2011年2月山行記録

4.御在所岳

Time:
◆2月10日(木)/曇り一時晴れ
鈴鹿スカイラインゲート(320m)835−910御在所山の家登山口(520m)918−1115山上レストラン横分岐点(1150m)−1130御在所岳頂上(1211.95m、昼食)1155−1255六合目キレット(900m)1300−1347山の家−1415ゲート
Notes:
愛知県内に用事があり、その帰りに御在所岳に行くことにした。ロープウエイに乗れば頂上まですぐに登れる山なので、わざわざ雪を求めて2月の御在所を下から登ることにした。
御在所山の家まで477号鈴鹿スカイラインで入れるものと思っていたが、ずっと手前の鳥居道山キャンプ場を過ぎた所でゲート閉鎖されていた(左下写真)。

舗装された道路を30分ほど歩くと山の家に着いたが(右下写真)、そのすぐ手前に湯ノ山温泉側から登ってくる道があり、駐車場に車が4〜5台駐車していて登山者がいた。

鈴鹿スカイラインのゲート閉鎖 御在所山の家

一般的には中道が登られているようだが、マイナーな一ノ谷新道を登る。昔のトレースはあるが、今日のトレースはない。途中から急坂になり雪がチラチラと降りだし、積雪量も増えてくる(左下写真)。6本歯の軽アイゼンを着ける。1000mを過ぎてロープウエイ駅の建物が見え出すと尾根上に飛び出す。そこは短いスキー場(というか滑り台)になっている(右下写真)。

かなり積雪量が増えてきた スキー場横に飛び出す
右上の建物はロープウエイ山上駅

山上レストランの前を通り15分ほどで御在所岳の頂上に着く(下写真)。リフトがすぐそこまで来ていて、ロープウエイとリフトを乗り継いできた観光客が何人かいる。そして一等三角点と書かれた大きい看板がある。

御在所岳一等三角点の大きい看板 御在所岳頂上で(1211.95m)

皆な頂上からの景色を写真に撮っているが、天気が崩れる前の曇りの天気であまり良い写真にはならない。気温は−10℃ほど。昼食を簡単に済ませて、来た道を戻る。山上レストランの所からはロープウエイ駅方向に向い、中道に入る。

頂上からの雪景色 ロープウエイ山上駅側から御在所岳を見返す

こちらの道は急坂は変わらないが、登山者で道ははっきりとしている。そして途中、九合目、八合目と表示があり、いろんな岩の景色と伊勢湾が眺められ、また横を通るロープウエイもずっと見れるという誠に良きコースで、皆がここを登るのが理解できる。一ノ谷新道とは随分違う。でも、誰もいない道を探しながら登るのが、また山の醍醐味です。

岩稜の向こうに伊勢湾を望む 六合目キレットからロープウエイを望む

キレットの下の所から若者と一緒に下った。芸大出たのに療術師(腰痛)をやっているという変わった経歴の持ち主。上石神井の寮に居たことがあるというので話が合い、車のところまで一緒に下山した。

御在所岳の標高は、「昭文社200名山」本に1212mとあり、頂上の看板も1211.95mとなっているので1212mで良いと思ったが、昭文社ガイド地図(昭和59年発行)には1209.8mとなっている。同じ昭文社なのに標高が違う。調べてみると、国土地理院の一等三角点 点名 御在所山は1209.75mである。古い20万分の一地図も1210mとなっている。
これは、「この三角点モニュメントを造る時に元の三角点は一度撤去され、造成した場所に三角点を置いたため2m高くなったのでは?」というのが私の推測です。


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