2014年10月山行記録

17.槍天狗池から大キレット、北穂高岳(3106m)

Time:
◆10月1日(水)/晴れ
上高地(1500m)705ー840徳沢845−935横尾(1620m)1005−1115槍沢ロッヂ(1820m)泊
◆10月2日(木)/晴れ→曇(ガス)
槍沢ロッジ600ー730天狗原分岐(2350m)735−810天狗池(2500m)830−1010南岳(3033m)−1017南岳小屋(2980m、昼食)1055−1210A沢のコル1217−1315北穂高小屋(3050m)泊
◆10月3日(金)/雨→曇り
北穂高小屋615−755涸沢小屋(2350m)815−1010横尾(昼食)1055−1310上高地
Notes:
槍天狗池の紅葉を眺めに出かけた。

前夜、道の駅風穴の里で仮眠して、1日朝、上高地入り。西穂から奥穂の稜線が雲一つなく望める(左下写真)。徳沢の紅葉もはじまっている(右下写真)。

上高地から奥穂高岳を望む 徳沢キャンプ場

新村橋の分岐を過ぎて、前穂東壁もこれまた絵になる(下写真)。槍沢ロッヂには昼前に着いた。チェックインは一番早いくらい。午後は持参のウイスキーでまんだりとした。一汗かいたが小屋内に差し込む太 陽でシャツも乾いた。槍沢は涸沢ほど混まないので、一布団一人で空きがあった。

前穂東壁と奥又白谷

2日、今朝も快晴、しかし午後からは天気が崩れ、明日は悪いという予報です。最初南岳小屋泊としていたが、後の予定からして、今日中に北穂高小屋まで、大キレットを通過する予定に変更した。
天狗原分岐で槍ヶ岳への道と分かれると、下の「槍ヶ岳と紅葉」の写真が撮れる場所となる。相変わらず雲一つなく太陽が暑い。

槍ヶ岳と天狗原の紅葉

天狗池に着くと、大勢の人が池からの槍の写真を撮っている(下写真)。今日は天気に恵まれて、第一の目的はクリアした。

天狗池と槍 天狗池と槍

横尾尾根のコルの少し上まで登ると、常念岳を中心に、左には燕岳、大天井岳、右には蝶ヶ岳へと繋がる稜線が目に入る。冬季の登攀ルートになる横尾尾根も長く続く。
槍ヶ岳からの稜線に登り着くと、飛騨側からの風は強い。いままでの晴れの天気から打って変わって雲の中に入る。南岳山頂もガスの中、写真を一枚撮っただけで、南岳小屋まで下り、小屋前室のテーブルで昼食とする。風が強く外には居られない。

常念岳と横尾尾根 南岳山頂(3033m)

そして、キレット通過に備えて、上下カッパを着込む。キレット通過はまずコルまでの下り、1時間ほどかかって長谷川ピークを通過する。続いて、A沢のコルに着く(右下写真)。ここで休憩してから、最後の登りにかかる。ガスのお陰で、滝谷の景色はよく見えず、険しさは半減するので、その点は楽です。キレットの登りは2時間のコースタイムになっているが、1時間かからずに北穂高小屋に着いた。私にとっては、大学生の時に槍から穂高を縦走して以来の2回目でした。

南岳小屋 滝谷、A沢のコル

狭い小屋だが今日はキャンセルもあるので、それほど混まないでしょうとの小屋受付の話通り、ゆったりで余裕がありました。今日はウイスキーとその友に加え、梨、リンゴの持参したフルーツ類がぜいたくでした。
3日、前夜から予報通りの雨が本降りとなった。北穂高岳3106mの山頂を踏んで、後は涸沢へ降りるのみ。

北穂高岳山頂(3106m) 涸沢のテント場を望む

涸沢は涸沢小屋へ立ち寄った。下写真、社長の柴田さんとテラス前で一緒に写真を撮った。昨日も一布団二人の混雑で廊下まで寝たと、今日はもっと混雑する最繁忙日を迎えている。涸沢から横尾までの混雑ぶりは、なんと表現すればよいだろうか。大人数の団体の登りと下りの混雑に、追い抜きが加わるので、大変です。横尾山荘の食堂でカレーで昼食を済ませ、上高地へ下る。

涸沢小屋のテラスで

沢渡のペンション・シルフレイのお湯に浸かってから、高速で東京へ戻った。

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