2015年12月山行記録

20.12月の富士山(御殿場ルート)

Date:2015年12月2日(水)、晴
Time:
御殿場太郎坊洞門(1280m)350ー425大石茶屋(1520m)−625(2300m、日の出撮影)635−755(2710m、アイゼン着)800−910七合(3000m、昼食)925−1105旧八合小屋跡(3400m)−1230御殿場頂上(3710m)1255−1405(3080m)1415−1630御殿場新五合目(1440m)−1650太郎坊洞門
Notes:
12月の富士山日帰りは当然のことながら御殿場太郎坊洞門1280mが出発点となる。仮眠して3時前に起床し、4時前に出発できた。車は全部で5台とまっている。ほぼ同時スタートが2組、3名いた。

風がない日として今日を選んだが、夜明け前は風が強くその分寒いので、早く日の出がきてほしい、そうすれば風が止むはずだ、と信じて登る。その待ち望んでいた日の出は雲の上で少し遅れ6時半だった。場所は旧四合目2300mのブル道を直登しているところで、休憩がてら待ち構えて撮った。そこから徐々に雪が出始め、2710mのブル道と夏道が分かれるところでアイゼンを着けた。
雲の上からの日の出、6:34 アイゼン着場所からの登山道

この付近から七合目までは雪がゆるいので、潜らないように場所を選んで歩く必要がある、そのためコースとりがむつかしい。道を外れたりしながら、七合目小屋をすぐ上に望むブル道で休憩した。先は長いし、シャリバテになる雰囲気があったので、軽い昼食とした(左下写真の場所で)。右下写真の7.4〜7.9合付近はアイゼンを効かせての雪斜面登りとなる。
七合目小屋を望む 7.9合目赤岩八合館を望む

旧八合目小屋跡をすぎて、長田尾根記念碑まで来ればあとは最後の斜面登りだが、まだ夏道が利用でき、一部には雪のない場所もあり、今年の雪の少ないのを象徴している。2013年12月1日には、右下写真のちょうど真ん中付近、土の出ている場所で、雪面における滑落が発生し、2名が死亡している。ヘリコプターからの人物の落下事故もあり物議をかもした。今年は滑落するほどの雪が見当たらない。
宝永山を望む 長田尾根記念碑からの富士山

御殿場頂上には12時半に着いた。8時間半かかったことになる。途中から風がほぼなくなり、暖かくなり、天気としてはこれ以上望めない天気である。12時の気温、-6.7℃。しかし、もう年齢的にはこれが限界と感じた。腹具合があまり良くなく、頂上では休むだけで食事はできなかった。富士宮口浅間大社にも寄らずそのまま引き返すことにする。
御殿場頂上 御殿場頂上銀明水前で

登りで下ってくる2名とすれ違った。一人に聞くと2時半に出発したとのことだった。あの夜中の強風をよくしのいだつわものである。一方、ほぼ同時に出発した2組はまだで、その一人のドイツ人に下り始めてすぐに会った。途中で見かけなくなったのに、よくがんばったと声をかけた。9時間かかって到着した。あとの一組の一人とは九合目付近で会い、そこまでで引き返したとのことだった。寝不足で体調がよくなかったと言っていた。もう一人は最初のところで体調不良で引き返したそうである。本日の御殿場からの登頂者は4名ということになるだろう。
白山岳とお釜を望む 宝永山を望む

下りも長い。一歩一歩と進み、下り六合2750m付近でアイゼンをはずし、大砂走りを下り、16時半に新五合目登山口に日没前に戻った。車のところには16時50分くらいに着き、ちょうど暗くなってきた。
富士山を振り返る 新五合目登山口に日没前に戻る

今年10回目の富士山登頂でした。時間的には予定通りでしたが、体力的に8〜9時間の登りはきついということです。途中気力がなくなりかけたこともあったが、良く登ったと思う。来冬のこの長いルートの日帰りは止めにしようと考えているところです。


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