の坂を登ると、平坦な雪のない道になる。そしてまた尾根に取り付く。1900m付近から残雪が出始める(左下写真)。急な樹木の中の雪面は道がわからなくなる。雪面に赤○印が描かれているが、これが登山道でないためにどちらに行っているのか探し出すのに苦労する。赤○印のない所へ行くと、結局ブッシュに当り通行不能になるので、なんとしても赤○印を探せねばならない。かなり時間かかって、ノッキリの頭にやっと抜け出し登山道に出合い、安心できた(右上写真)。結局この時期のルートはトラバースしてノッキリへは出られず、直上してノッキリの頭へ抜けている。それは後から解ったことではあるが。
ノッキリ付近は雪面が続く。ノッキリから下山している足跡があったが、これが昨日のご夫妻のであろう。そして下山できなかった理由が理解できた。 稜線を登りだすと残雪も消え、右(東)方向に昨日登った白砂山が同じ高度に見えてきた(左下写真)。一登りして、岩菅山の山頂に着いた(右下写真)。
岩菅山には一等三角点が置かれている(左下写真)。また、岩菅山大権現を祀った碑があり、一歩下がったところに避難小屋もあるが、屋根近くまでまだ残雪に覆われていた(右下写真)。
下山しようとした時に、後続の最初のご夫妻が登ってきた。今日は土曜日だし、この後続々と登ってくるそうで、帰りのトレースについては心配がなくなった。 12時前に車のところに下山した。 トレース作りに苦労した。一時は登れないかも?と心配したが、後から考えると、これぞ登山の醍醐味と楽しい思い出に変わる。赤○印が見つからなければ、また必ず前の印まで戻って別方向に再出発する。 遭難したご夫妻は、東館山から登り聖平への下山を選んだそうですが、この時期まだ夏道の通れない所があるので、ピストン登山が無難です。 |