2013年12月山行記録

25.守屋山(1650.3m)、戸倉山(1680.7m)

Time:
◆12月14日(土)/曇り、小雪
杖突峠(1235m)950−1030分杭平(1340m)1040−1150守屋山(1650.3m)1250−1415杖突峠駐車場戻り=毒沢鉱泉神乃湯(900m)泊
◆12月15日(日)/晴れ時々曇り
戸倉山キャンプ場登山口(1035m)1025−1215戸倉山(1680.7m)1310−1415登山口
Notes:
今年で7回目の玉山会忘年山行は、一等三角点の山2つ、守屋山と戸倉山、そして、宿泊は下諏訪の毒沢鉱泉神乃湯(日本秘湯を守る会会員)となりました。
14日、諏訪ICを出て、集合場所の杖突峠に向かう。峠は標高1200mを超えており、駐車場は工事中で狭く、雪の残るスペースの駐車となった。

外は寒い、小雪がちらつく。靴を履き替える手指が凍えそう。ジャケットを羽織る。先着していた4名も待つのが寒そうですぐの出発となる。40分ほどで雪景色の分杭平に着く。守屋山登山道入口の大きな木の標識に、広場、避難小屋、トイレがある(下写真)。
分杭平 分杭平登山道入口

40〜50分の雪の山道歩きで守屋山東峰に着く。展望はよいそうだが、曇っていて小雪がまっており見晴らしは良くない。少し下った所に守屋神社があり、西峰に向かう。西峰直下に小さな避難小屋がある。狭いスペースに二人の先行者がいた。荷物も外に置いて山頂に向かう。
守屋山西峰が一等三角点のある主峰です。デジカメを三角点標識の上において写真を撮る(下写真)。守屋山は諏訪大社のご神体そのものであり、南アルプス最北端の古い死火山である。
守屋山西峰(1650.3m、一等三角点)

避難小屋(ラビットハウスという)に戻り、小屋に入れてもらう。外は寒いので、狭くてもとにかく中に入り昼食を摂る必要がある。先行者二人は、毎日のように守屋山に登っている有名な方々でした。金子さんと小川さん、金子さんは81才で、1000回以上登っていて、この山の主という感じでした。コーヒに漬物などいただき、短い時間に山の話が弾みました。
避難小屋で、右が金子さん 避難小屋で、左が小川さん

狭い小屋によく10人入りました。帰りに、守屋山東峰でも集合写真を撮りました。冬山らしい雰囲気がでています。
避難小屋で 守屋山東峰

帰路は、金子さん、小川さんの案内で、東峰すぐ下から右に分岐する立石コースで下山した。滝あり、赤松林あり、おもしろいコースです。国道152号に出て、峠まで登りかえす。

コンビニで明日の行動食を買って、下諏訪の神乃湯に向かう。諏訪大社下社の横を通り、最後に急坂を登りきって温泉に到着する。標高900mあり、ここも寒いです。
早速、温泉につかる。「神乃湯」とはまさに「神宿るやすらぎの秘湯」ということだそうで、「神殿」が温泉棟の奥にある。夕食は左下写真(鮎の塩焼きがあとでのる)の川魚、野菜、山菜を中心とした田舎メニュー。
神の湯の夕食 ツマトリソウさんの百名山完登祝い

夕食後、ツマトリソウさんの百名山登頂をお祝いして、ケーキカットとシャンペンでの乾杯がありました。ケーキは富士山のような大きな山が乗った大きなケーキ(右上写真)、大きすぎるケーキカットにはお手伝いの手が入ります(左下写真)。
ケーキカット 神乃湯の前で

15日、朝食の時間が遅いため、戸倉山登山口に着いたのは10時をすぎていた。「神乃湯」で駐車している車に雪が乗っていたし、戸倉山近くの道路も白かった。昨夜はどちらでも雪が降ったようです。
戸倉山登山口駐車場 戸倉山キャンプ場登山口

キャンプ場登山口から戸倉山頂まで2時間半ほどと書かれていて昨日より長いと思っていたが、実際には早く着いた。戸倉山も山頂が2つあり、まず西峰に着き、下ってすぐに避難小屋、そして、東峰まで10分ほどで一等三角点のある戸倉山東峰に着く。昨日と同様に避難小屋に荷物を置き、東峰で写真を撮った。
戸倉山山頂(1680.7m) 戸倉山山頂、薬師如来像

戸倉山の一等三角点は周囲に置かれている四つの石も健在でした。避難小屋は、靴を脱いでゴザ間での昼食でした。昨日の小屋よりかは広く8名でゆったりでした。
戸倉山、一等三角点 戸倉山避難小屋

戸倉山西峰山頂からは塩見岳が見えました。やっと3000mの山が見えました(左下写真)。帰路途中にある金名水は朝方は完全に凍っていたが、氷を割ってやっと少し流れだした(右下写真)。
塩見岳が見える(左)、右手前は二児山 金明水

登山口に、昨日と同じ、14時15分に下山した。予想外に早く下山できた。

守屋山、戸倉山ともに、二百名山でも、三百名山でもありませんが、一等三角点のある展望の良い山です。天気が良ければ、伊那山地は、南アと中央アルプスにはさまれ、両方の山々がもっと見えるはずでした。
伊那山地には、戸倉山の南に、鬼面山と熊伏山の二つの一等三角点がまだあります。熊伏山は三百名山に入っています。来年の玉山会は、この二つに登ることになりそうです。



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