2011年6月山行記録

9.富士山剣ヶ峯(3775.6m)、白山岳(3756.4m)

Date:2011年6月4日(土)、晴れ、下は曇り
Time:
富士宮口新五合目(2390m)620ー828八合目(3230m、アイゼン着)840−1015富士宮頂上(3710m)1020−1035剣ヶ峯頂上(3775.6m、昼食)1120−1150白山岳(3756m)−1220荒巻1245−1300富士宮頂上1315−1400六合目(2605m)1415−1430富士宮口新五合目
(d=往復267km)
Notes:
ほぼ1年ぶりの富士山、水ヶ塚公園からの富士山が美しい。八合目から上はまだ残雪に被われている。宝永火口がデカイ。天気は晴れ。

水ヶ塚公園からの富士山

富士宮口新五合目駐車場に6時過ぎに着いた。登山者よりスキーヤ、ボーダの方が多い。少し登った宝永山荘のところからは、愛鷹山や箱根の山々が雲海の中に見える。

雲海の中の箱根の山々 愛鷹山、後ろは伊豆天城山

八合目から上は雪があり、アイゼンを着けて登山道でなく雪面を登ることにする。30分で九合目万年雪山荘に着く。雪はザラメ雪だが軟らかい。

九合目万年雪山荘 九合目から上を望む

9.5合目から最後の登りで、富士宮頂上入り口の鳥居をくぐり、浅間大社前に着く。

9.5合目からの最後の登り 富士宮頂上入口の鳥居

テントが一張り張られている。高所順化トレーニングなのだろう。

富士宮頂上浅間大社、テント一張 剣ヶ峯を望む

すぐに剣ヶ峯に向う。剣ヶ峯頂上には先客が2〜3名いた。パンを食べている間にも何名か登ってきた。さて今日須走りから登り富士宮に降りて2登すると書いていたやまちゃんはどおしたかな?と考えて見る。4時半に出たなら10時頃までには富士宮頂上にくるはずだが会わなかった。まわりの人達に聞いてみるが、やはりよく分からなかった。お鉢めぐりをしていれば、そのうちに顔を会わせることもあろうかと思い、白山岳に向う。

剣ヶ峯頂上(3775.6m) これから登る白山岳

お鉢めぐりといっても通常のルートは白山岳には寄らない。一旦下がったところから登り返すのだが(右上写真の雪面)、雪の山稜を好きなように歩けるのが実に楽しい。この時期だけに許される楽しみである。稜線に出たところから南アルプスの各山々が一望のもとに望める。

南ア、聖、赤石、荒川岳(左から) 南ア、北岳他

白山岳が近づき、釈迦の割石の岩場もまぢかに見えてくる。岩稜があるので一般ルートにならない。白山岳に着くと風が強く、休憩する状況でなく、右下の写真一枚を撮ってすぐに下山する。その点、いつも思うのだが、剣ヶ峯は測候所の建物の蔭になり風がこないのでありがたい。

白山岳を近くに望む 白山岳三角点(3756.4m)

吉田口の頂上に来て下をのぞくと、吉田登山道の雪面には登山者の行列。

吉田頂上目指しての登山者 吉田頂上の碑

伊豆岳を過ぎ、荒巻(成就岳とのコル)までくると、3人のスキーヤとボーダが滑降の準備をしていた。ここは、むらちゃんが滑ったのを読んでいたので、滑るのを見ようと休憩することにした。もう急ぐ必要もないので、どこで休憩するのも一緒。
そして、やまちゃんの話をしていたら、何とその時やまちゃんが現われた。きょうこさんと一緒、2登はやめて須走りからの1登で、剣ヶ峯から下山するところだった。うまい具合に会えたものです。

やまちゃんときょうこさんのツーショット スキーヤ、滑降準備

滑降の写真を撮ったが、安いデジカメではこの程度しか写らないのが残念です。ボーダの滑りがすごく格好よかった。

スキー滑降 ボーダ,かっこいい

御殿場頂上もまだかなり雪が残っている。鳥居もなつかしい。噴火口の垂直の壁と白山岳がよく似合っている。

御殿場頂上の鳥居 御殿場頂上、噴火口と白山岳

富士宮頂上に戻ってきた。浅間大社もまだ屋根のところまで雪がある。

浅間神社の向こうに剣ヶ峯 三島岳と富士館

下山はシリセード主体になるので、アイゼンはここで外した。最初の岩混じり帯をすぎ、雪面を少し下ってからシリセードに入った。傾斜がゆるくなるとスピードが落ちとまるようになり、何回か滑って八合目まで降りた。そして、小さな岩稜を越え、別の雪面を七合目まで滑った。自分の滑っている写真は撮れないので、写真がないのが残念です。六合目でカッパ上下などを脱いだが、ここで時計を見たら14時ちょうどで、45分で1100m降りたことになる。

富士山を楽しむのはこの時期が一番よいと自分には思える。雪の上を自由に歩けるし、下山は1時間少しですみ足に負担がかからないし楽ちんです。
今回は、やまちゃんにも会えたし、頂上には3時間滞在したし、風は少し出てきたが天気のよいのは何よりです。


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