2012年6月山行記録

12.芦別岳(1726.5m)、夕張岳(1667.6m)、樽前山(1023.1m)

Date: 6月10日(日)、芦別岳(1726.5m)、雨/曇りガス
Time: 新道登山口(320m)535−643見晴台(850m)647ー720鶯谷(1100m)722−805半面山先のコル(1375m)810−845雲峰山(1560m)850−920芦別岳(1726.5m)940−1005雲峰山−1105鶯谷1110−1225登山口

Notes:
今朝も雨が降っている。登山口の駐車場には車が何台か停まっている。今日は日曜日だし町にも近いし登山者が何組かいる。ちょうど前の組が登山口に来た。鹿対策のため柵がしてあり、登山口は人が通る時のみ開けるようになっている(左下写真)。
石狩岳は整備されていなかったが、それに較べてこちらは整備された道がずっと続く。見晴台で山部の町がよく見渡せる。半面山を過ぎると、残雪の斜面が見えてくる。雲峰山への登りは残雪の雪渓の雪道になる(右下写真)。
新道登山口 残雪の雪渓

雲峰山から一たん下り、また雪面が現われる。最後の雪面はかなり急で凍っていたらアイゼンが必要だが、靴をけり込んで登れる。頂上はやはり眺望が得られない。先行の地元の単独行者がこの山の希少種だと教えてくれたのが、右下写真のツクモグサです。
芦別岳頂上 ツクモグサ

下山時少し見通しがあり、雪の斜面の写真が撮れました。
残雪の雪渓 雪渓の斜面が続く

ちょうど昼に下山できたので、太陽の里のレストランでうどんを食べた。夕張に移動する。宿泊先を捜すがほどよい宿がなくて、ゆうばりホテルマウントレースイに泊った。西武苗場プリンスに似たホテルで、温泉もあり、ゆったりできた。

Date: 6月11日(月)、夕張岳(1667.6m)、曇り/ガス
Time: 林道通行止(345m)615−815冷水コース分岐(645m)820ー夕張岳ヒュッテ−馬の背コース−940分岐(1100m)−1020望岳台(1290m)1025−1103ガマ岩1110−1155夕張岳(一等三角点、1667.8m)1200−1308望岳台1315−1337分岐1340−1428夕張岳ヒュッテ(650m)1435−1625林道通行止

Note: 国道452号から林道へ入るところで、新しい国道になっていて旧国道に降りる道がわかりにくく、林道に入ってからは何kmか行ったところで、こんどは林道が閉鎖されていた。道路崩壊工事中のため閉鎖中とある、そして、夕張岳ヒュッテまで9.4kmとある。片道2時間、往復4時間の余分な歩きになるが、いつも12〜13時に下山しているので、16〜17時に降りれると計算して登ることにした。同時に入ってきた所沢ナンバーの女性は引き返した。

夕張岳ヒュッテ手前まで林道は続いているが、冷水コース分岐のところまででちょうど2時間かかった。濡れた沢をさけるためと時間短縮を図る意味で馬の背コースの往復を選ぶ。
林道通行止 シラネアオイ

望岳台手前あたりがシラネアオイの群生地で、道の両側に咲き乱れている(左下写真)。前沢湿原付近は残雪が多く残っている。ガマ岩をすぎてもまだ夕張岳は見えない。一山越して露岩地帯に出てもガスッていて頂上は見えない。
シラネアオイの群生地 ガマ岩方面を望む

金山コースからの道をあわせると夕張神社の前に出た。そこから頂上はすぐだった。何とか12時前に着くことができた。
夕張神社 夕張岳頂上


夕張岳も一等三角点の山でした。下山時は少しは景色もながめられた。夕張岳ヒュッテまでも長かったが、更に林道歩きは長かった。
夕張岳の一等三角点 山頂下より前岳方面を望む


出発点の道路通行止めに戻ってみると、何と新しい看板がかかっていた。6月16日から9月30日まで、この林道は一般車通行可と書いてある。道路工事などしてなかったから、冬季通行止だったのか?後でガイド本をよく読むと、この林道は入山前に事前要確認と書かれていた。それにしても疲れた。20km近く余分に歩いたことになる。今夜は丸駒温泉を予約していたが、到着したのは19時前だった。

Date: 6月12日(火)、樽前山(1023.1m)、曇り/霧、頂上強風
Time: 七合目登山口(660m)1020−1100樽前山(東山、一等三角点、1023.1m)−1128登山口

Note:最終日の12日は、フェリー乗船前までの樽前山でした。丸駒温泉をゆっくりとチェックアウトして七合目登山口に着いた。こんなに多くの車が停まっているのにびっくりした。今までほとんど人に会ったことのない登山を続けていたから。
七合目駐車場 樽前山登山口

樽前山の駐車場では何でもなかったが、登りだすと徐々に風が出てきて、樽前山の山頂(東山)では、止っていられない状況で、写真を撮ってすぐに下山した。西山へ行くのは中止した。東山には一等三角点があるのに驚き、これで十分と思った。
樽前山頂上(1023.1m) 一等三角点

樽前山は三重式活火山とかで、中央のドーム丘を眺められなかったのは残念でした(前回、風不死岳から眺めた)。
支笏湖、支笏洞爺国立公園 樽前山三重式活火山

これで6日間で6山の北海道の二百名山山行は終わりました。最初の予報に反して天気には恵まれなかったが、6山に完登できたため、来夏には残り4山の期待が湧いてきました。


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