2011年4月山行記録7.杣添尾根より赤岳、横岳 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Time: ◆4月21日(木)/晴れ 杣添登山口(1755m)530−600貯水池登山道入口(1870m)610−1035三叉峰(2825m)1050−1105横岳(奥ノ院)(2829m)1110−1225地蔵尾根分岐(2715m)1230−1325赤岳(2899.2m)1330−1500三叉峰1505−1735杣添登山口 (d=往復354km) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Notes: 杣添尾根はまだ登ってなかった。雪の杣添尾根から赤岳、横岳をめざすが、雪の状態によっては時間がかりそうだ。 前夜登山口駐車場で車中泊、出発は5時半。雪は登山口からずっとある(左下写真)。別荘地の間を抜けて登っていくと、あずまやと貯水池のある登山道入口に着く(右下写真)。ここまで30分ほどかかる。
ここから本格的な登山に入る。トレースはあるが、途中で傾斜のきつくなったところでアイゼンを着ける。中間点を過ぎ枯木帯に入り、2500m付近からトレースが消える。湿っぽい雪で20〜30cmほど潜るようになり、雪がダンゴでアイゼンに着き登りにくくなりスピードが急に落ちる。2580mで稜線に出ると赤岳が見えてくる(左下写真)。また正面には三叉峰、右へ横岳が続く(右下写真)。
予想外に5時間もかかって三叉峰、主稜線の縦走道に着いた(左下写真)。赤岳まで行けないかもしれないと思い、まず横岳に向う。主稜線は歩き易く15分ほどで横岳に着く(右下写真)。
今日は天気に恵まれ景色は最高に良い。南方向には赤岳、阿弥陀岳、そして南アルプスが、北には硫黄岳他が望める(下写真)。
引き返して三叉峰、石尊峰までは平凡な雪道、石尊峰の先の鉾岳は諏訪側を巻くが、鎖場が断続し、鎖のないトラバース道が少々気味悪い(左下写真)。登り返して日ノ岳からは赤岳が近い(右下写真)。
日ノ岳の下りも急な雪面などあり核心部の通過は注意を用した。ここで単独行者に会い以後はトレースあり。やっと抜けて地蔵尾根分岐を経て、急いで赤岳に登った。頂上に着いたのは、1時を過ぎていた。
頂上小屋は当然閉まっていたが、開いていると思っていた赤岳天望荘(右下写真)には、東日本大震災などのことが書かれた休業中の掲示があり閉鎖されていた。
赤岳からは来た道を三叉峰まで引き返す。自分のトレースがあり、雪も柔らかいので問題はないが、日ノ岳へ向けてのいやらしそうな雪面が望める(下写真)。
三叉峰には3時に着き、杣添尾根を下る。5時半に登山口に戻った。ちょうど12時間でした。
杣添尾根は予想外に時間がかかったが、ノートレースの横岳の主稜線を通過して、赤岳、横岳の両方の登れたことは目的を果たせて満足感があります。午後まで天気が良かったことが大きいです。 |