2010年11月山行記録

21.新雪の有明山(2268.3m)

Time:
◆11月3日(祝)/小雪後曇り時々晴れ
有明荘登山口(1390m)700−805四合目(1830m)810−945八合目(2170m)950−1020有明山北岳−有明山中岳(2268.3m)1030−1035有明山北岳(昼食)1115−1138八合目1143−1317四合目1325−1350三段の滝分岐−1410駐車場
(d=往復505km)
Notes:
2日夜、梓川SAで車中泊、3日早朝中房温泉方面へ周囲の紅葉を楽しみながら車を進める。有明荘少し先の公共駐車場を眺めてから、有明荘裏手の駐車場に車を停めた(右下写真)。

小雪がチラついていて寒く、登山口(右下写真)を確認してから、カッパ上下を着て出発した。

有明荘裏駐車場 登山口

三段の滝分岐を通過してから急坂になる。1時間少々で四合目に着く。四合目と書かれた石標で休憩する(左下写真)。そして次に岩場のトラバースが出てくる(右下写真)。これらはすべてネットで読み見ていたので雪道の中一人だが予想し確認できるので楽に通過できる。岩場はボルト3本を足場にして通過する。

四合目(1830m) 岩場のトラバース

登山道脇の岩から下がったツララ(左下写真)は見事だった。これはネットには無かったが(夏の記録のため)。
次の目標の八合目の石標(右下写真)までは長かった。四合目は稜線上だが、その上から右にトラバース気味に支沢を横切りながら登るので、上り下りに岩場、急坂がある。ノートレースの雪道で赤テープを捜し確認しながら登る。

登山道脇のツララ 八合目の石標(2170m)

八合目のすぐ先で主稜線に出て、30分ほどで有明山北岳に着く。鳥居(金属製で避雷針の役目も負っているとのこと)と有明山神社の奥社の祠がある(下写真)。やっと晴れ間が出てきたが、燕岳は雲の中で見えない。

有明山北岳の鳥居 有明山神社の奥社

祠の裏から5分ほど行くと中岳に着く。ここには二等三角点があり、有明山の本当の頂上と言える。その先に南岳が見えているが雪で道は分からない。三角点と記録写真(三角点にカメラを置いて)を撮って(下写真)、ここは狭いのですぐに北岳に戻り、祠の所(右上写真)で昼食とする。パン1個に、480mlのテルモスのお湯で、みそ汁一杯とコーヒ一杯です。手元の温度計は、八合目下付近で−8℃だったのが、太陽に当って+5℃まで上がり、ゆっくりと昼食が摂れた。それにしても誰も来ないのかなーと思った。

有明山中岳、二等三角点(赤い石) 有明山中岳(2268.3m)で、背景は南岳

頂上から15分ほど下がったところで男性1名に出会った。そして、八合目付近まで下ると、常念岳の雲が取れて、横通岳東尾根の向こうに常念岳の雪山の姿が高く望めた(下写真)。

常念岳(中央)、横通岳(右)

三段の滝分岐から滝の方に向い、三段の滝、たる沢の滝を見物した(下写真)。一見の価値はある。そしてすぐ下の第2駐車場に出た。

三段の滝 たる沢の滝

有明温泉のヒノキの香り漂う内湯と露天風呂に浸かって、今日一日の疲れを癒した。
帰り道の有明交差点にあるコンビニの前から有明山の写真を撮った(右下写真)。その形から安曇富士とか信濃富士とか言われているそうです。

有明温泉有明荘 有明山を振り返る

11月上旬にしては、登山口から雪があり、雪が多いと思った(新雪5〜10cm)。だがまだ凍っていないので、登りは特に夏と変わらないように登れた。しかし下りは、滑って足を打ったりするのがイヤで(左足がまだよろしくない)、四合目まではゆっくりと下山した。
その結果、上り、3時間20分、下り、2時間45分(真っ直ぐ有明荘に降りたとして)でした。静かな新雪のノートレースルートを登って意外な儲け物をした感じでした。靴、服装の汚れもないし、その上、温泉と紅葉も味わえて。
高速は往復共に1000円高速が利用できました。東京からは正確には、往き:1600円、帰り:1400円です。帰りはいつもの小仏トンネルから始まる渋滞が1時間ほどありました。


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