2012年11月山行記録

16.富士山須走口(撤退)

Date:2012年11月18日(日)、晴/曇、風強し
Time:
須走口(1970m)615ー本五合長田山荘(2430m)725−850七合太陽館(2920m)900−本七合見晴館(3190m)900−1040本八合(3350m)1050−1145太陽館1155−1335須走口
Notes:
18日に富士宮口から予定していたが、富士山の早い雪のため富士宮口が16日に閉鎖された。須走り口はまだ五合目まで入れるので、須走口から登ることにした。前日17日に低気圧の通過で雨が降った。18日は好天の予報である。

日の出少し前に五合目に着いた。富士山は雪だったのではと思っていたが、そんな風にはあまり感じられなかった。夜が明けて見る富士山は雲一つない好天である、車は数台駐車していた(下写真)。ブル道を登る人は奥の駐車場に止めるだろうからこれで全部ではないが、日曜日にしては少なく感じた。
明け方の富士山 須走り登山口

五合目からすぐ雪道が始まる。30分ほど歩いたところでアイゼンを着けた。長田山荘まで長かった。瀬戸館を経て、順調に太陽館まで登った。かなり冷えてきた。オーバ手袋を出す。本七合見晴館でオーバパンツ(カッパの下)をはき、完全装備になり上を目指す。右方向にトラバース気味に吉田八合目に着いた頃から急に風が強まった。耐風姿勢を取る時間が長くなり前に進めない。冬型気圧配置になり風が出るとは思っていたが、全員撤退である。この風で登れる人はいない。朝の早い時間は登頂者がいたが、これ以降はだれも登れない。
長田山荘 雪煙、3300m、強風の合い間に

撤退、下山へ 雪煙、太陽館から上を望む

瀬戸館から上を望む 山中湖を望む

佐藤小屋から登った単独のオーストラリア人女性が間違って須走りに降りてきた。いつものことである、間違って下山する人がいるのは。
強風のため、御殿場口では滑落の死亡事故が発生した。60才男性である。午前9時10分ころと記事が出ていた。


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