2015年10月山行記録

16.霧訪山(きりとうやま,1305.7m),鉢盛山(2446.6m)(玉山会)

Time:
◆10月17日(土)/曇り
下西条山ノ神(820m)950−1110霧訪山(1305.7m)1205−1255登山口戻り=沢渡温泉「シルフレイ」泊
◆10月18日(日)/晴れ
小滝沢尾根新登山口駐車場(1720m)950−1055村界尾根(2170m)1105−1155鉢盛山(2446.6m)1305−1420駐車場
Notes:
今年の玉山会は、長野県朝日村にある一等三角点の山、鉢盛山に登ることを主眼とした。この山に登るには、村役場で林道ゲートの鍵を受け取る必要があり、事前申請に基づく許可制の山で10月末までの入山許可となっていたため、この日となった。前日の17日(土)は霧訪山、そして、宿泊は沢渡温泉のペンション「シルフレイ」という計画とした。

霧訪山は塩尻市と辰野町大字小野(旧上伊那郡小野村)との間にある二等三角点の山である。登山道は塩尻市下西条からと小野神社からの二つがあるが、下西条からにした。集合の山ノ神の先には「たまらずの池」があり、駐車場はその先とのガイド本の案内で進むが、10台も停められるような駐車場はなく、矢沢川のせせらぎのそばで車2〜3台を停めるのがようようであった(右下方の写真)。10時集合の予定であったが、みんな早めに集まり9時50分に出発できた。

霧訪山登山口 ブナの分れ

高圧線の鉄塔と、ブナの分れ、の2箇所が休憩ポイントで、1時間20分で霧訪山山頂に着いた。
霧訪山(1305.7m、二等三角点)

天気は2000m以上は雲の中という感じで、眺望の良い山とのことだが、山の高いところは見えない。低い方は見える。霧訪山は太平洋に流れ込む天竜水系と、日本海に流れる信濃川水系の分水嶺にあり、北と南を見るとその感じがわかる。「霧が訪れる山」という名のごとく霧がよく発生し、雨乞いの山として崇められてきたそうである。

小野神社、会地社 登山口にもどり、駐車した場所

13時前に登山口の車のところに戻った。沢渡に着いたのは、15時前だった。「シルフレイ」のお風呂に浸かった後、16時頃から宴会がはじまった。今回特別参加の小崎さん、二百名山完登祝いのケーキカットが行われた。70歳を過ぎての8月の「カムイエク」に苦労して登り、最後は御在所岳だったと聞いた。

小崎さん、二百名山完登祝い ケーキカット

下は、18日朝の写真です。紅葉が見ごろです。

沢渡の紅葉 ペンション、シルフレイ

鉢盛山は、朝日村、木祖村、松本市波田(旧波田町)と松本市奈川(旧奈川村)の現3市町村(旧4町村)の境に位置している。最も一般的な朝日村からのルートは朝日村役場で鍵を受け取り、鉢盛林道を30〜40分登って、1720mの駐車場に着く。すでにたくさんの車が駐車している。我々の車4台でほぼ満車状態になった。ツアーのマイクロバスも停まっている。

鉢盛山登山口の駐車場、ほぼ満車 登山口で

今日は快晴の天気で、紅葉も真っ盛り。道は少し戻った小滝沢の向こうの尾根に新しく作られたようだ。急な道を登って1時間ほどで村界尾根にたどり着く。後は尾根道を行けば更に1時間ほどで鉢盛山山頂に達する。その前に避難小屋があった。

鉢盛山避難小屋 鉢盛山頂、だれもいない

鉢盛山頂にはだれもいなかった。そんなはずはないと、少し先に進めば鉄塔があり、そこには大勢の登山者が、素晴らしい景色を眺めながら昼食中だった。ツアーの人達もいた。

左から奥穂、前穂、槍ヶ岳 電波反射板の鉄塔前で

皆さん昼食が終わり出発されて行ったので、我々8名だけになった。槍、穂高がちょうど正面に、右に大天井、常念と続く。左には、乗鞍岳、御岳山と続く。御岳は煙が雲と重なる。

御岳山 乗鞍岳

ゆっくりと休憩し、景色を楽しんで、最後に山頂に戻り、記念の写真を撮った。

鉢盛山(2446.6m(*)、一等三角点)

さすがに一等三角点の山、周囲の景色は素晴らしいの一言です、三百名山でもあった。
(*)鉢盛山の標高は2014年4月1日に改定され、標識にある2446.4mから2446.6mと20cm高くなった。丸めると2447mです。

鉢盛山(2446.6m(*)、一等三角点) 登山口の林道の紅葉

今年も天気に恵まれ、良い山行となった。いつもの中央高速は、また事故と渋滞で大幅に遅くなった。


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