2010年10月山行記録

19.鳥甲山(2037.6m)

Time:
◆10月17日(日)/曇り時々晴れ
和山登山口(1020m)603−656万仏岩−707展望の良い岩棚(1530m)−815白クラの頭(1944m)821−923鳥甲山(2037.6m)1000−1125屋敷下降点(1460m)1130−1240屋敷登山口1248−1357和山登山口
(d=往復491km)
Notes:
紅葉見物を兼ねて秋山郷にある鳥甲山に出かけた。この付近の二百名山に、今年、白砂山、岩菅山、佐武流山と登ってきたが、残っていた山です。
前夜に車で和山登山口まで来て車中泊した。前回佐武流山の帰りに見た時は広い駐車場であったが、今回は工事資材置場に使用され狭くなている(下部の駐車場写真参照)。車は1台もいない。ムジナ平の水をここまで引いてきたのであろう、良い水場がある。鳥甲山には二つの登山口があり、屋敷から登るのがやさしい一般ルート、和山からのルートは男性的なスリルに富んだコースと言われている。

出発予定の6時前に2台のバスが着いて、団体のツアーグループが登って行ったすぐ後を登ることになった。2グループで30〜40人位。最初から急登が始まり、団体は抜かし、最初のピークに6時50分くらいに着いた。そしてすぐに万仏岩に出会う。15mほどの切れた岩肌に不安定な鉄ハシゴ(上部だけ固定、下部はぶら下がっている)と左のリッジに鎖があり、鎖を伝って登る(下写真)。本日の核心部と思われるので、楽しんで登ろう。

万仏岩 万仏岩拡大

万仏岩の上の小ピークには休憩に良い岩棚があり、展望も良い。紅葉を眺めながら滑り易い急坂を登る。前日に雨でも降ったのか、草木の葉が濡れていてシャツが濡れる。白クラの頭は標示柱があるだけのピークという感じのしない場所です。屋敷側の赤クラの崩壊箇所が望める(右下写真)。

紅葉の尾根 赤クラを望む

核心部と言われたカミソリの刃は、道が整備され鎖が随所に設置されたためか、それほどでもない。しかし、つい先日ここで滑落による死亡事故が発生している。右下写真は、一番最後にあった両側が切れた場所、岩肌が崩れ易そうです。

鳥甲山が望める カミソリの刃の最終箇所

あと一登りで白砂分岐で、そこから5分で鳥甲山に着く(左下写真)。二等三角点があるが、頂上は狭い。ほぼ同時に着いた4〜5人と話をしながら昼食にする。今日の展望は良くて、火打、妙高から槍、穂高まで見えている。そして、岩菅山、佐武流山はもちろん。
同じルートを下降するつもりでいたが、次の点で屋敷へ下降することにした。@大勢の団体ツアーとカミソリの刃ですれ違うのを避ける。A予定よりかなり早く着いたので時間が余り、屋敷登山口からの平凡な舗装された林道歩きも紅葉を見ながら良しとする。B濡れている急坂、岩稜の下りは滑りやすい。

鳥甲山(2037.6m)頂上 頂上を振り返る

屋敷への下山路は気分の良い見晴らしの良い尾根歩きで、振り返れば鳥甲山山頂が望める(右上写真)。赤クラの壁を見下ろすノゾキなどを過ぎて、突然、大キノコ群に出会った(左下写真)。屋敷登山口に下山し、舗装道路を1時間少々歩いて和山登山口に戻った(右下写真)。

大キノコ群 登山口の駐車場に戻る

帰りには、今回は、切明リバーサイドハウスの風呂に入った(前回は、雄川閣)。この時間、だれも入浴客はいないので、露天風呂の写真も撮れました。

切明リバーサイドハウス 露天風呂

上り:3時間20分、下り:2時間40分、会わせて、6時間、舗装道:1時間10分でした。案内本では、上り:5時間、下り:3時間50分と過大に見てます。鳥甲山は想像以上に頂上は近かった。逆に、佐武流山の時は遠く感じた。


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