2012年4月山行記録

8.金剛山(1125m)、釈迦ヶ岳(1799.6m)、伯母子岳(1344m)

Notes:
26日朝、小雨の中、明石海峡大橋を渡り、阪神高速から大阪市内を抜けて千早赤阪村に着いた。雨の予報であったが、それほど悪くなく雨も降っているか降ってないかわからないくらいで登山には支障なさそうで良かった。

Date: 4月26日(木)、金剛山(1125m)、小雨
Time: 金剛登山口駐車場(520m)840−850千早城跡(660m)900ー955転法輪寺(1100m)1005−葛城神社(葛城岳、1125m)−1020湧出岳(一等三角点、1112.2m)−1050伏見峠(990m)1052−1120ロープウエイ前バス停(640m)−1150駐車場

傘をさして左下写真の階段を登り、千早城跡の四の丸の城跡広場に着く(右下写真)。
千早本道登山口 千早城跡広場

その奥に本丸の千早神社がある(左下写真)。千早城は楠木正成の城で要塞堅固を誇った山城である。明治になり楠木氏を祭る千早神社となった。
そして神社横から山道となり一旦下って登山道に合し、ひたすら階段の道を登る。金剛山には、千回、三千回などと毎日登っている人が多く、そういう人達にはどんどん抜かれる。それでも1時間かからずに国見城跡を通り転法輪寺(右下写真)に着いた。
千早神社 金剛山 転法輪寺

寺に参った後は葛木神社へ行く(左下写真)。本殿奥が葛木岳で金剛山の最高地点(1125m)である。一ノ鳥居を経て、標識に従って一等三角点のある湧出岳に向う。
葛城神社(葛城岳、1125m) 一ノ鳥居

湧出岳の鉄塔が目立つ(左下写真)。どこの所有物かと銘板を探してみると、電源開発葛熏中継局無線鉄塔とある。電源開発梶Hちょっと理解できなかった、テレビの電波塔かと思っていたので、防災無線の中継なのかな?
その鉄塔に隠れたような存在で一等三角点が静かに鎮座している(右下写真)。
無線鉄塔 金剛山(湧出岳、一等三角点、1112.2m)

ちはや園地、伏見峠を通ってロープウエイ前バス停に下山した。そこからバス道を30分ほどで車に戻った。4時間ほどの半日コースです。

富田林市内に戻り、うぐいすの湯とその隣接店で食事をとり、夕食弁当にパンなどを買い込んでから五条市経由国道168号を道の駅大塔をめざして走った。
最初釈迦ヶ岳は昨年の台風12号の影響で林道が通行止になっていて入れないと考えていて、道の駅大塔で車中泊して伯母子岳に登って帰る計画であった。道の駅大塔に着いて尋ねてみると、釈迦ヶ岳への林道が通行止とは聞いていないという話である。そこで釈迦ヶ岳の登山口へ入って車中泊することに変更した。それなら1日で釈迦ヶ岳と伯母子岳の両方に登ることが可能になってくる。
林道は工事箇所もあるが問題なく太尾峠まで入れた。不動谷登山口の方は駐車場もなくなっていて、現在の登山口は太尾峠である。下方の写真でもおわかりのように駐車場も広いし、トイレもある。


Date: 4月27日(金)午前、釈迦ヶ岳(1799.6m)、小雨ガス→曇り
Time: 太尾峠登山口(1310m)515−550尾根出合(1465m)553ー622古田ノ森(1618m)625−710釈迦ヶ岳(一等三角点、1799.6m)720−755古田ノ森−817尾根出合818−845登山口

2山を登るために5時頃のスタートをめざすが昨夜から小雨が降っていてガスっている。いずれ天気が良くなってくるはずである。5時15分の出発。
最初少しの間傘をさしていたが、雨もやみ一面の雲海が広がり、紀伊山地の様相を示している(下写真)。
早朝の雲海、大峰の主脈方向 早朝の雲海、尾根の下方向

古田ノ森付近には鹿がたくさんいる。釈迦ヶ岳も見えてくる(下写真)。
釈迦ヶ岳が見えてくる 鹿がたくさんいる

釈迦ヶ岳直下で奥駆道に出合い、10分ほどで頂上に着くが、この間の熊笹でスラックスが濡れた。頂上に着いたときはガスって曇っていたが写真を撮っている間に薄日がさしてきた。一等三角点のある大峰屈指の展望を誇る山だそうだがそれは見えない。ブロンズの釈迦如来像がまぶしく輝きだした。
釈迦ヶ岳の釈迦如来像 釈迦ヶ岳(一等三角点、1799.6m)

下り1時間半の下山、往復3時間半でした。駐車場では晴れてきて、トイレ掃除に管理人の車が1台停まっていた。伯母子岳への道について尋ねると、やはり大塔町宇井からの道は台風12号で道路崩壊のため通行止めで、小代下からの道で野迫川村役場経由で行けると教えてもらった。これは私の考えていた道でもあった。
太尾峠登山口駐車場、右の登山口に下山、左;トイレ


Date: 4月27日(金)午後、伯母子岳(1344m)、晴れ
Time: 大股橋詰(650m)1130−1205萱小屋跡(965m)1210ー1250桧峠(1210m)1255−1340伯母子岳(1344m)1400−1525大股橋詰

11時頃に大股橋詰の登山口駐車場に着いた。4台置ける駐車場に3台車が停まっていた。パンを食べながら準備をしていると1人が下山してきた。同じく200名山のため千葉から来ている人で、やはり釈迦ヶ岳には入れないと考えていたようで話をすると明日登ることにするとのこと、他に登山者はいないので、他の車2台は釣人の車だろうとのことになった。
大股橋詰駐車場 大股橋詰登山口

大股橋詰は、高野山と熊野本宮を結ぶ熊野古道の小辺路が通じている中継場所であり、旅館もあり、伯母子岳まで奥駆道である。よって道も整備されていて、萱小屋跡、桧峠を経て約2時間で伯母子岳に着いた。
伯母子岳頂上 八経ヶ岳、釈迦ヶ岳方向を望む

左下写真の右端に三角点らしきものが見えるが三角点ではなく、この山は200名山としては珍しく三角点のない山です。晴れてきて見晴らしも良くなったが、特に目立つ山はなく、なだらかな山様は紀伊山地の特徴のように思います。
伯母子岳頂上(1344m) 伯母子岳を振り返って望む

往復4時間でした。4時間の山2つ、移動に2時間としても1日で2山十分可能です。帰りは五条市まで出て、リバーサイドホテルの金剛乃湯に入り、食事も済ませて、京都の実家まで良くなった高速道路を走った。

5日間で6山登り、四国、近畿の200名山が完了した。天気が比較的良かったことに加えて、通行止と思っていた林道が通れて釈迦ヶ岳に登れたことが再度来なくてよくなったので、一番良かったことです。


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