2012年9月山行記録

13.奥大日岳(2605.9m)、大日岳(2501m)

Date:2012年9月18日(火)、晴れ/曇り
Time:
室堂雷鳥荘(2400m)530ー710奥大日岳(2606m)725−835大日小屋(2450m)854−907大日岳(2501m)915−1035大日平小屋1040−1210大日岳登山口(1140m)
Notes:
9月17日(祝)午後、室堂に着いた。連休の最終日、観光客が多い。天気は良くて、室堂山荘の向こうに立山(雄山、大汝山、富士ノ折立)が近い。

室堂から立山を望む

目を転ずれば、明日登る奥大日から大日岳も良く見える。今日の宿、雷鳥荘の先には、剣御前への急な登りの道が望める。雷鳥荘はには自慢の温泉があり、寛げる。

室堂から奥大日岳を望む 雷鳥荘と剣御前小屋への道

18日、今日中に下山するため、朝食は弁当にして早立する。新室堂乗越まで登れば剣岳が望める。逆光のため写真写りは良くない(左下写真)。今日は雷鳥沢ヒュッテのアルバイトの若い女性と一緒になった。快調に歩き、奥大日岳に7時すぎに着いた。

剣岳を望む 奥大日岳からの日本海

奥大日岳(2605.9m) 奥大日岳からの剣岳

奥大日からの稜線歩きは、ハシゴ場が1〜2ヶ所あるが気持ちの良い道が続き、中大日岳で再度剣岳を見るために止ったが、すぐに大日小屋に着く。

奥大日岳から中大日岳、大日岳を望む 中大日岳(2500m)と剣岳

大日岳までは15分ほどで着く。二等三角点がある。日本海が近くに望める。

大日小屋と大日岳 大日岳(2501m)

大日岳頂上は、2000年3月に雪庇崩落により2人の大学生が亡くなった場所です。文部科学省登山研修所の研修中の事故で、のち裁判になった。雪庇が40mも北側(写真右側)に張り出していたというのは驚きです。当時は10m程度だろうという認識で、先端から15mも離れていれば大丈夫だろうと考えていたのが間違いで、稜線から25mも谷側の雪庇に乗っていて、そこが崩落して事故になった。27名の大勢が1ヶ所にいたというのも問題だった。研修所のガイドが大勢いても、きっちりと調べないで思い込みで行動するとこういうことになるという貴重な例です。下の写真は7月の写真ですが、7月でもまだ雪庇の一部が残っていて、雪庇の先端部は稜線から20〜30m程度出ていることが分かる。

2012年7月4日撮影、大日小屋から大日岳を望む

12時すぎに、称名滝の大日岳登山道入り口に下山した。

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