2011年6月山行記録

10.上河内岳(2803.0m)

Time:
◆6月14日(火)/曇り時々晴れ
畑薙第一ダム先沼平ゲート(940m)1020−1055畑薙大吊橋(960m)1100−1127ヤレヤレ峠1130−1225ウソッコ沢小屋(1170m、昼食)1245−1410横窪沢小屋(1610m)1420−1705茶臼小屋泊(2400m)
◆6月15日(水)/曇り時々晴れ
茶臼小屋510−645上河内岳(2803m)655−805茶臼小屋(昼食)900−1015横窪沢小屋1030−1120ウソッコ沢小屋1130−1330畑薙第一ダム先沼平ゲート
(d=往復513km)
Notes:
14日早朝に東京を出発して、東名清水ICから大井川の上流にある畑薙第一ダム(左下写真)先の沼平ゲートの駐車場(右下写真)に着いたのは、ちょうど10時だった。ナビが富士見峠越えルートでなく、国道362号経由を指示したため静岡で渋滞にもつかまり30分ほどロスした感じです。畑薙ダムに来たのは今回がはじめてで、その手前の井川ダム、田代までは、大無間山の時に入っている。

歩き出しは、10時20分。今日は茶臼小屋までの長い登りで、コースタイムでは7時間30分となっていて夕方の到着になるが、日の入りが遅いので救われる。

畑薙第一ダム 沼平ゲート駐車場

車道を35分歩いたところに畑薙の大吊橋がある(左下写真)。全長181.7mあり、渡り終わるのに5分近くかかる。ヤレヤレ峠を越えて上河内沢に下りると、沢沿いに吊橋を3回渡ってウソッコ沢小屋に着く(右下写真)。昼食を済ませる。

畑薙大吊橋 ウソッコ沢小屋

ここから尾根登りになり、横窪峠から少し下って沢に降り立つと、横窪沢小屋に着く。こちらの小屋は夏季に営業する小屋であり、無人のウソッコ小屋よりは外見上だいぶ良さそうです。

横窪沢小屋 イワカガミ

横窪沢から茶臼小屋までは800mも標高差があり、単調な急登が続く。10kg越えたくらいの荷物だが足が上がらず、しばしば休みながら茶臼小屋に着く。夕方5時頃着いた時は小屋より上はどんより曇っていた。下の写真はどちらも翌日の下山時晴れ間のある時の撮影です。小屋横にテント泊の単独行者がいた。小屋は2階の冬季用スペースが開放されている。

茶臼小屋 茶臼小屋横の沢と稜線

15日、5時すぎの出発。雲海の中に富士山が望める。

茶臼小屋上から 富士山

早朝の気持ちの良い稜線歩きの後、少し下るとお花畑に出る。まだ花の時期には少し早く何も咲いてないが、前後の景色が良い。前面には、聖岳、そして、上河内岳。

聖岳 お花畑から上河内岳を望む

後ろを振り返れば、茶臼岳とその右に光岳、加加森山、池口岳と続く。

茶臼岳を望む 光岳、池口岳双耳峰、加加森山

主稜線の分岐からは、聖、赤石、荒川岳と望める。
1時間半ほどで上河内岳頂上に着いた。二等三角点がある。

左から聖岳、赤石岳、荒川岳(分岐で) 上河内岳

御岳、中央アルプスはまだ白い。
茶臼小屋まで、結局3時間かからずに往復できた。お湯を沸かして、ゆっくりと昼食を食べてから、下山した。

御岳、中央アルプス 上河内岳を振り返る

帰路、畑薙ダムから近いところにある「白樺荘」という市営の日帰り温泉に浸かった。ぬるぬる感のある温泉で、最近建て替えられたそうである。前のひなびた秘湯のような温泉が良かったという評判もあるが、施設として充実し今風になったということであろう(以前は無料、現在は500円)。
梅雨の中休みをうまく捕らえることができて、2日間まずまずの天気でした。軽くしたとはいえ、小屋泊まり用の荷物を持って歩くのは 疲れる年頃になったなーというのが実感です。

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