2011年5月山行記録

8.池口岳(2392m)

Time:
◆5月20日(金)/晴れ
登山口(1060m)450−540面切平(1410m)545−700黒薙の頭(1837.5m)710−810ザラ薙平テント場(1920m)820−920ヤセ尾根(2156m)930−1020池口岳(2392m、昼食)1100−1225ザラ薙平1235−1340黒薙の頭1345−1530登山口
(d=往復603km)
Notes:
池口岳は南アルプスの最南峰、光岳の南西にある双耳峰で、深南部に含まれる山です。麓からはあまり見えない。二百名山。
前日午後自宅を出、中央高速駒ケ岳SAで夕食、松川ICから矢筈トンネルを抜けて上村へ入り、昔の南信濃村(今は町村合併で飯田市南信濃)大島まで走り、池口へ向う林道へ入る。ルートを事前に十分調べておいたので間違うことなく池口岳登山口に着いた。登山口にはトイレもあり、車は5〜6台は停められそうです。平日なのでだれも来ないだろうから登山口のすぐ際に駐車した(左下写真)。簡単なテーブル、イスあり。

5時前の出発となったが、すでに十分明るい。雪が少なそうなので、軽アイゼンもスパッツも置いていく。

登山口 黒薙の頭、三等三角点

面切平を順調にすぎ、黒薙を右に見た後、黒薙の頭に着く。標識など何もなく、ポツンと三角点のみある(右上写真)。

池口岳を望む(下山時撮影) ザラ薙平のテント場

ザラ薙平のテント場には小さな標識がある。その前後に池口岳が望めた。左上写真、北峰の奥に南峰も見えている。左下写真はザラ薙の崩壊地。
南アルプスは雪が溶けているのに、中央アルプスはまだ白い(右下写真)。

ザラ薙(下山時撮影) 中央アルプスは雪が多い

加加森山ジャンクションの標識付近(2300m)から残雪が現われる。山頂直下のガレ場を右に見て、残雪を一登りで池口岳に着く。

加加森山ジャンクションの標識 山頂直下のガレ場

山頂直下の残雪 池口岳(2392m)

頂上には「大井川源流部原生自然環境保全地域」の看板が大きく(右上写真)、頂上の標識は、古い小さな木版のみ(左下写真)。そして、珍しく四等三角点がある(右下写真)。1kmと離れていない南峰に三等三角点があるためであろう。

池口岳の標識 池口岳の四等三角点

頂上からの眺望は良くないが、一登りする前の残雪の場所からは眺望が良い。加加森山の左に、聖岳、そして奥に赤石岳が望めるが、中央アルプスのように真っ白でなく、沢筋のみ白い(左下写真)。加加森山の右に、奥に上河内岳、そして手前に光岳が望める(右下写真)。

中央奥:赤石岳、右:聖岳 左奥:上河内岳、右:光岳

下りは同じ道を戻って、予定より早く3時半に登山口に戻った。登り5時間半、下り4時間半、合計ちょうど10時間でした。

和田にある日帰り温泉「遠山温泉郷かぐらの湯」に浸かって汗を流して、帰路についた。こんなところに、全国でも珍しい42.5℃の塩化物温泉(しょっぱい温泉)があることに驚いた。からだの芯から温まる感じがする。大鹿村の鹿塩温泉にもつながる断層帯が影響しているのだろう。

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