2011年9月山行記録

16.雪倉岳(2610.9m)、朝日岳(2418.3m)

Time:
◆9月23日(祝)/曇り一時晴れ、後ミゾレ混じり雪と雨
蓮華温泉ロッジ(1470m)535−630瀬戸川635−810鉱山事務所跡(1940m)818−933塩谷精錬所跡940−1030鉢の鞍部(2470m)1035−1120雪倉岳避難小屋(2390m、昼食)1140−1215雪倉岳(2610.9m)1220−1540朝日小屋(2150m)泊
◆9月24日(土)/晴れ時々曇り
朝日小屋545−637朝日岳(2418.3m)650−855花園三角点(1753.6m)900−1000白高地沢1010−1235蓮華温泉ロッジ
Notes:
21日夜台風15号が通過し、22日天気が回復してくるはずが、車で蓮華温泉に向うと雨が降ってくる。車中泊してても明日の行動予定をいろいろ考えてみる。
夜明け前から続々と車が駐車場に入ってきて、天気が良くなってきそうな気配がする。雨が上がったようだし、予定通り鉱山道から雪倉岳に登って朝日小屋を目指すルートで行くことにする。

雨上がりの蓮華温泉駐車場 蓮華温泉ロッジ

瀬戸川を渡る頃から明るくなり、樹林帯を登って行く。鉱山事務所跡は道標のみ。そこから先はいくつも沢を横切る。前夜までの雨で水量は結構多い。雪倉上ノ沢、鉢ヶ沢などを渡る(右下写真)。

瀬戸川橋を渡る 鉢ヶ沢を渡渉する

塩谷精錬所跡も道標のみで何もなし。沢の水も減り、夏はお花畑という感じの草原帯をすぎ、黒いザクと書かれた砂礫帯に入る。

塩谷精錬所跡は道標のみ 瀬戸川上流の沢と草原風景

風を受けるようになり、ジグザグに登ると鉢の鞍部に着く。高度は2470mでコルとピークの中間の場所(左下写真)。正面に鉢ヶ岳が望める(右下写真)。

鉢の鞍部 鉢ヶ岳を望む

道は鉢ヶ岳を巻いてつけられており、雪倉岳避難小屋が近づくと雪倉岳が見えてくる。頂上はほぼ雲の中だったが、一瞬見えて雪倉岳を写真に収めた(左下写真)。避難小屋に入って昼食にする。

雪倉岳が一瞬見える 雪倉岳避難小屋

雪倉岳に着いた時は完全にガスの中、風も出てきており、下の写真を撮って下山に入る。昨日の新雪の残りが岩の間に見られる。

雪倉岳頂上(2610.9m)三等三角点 ガスの中、タイマー撮影

そして下山をはじめると、ミゾレが降りだし、それが雪に変わり、カッパ上下共着用する。かなり濡れて朝日小屋に着いた。16時前に着けたからよかったと思ったら、今日の最後の到着ですと言われた。鉱山道ではだれにも会わなかったが、同時に小屋に着いた二人組とあわせて、今日の鉱山道は3名で、残りは五輪尾根からが多いと思われる。

朝日小屋に到着 朝日小屋の夕食

今日の宿泊客は団体客もいて63名と予想外に多い。今年は北又林道の災害復旧工事の関係で明日24日までの営業となり、10月に来る予定の人も繰り上げてきており多くなったとの説明だった。
夕食に赤ワインがでた(右上写真)。夕食後の小屋従業員の食事では、慰労会をかねてアルコールもあり、小屋主の清水ゆかりさんのあいさつがあったり(左下写真)、自称応援団長がカクテルを作ったりと(右下写真)、盛会でした。

小屋主の清水ゆかりさんと従業員 小屋主に恋しているという自称応援団長

24日朝の天気は晴れ。新雪の雪倉岳と白馬岳が正面に見える。朝日岳に向って登りだすと、白くおおわれた草原の道に、バックに剣岳から毛勝山の稜線が輝く。

新雪の雪倉岳(左)と白馬岳(右) 新雪の草原の道

朝日岳頂上は昨日の宿泊客でいっぱいでした。明るい太陽を受けて久しぶりの好天をみんな満喫しています。剣岳はいつ見ても立派です。

朝日岳頂上(2418.3m、二等三角点) 頂上よりの剣岳

朝日岳は二等三角点があり300名山で、雪倉岳は三等三角点で200名山です。ちなみに、この付近の盟主白馬岳は百名山で、一等三角点です。

雪倉岳 白馬岳、右は旭岳

今回の団体客には栂海新道を通って日本海へ抜ける人が多かったが、その人達とは別れて五輪尾根を下山した。花園三角点を通り、白高地沢、瀬戸川を渡り、12時半ころに蓮華温泉に着いた。
まず内湯に浸かり、その後露天風呂巡りをした。最初にある一番小さな三国一の湯はパスして、一番上まで登り(15分くらい)、薬師湯から入った。連休の中日の昼過ぎ、ちょうど一番人の多い時間帯だったのか、女性も何人か入っていた。

蓮華温泉露天風呂の案内 一番高い所にある薬師湯

次に、一段下がったところの広い仙気の湯、こちらも満員だったが、順番にみなさん次に回って行くので、ほどよい感じになる。最後は、黄金湯でした。同じ温泉客と話ができるので、人が多いのは悪いことではありません。楽しく温泉巡りができました。料金は内湯も含めて、800円でした。

一番広い仙気の湯 黄金湯

前日は予想外の雨で、登れるのか気をもみましたが、結局、予定通り雪倉岳、朝日岳に登ってこれました。鉱山道を味わい、新雪の山々を眺めて。有名な朝日小屋に宿泊し、小屋のみなさんにも会えたし、蓮華温泉もゆっくりと浸かれました。足の方も十分に疲れました。


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