2011年11月山行記録

18.霞沢岳(2645.6m)

Time:
◆11月1日(火)/晴れ
上高地バスターミナル(1505m)920−1000明神(1545m)1005−1130最後の水場(1975m、昼食)1145−1212徳本峠(2135m)ツエルト泊
◆11月2日(水)/晴れ
徳本峠550−645ジャンクションピーク(2428m)650−850K1(2595m)900−930霞沢岳(2645.6m)940−1010K11015−1100P4(2595m、昼食)1120−1250徳本峠1315−1510上高地
Notes:
今年10山目になる二百名山の霞沢岳は、来年6月上旬の残雪期に八右衛門沢を登ろうと考えていたが、新雪期の11月上旬も穂高が美しく望めるため繰り上げた。徳本峠小屋に宿泊してゆっくりと穂高を眺めると算段し、好天の期待できる1日泊2日登頂の計画と決め小屋に電話したところ、例年は11月上旬まで営業していたのに、今年は10月末で営業終了と判明した。
今はテントがないので、考えた末ツエルト泊で行くことにした。ツエルト泊の練習、うまく張れるか?寒くないか?と行く前はかなり心配したが、結果はうまく行きました。

早く徳本峠に着いてツエルトを張ろうという意識がさせるのか、早く目が覚め、早く自宅を出発し、沢渡でバスに乗り換え、上高地に9時10分に着いた。
梓川に出ると、定番の景色が広がってました。

上高地からの岳沢と新雪の奥穂高岳

河童橋で写真を1枚撮り、小梨平のキャンプ場を抜けて、明神に着く。明神から明神岳の写真もまた定評がある。


河童橋と奥穂と前穂 明神からの明神岳

徳本峠入口で横尾、槍沢への道とわかれ、徳本峠へ向う。林道から山道に変わり、沢を何度か渡り最終の水場に着く。ここで昼食とし水も汲む。25分ほどの登りで徳本峠に着く。
小屋は昨日で営業終了し、今は小屋の修復工事が行われている。1週間ほどかかるそうです。その間は数人の人が寝泊りしている。

徳本峠 徳本峠小屋

45秒と書かれた展望台からは下の風景が広がってました。右から前穂、まん中の岩峰が明神岳、その左の新雪の奥穂、そしてその左にロバの耳、ジャンダルムが見えます。

徳本峠展望台からの奥穂、前穂と明神岳

ジャンダルムから下って、その左に西穂高岳(左下写真)が見えます。右から天狗の頭、間ノ岳、西穂高岳です。今年は雪が少なくまだ白くないのが残念です。
峠に戻って、さっそくツエルト張り、2本の木と木の間にうまく張れました。ポリエチレンマットを敷いて、石を隅々において風が入らないようにして完成です。この後、このテント場には、2人の単独行者がきて、テントが2張り増えて、計3名でした。夜は羽毛のインナー上下を着込んだので、寒くなく暑いくらいでした。気温は計ってないですが、上高地で−5℃とか言ってましたから、それ以下には下がっていたと思います。

西穂高岳(雪なし) ツエルトを張りました

2日は6時前の出発。まだ暗い小屋の前には小屋の中の人が写真を撮ろうとしている。20分ほど歩いたところで、日の出の写真が撮れた(左下写真)。そして、穂高岳にも徐々に陽が当たりだす(右下写真)。

徳本峠上(2230m)よりの日の出(6時12分) 朝陽に輝く穂高岳

ジャンクションピークを過ぎたあたりで、乗鞍岳が見えた。頂上部分が白い。その左に御岳が見えるが、こちらは白くない。小湿地をすぎ、P4、P3、P2と木に書かれた小さなピークを過ぎて、コル近くでやっと霞沢岳とK2、K1ピークに出会えた。

乗鞍岳、白い 左から霞沢岳、K2、K1ピーク

コルからは急な登りを行くとK1ピークに着く。稜線は西からの風が吹いている。上高地、徳本峠とはまた一味違う穂高岳が目の前に望める。

K1よりの穂高岳、左から西穂、奥穂、前穂、手前の山は六百山

右下写真はこれから向うK2と霞沢岳です。

K1のペンキ字、バックは大滝山 左:霞沢岳、右:K2

風が吹いているので、カッパ上を着る。焼岳、笠ケ岳が望める。

焼岳 笠ケ岳

K1から30分ほどで霞沢岳に着く。頂上は狭いが、風がなくカッパを脱いだ。左下写真の左の方に三角点が見えている、二等三角点です。この付近では、前穂高岳、乗鞍岳が一等三角点です。石の上にカメラを置いて記録写真を撮った。

霞沢岳の頂上は狭い 霞沢岳頂上(2645.6m)

徳本峠に戻り、ツエルトを撤収した。明日霞沢岳に登るためにテントを張っている人とおしゃべりをしながら。結局、徳本峠からは往復7時間でした。下山中に、これから徳本峠に登りテントを張る人達にかなりの数出会った。明日は祝日だから。

上高地に下山して、沢渡に戻り、坂巻温泉に行ったら休館中でした。そこで中の湯温泉まで登り、お湯に浸かりました。露天風呂も良かったです。
晴天の日を選んだだけのことはありました。2日間とも天気最高で、穂高の景色を堪能し、快調な登山ができました。またツエルト泊は良い経験になりました。


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