ニュージーランド南島ハイキング

日程 :2013年3月20日〜3月28日までの9日間

JTBの「初心者向け3つの絶景ルートを歩く南島ハイキング」に2人で申し込んだ。いつでも出発可能な個人ツアーが設定できるのが、JTBの強みです。3つのルートとは、ミルフォードトラック1日ハイキング、マウントクック1日ハイキングとテカポ・マウントジョンパノラマウォーキングの3つです。簡単に報告します、

21日午後、クイ−ンズタウンに到着。ボブズヒルという丘(795m)にゴンドラで登ると、クイ−ンズタウンの町並み、ワカティブ湖、背景のリマーカブルス山脈が美しく望める(左下写真)。
ボブズヒルから望むクイ−ンズタウンの眺めミルフォードトラックの看板

22日はミルフォードトラック1日ハイキング。大型バスでテアナウへ移動し、そのままミルフォードサウンド観光に行く人達と別れて、10人乗りのバンでハイキングに出かける。日本人ガイドが同行する。今日一人の女性が加わり3名のお客です。テアナウ湖を船で渡り、グレイト・ワーフに上陸、その先にミルフォードトラックの看板があります(右上写真)。ここからハイキングスタート。1日コースは通常のルートでなく山道に入りブナの原生林のミルフォードトラックを味わう(右下写真)。グレイトハウスで昼食をとり、クリントン川を吊橋で渡り、少し行ったところから引き返す、全長11km。
クリントン川にかかる吊橋ミルフォードトラックハイキング

23日はミルフォードサウンド観光です。クイ−ンズタウンから来た大型バスにテアナウから乗り2時間半ほど観光をかねてドライブして、遊覧船桟橋に着く。クルーズはミルフォードサウンド内を一周する。乗ってすぐに弁当の昼食を食べる。ドライブの途中から雨が降り出し、出発時は雨、しかしこの雨がミルフォードサウンドでは重要だとの説明を受ける。流れていない絶壁から水が流れ出し滝となる。右下写真はもともと水量の多い滝ですが、より水量が増し、船は直近まで近づくので近くにいると水に濡れるが、迫力満点の轟音の響く滝です。
ミルフォードサウンド、船からスターリン・フォール

クイ−ンズタウンに戻り、夕食はJTB現地日本人係員のお薦めの店、ブリタニアで、お薦めのメニュー、ラム肉(ラムシャンク)とムール貝料理とワインを堪能した(下写真)。
ラム肉料理、ブルガリアムール貝料理

24日は、オプションツアーの蒸気船アーンスロー号で行くウオルターピーク牧場バーベキューコースに参加。ワカティブ湖を蒸気船で渡り、牧場でファームショーを見学、ハイライトは鮮やかな手つきで行われる羊の毛刈りショーでした(右下写真)。
蒸気船アーンスロー号ファームショー(羊の毛刈り)

25日、マウント・クック村へ移動。11時すぎに着いたが、その直前から雨が降り出し、午後はずっとかなりの雨が降ったため、山は見えなかった。エベレスト初登頂者のエドモント・ヒラリー卿の名前の付いたアルパイン・センター内には、映画もやっていて、エベレストとクックの3D映画を2時間ほど見て時間をつぶした。
ハーミテージホテル(26日夕方撮影)ホテルよりマウントクックを望む

26日、フッカー湖までの1日ハイキングの日。この日は朝から快晴で最高の登山日和となった。早朝よりクックに朝陽があたり、マウントクックがよく望めた(右上写真)。フッカー湖まで3時間近くかかって歩き、目前の氷河湖には氷山のかけらが浮かび、その先にマウントクックの姿は圧巻でした(下写真)。
フッカー湖よりマウントクックを望む

西側に見えるマウント・セフトンの懸垂氷河もりっぱでした(左下写真)。ホテルに戻って、ヒラリー像と一緒に写真をとった。夜は満月の明かりの中、横向いた南十字星がよく輝いていた。
セフトン(左3151m)、フットストール(右2764m)ヒラリー像

27日、テカポへ向かう。この日も1日マウント・クックが少し遠目でながめられた。テカポの町はテカポ湖の南岸にあり、星がきれいに見える場所として知られ、現在ではこの地域の星空を世界遺産に登録しようと活動されているようです。テカポウォーキングのガイドとしてこの日たまたま来られたのが小澤さんというアース&スカイ社のダイレクターで、夜の星空観察が主だそうだが、マウントジョン山頂にある名大の天文台を案内し説明をいただいた。テカポのことは事前にはよく知らなかった。マウントジョン山のこと、天文台のこと、星空観察のことなど。
マウントジョン(1031m)からテカポ湖を望むテカポ湖畔からマウントジョン山を望む
山頂にカンタベリー大と名大の天文台あり

ほんとうに簡単なハイキング中心の旅でしたが、ニュージーランドのいろいろなことを知りました。これが旅の魅力なのでしょう。結局山としては、マウントジョン山(1031m)が登った唯一の山ということになります。
ミルフォードサウンドは、もし次の日の予定なら、雨天による道路崩壊通行止のため中止になっていましたし、マウントクックハイキングも1日前なら雨でダメだっただろうし、実に好天に恵まれ、天気も味方してくれたようです。


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