2012年1月山行記録

2.厳冬期の富士山(御殿場七合目まで)

Date:2012年1月14日(土)、上部晴れ後、曇り後、小雪
Time:
御殿場太郎坊駐車スペース(1280m)330ー次郎坊(2.5合、1920m)520−740旧五合小屋横ブル道(2590m)750−920七合目小屋(3040m、昼食)935−1020旧五合小屋横ブル道1027−1105次郎坊1115−1140大石小屋1145−1210太郎坊
Notes:
厳冬期の富士山を目指す。今年の御殿場ルートは雪が少ないという情報を得ていた。前夜太郎坊に着いた時、雪は駐車スペースの一部にあるだけ、しかし寒い感じがする。1台先着車がいた。

予定の3時を30分すぎての出発となった。先着者は30分ほど早く出発した。広いブル道を地面に張られたロープに従って登る。下弦の月が出ているので、ライトはほとんど消して歩ける。次郎坊を過ぎて、夜明け前の寒さが一段と厳しくなったとき、温度計は−20℃に近かった。日の出は雲の中からはっきりとしないで明るくなった。毛の手袋1枚では寒く感じ、オーバーミトンをつけたときには指が冷たい。足指も冷たい。フリースをジャケットの下に着る。風が徐々に吹き始める、ゴーグルを着ける。
気温は−15℃ほどに上がり、手指、足指の冷たさは解消した。はじめて撮った写真が下の2枚で、六合小屋跡をすぎた2860m付近から。撮るべき写真もなかったが、寒さと風対策に追われていた。先行者は旧五合目小屋で引き返した。風で時間もかかるようになり、とにかく3000mを越す七合目小屋までと目標を変更した。

富士山上部を望む 宝永山を望む

七合目小屋でパンを食べながら考えたが、やはり上部は雲があり風もありそうで、これ以上登っても頂上に届きそうにないので、ここまでとした。ここまでアイゼンなしできたが、この上はアイゼンを着ける必要もあるし。

七合目小屋 七合目小屋

以下、下山時の写真です。六合目近くまでほとんど雪はない。

宝永山を望む ブル道から旧五合目小屋を望む

四合目から下は雲の中に入り小雪が降っている。少し先まで見えるガスなので、それほど問題にはならない。2.8合コンクリート小屋も次郎坊の標識も見逃さず下れた。

2.8合コンクリート小屋はぼんやり 次郎坊の標識

大石茶屋付近まで下ると明るくなったが、小雪は降り続いている。広い夏の御殿場口駐車場も真っ白になっていた。

大石茶屋を上から望む 御殿場口駐車場も真っ白

天気予報は下界は晴れだったが、冬型の天気で、富士山付近はそんなに簡単ではなかった。富士山スカイラインの馬返から上は雪がかなり降り、チェーンか冬用タイヤでないと登れない情況に変わっていた。
今日は3000mの山に登ってきたと考えれば、9時間近く歩いたほどよい1日のコースなのだが、---。また次回、がんばりましょう。


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