2013年3月山行記録

8.3月の富士山(御殿場口より剣ケ峰へ)

Date:2013年3月12日(火)、晴
Time:
御殿場口太郎坊駐車スペース(1280m)305ー510 2.8合コンクリート小屋手前(2040m、アイゼン着)520−850七合(3040m)900−1020八合小屋跡(3400m)1030−1135御殿場頂上(3710m)1140−1145富士宮頂上1150−1210剣ケ峰(3775.6m)1225−御殿場頂上1255−1320八合小屋跡1330−1520 2.8合1525−1640太郎坊
Notes:
久しぶりに富士山に登ってきました。昨年11月は強風のため撤退しているので、昨年5月以来の登頂になります。

駐車場で車中泊。2時半ころ車が1台来て、単独男性3時前に出発していった。挨拶をし、富士登山を確認した。その後を追っかける形で3時すぎに出発する。裏道はさけて、車道から新五合目、大石小屋と進む。雪道、凍ってはいるが、2.8合コンクリート小屋手前まで登山靴のまま進み、アイゼンを着けた。暗いので気がついた時にはコンクリート小屋を左から上に抜け、直登ルートをトラバースする形で、右のブル道を目指す。雪は凍ってはいるがそれほど固くない。先行者は右のブル道にヘッドライトが見える。
日の出(2310mで、AM.5:59) 双子山を見下ろす

6時前、明るくなってきて、雲の上からではあるが、久々のきれいな日の出を望むことができた(四合目、2310mで)。眼下には双子山が望め(右上写真)、上にはこれから登る富士山がやっとその姿を現わした(左下写真)。
富士山(成就岳)を望む 宝永山を望む。背景は愛鷹山に伊豆の山々

六合目(2800m)まで登ると宝永山はすでに下に見下ろすようになる(右上写真)。ブル道を直登するので、七合小屋は右に見える(左下写真)。風はそれほどではないが、ときおり強い風が吹くのでゴーグルを着用している。わらじ館、砂走館を左に見て雪面を直登する。赤岩館近くで夏道に合し、八合小屋跡に着く、雪はない。先行者は快調に30分ほど上を行く。この辺りは一番しんどい。
七合目、日の出館を望む 長田尾根記念碑、分岐

八合小屋跡すぐ上に長田尾根記念碑がある(右上写真)。夏道は左の沢ルートになるが、今では鉄柵はなくなったがここから尾根沿いに登るのが測候所職員の長田尾根ルートで、冬はここでどちらのルートを選ぶか選択することになる。尾根には雪がない。今日は風がそれほど強くないのでアイゼンでそのまま登れる夏道ルートを選ぶ。
沢ルートも珍しく雪が少ない。まん中の夏道には岩礫が露出したところが多いので、左側の雪の多いところを選んで登る。雪面は凍っていて急ではあるが、アイゼンの効きはよい。先行者の歩みが急に遅くなっている。風は沢沿いに時々強く吹き、落石が2〜3個落ちてくるが、左側を登っているので問題なし。
御殿場頂上に到着 富士宮頂上から剣ケ峰を望む

先行者を追い抜いて御殿場頂上に到着した(左上写真)。彼はバテましたとつぶやいた。8時間半での到着は、やはり厳冬期と比べると雪質が楽であったと思う、登りやすい凍り方だった。
富士宮頂上より駿河湾を望む 富士宮頂上、浅間大社奥宮前で

富士宮頂上、浅間大社奥宮前でタイマー撮影していたところに彼があらわれ、シャッターを押してもらえた(右上写真)。
剣ケ峰、日本最高峰の碑(3775.6m) 剣ケ峰から富士宮頂上を望む

まだ正午前、風もまずまずなので剣ケ峰を目指す。12時すぎに剣ケ峰着。頂上の日本最高峰の碑も半分埋まっている(左上写真)。天気は申し分なし。正午の山頂の気温は−7.0℃で暖かい。
剣ケ峰を振り返る 白山岳とお釜を望む

頂上稜線をゆっくりと散歩し、雪山と登頂の満足感を十分堪能してから、御殿場口から下山した。
今回は天気に恵まれました。先週の甲斐駒で天気に恵まれず撤退しているので、今回は登頂にこだわっていた。今日のような風は富士山では風のない方にあたり、そういう日でないと登れない。雪質も良く登りやすかった。しかし体力的にはきつい。今日の登頂者は2人のみ。


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