2011年3月

栗本格齋「津和野百景図」展

Date:第T期:2010年11月25日〜12月26日、第U期:2011年2月11日〜4月4日
Place:津和野町郷土館1階展示室
Notes:
3月18〜19日に島根県の津和野に行った。目的は、表題の栗本格齋「津和野百景図」展を見るためである。栗本格齋は曾祖父にあたる。栗本家は江戸時代は津和野の藩士であり、家は森鴎外と隣近所であった。明治に入り格齋の子供達(祖父達)は京都に出て、西陣織の紋意匠業を行っていた。
この度、津和野町が新町発足5周年記念事業として、「津和野百景図」を初めて展示することになった。これらに関する調査・研究はまだ始まったばかりと書かれている。展示の案内文をここに転記する。
「江戸末期の津和野藩の様子を、「津和野百景図」としてまとめた栗本格齋。御数奇屋番として藩主に仕え、絵は狩野派に学んだ。晩年京都で過ごし、津和野の栄えし時代の名所や風俗、生活文化を克明に記録した。今ここにその全容を明らかにし、未来の津和野のあり方を考える。」
百枚の絵の中から何枚かを転写した。

17.祇園会鷺舞35.鷲原八幡宮その他


36.鷲原のやつさ(流鏑馬)37.鷲原愛宕神社の大杉


「津和野百景図」本中の「栗本格齋の略歴」


津和野郷土館の門現在の鷲原八幡宮


津和野には他に森鴎外記念館、安野光雅美術館などがある。どちらも今回はじめて訪問した。前回訪れた20年ほど前にはなかった。町は大きく変わってきているのを感じた。森鴎外は来年生誕150周年で記念展が開催されるそうだし、安野光雅さんは先日、日本経済新聞の「私の履歴書」に登場した。

森鴎外記念館のパンフレット表紙、安野光雅美術館のパンフレット表紙


私的なこと、山以外のことは、HPには載せないつもりでいたが、この内容は、記録しておく務めがあると思えた。


トップへ戻る