2016年1月山行記録

3.笹子峠から笹子雁ヶ腹摺山(1357.7m)

Date;2016年1月28日(木)、晴
Time:
笹子新中橋駐車場(705m)825−925矢立の杉(930m)930−1010旧笹子トンネル(1050m)1015−1045最初の鉄塔(1200m)1050−1120第二鉄塔(1250m)−1155笹子雁ヶ腹摺山(1357.7m、昼食)1230−1355駐車場
Notes:
滝子山へ行く予定で自宅を出たが、道証地蔵の登山口に行く林道が途中で除雪がなくなった。今年はノーマルタイヤのままなのでこれ以上は進めない。他の山に変えることにした。国道に車を停められる山として、笹子雁ヶ腹摺山に変更した。甲州街道国道20号を走り、新中橋の公園駐車場に車を停めた。
登山口は工事中で、旧甲州街道を行くことにした。新田沢沿いの雪の旧街道を行くと、舗装道路の旧国道に出た(左下写真)。また途中から笹子峠自然遊歩道と書かれた旧街道に入る。明治天皇御野立跡というのがある(右下写真)。「明治13年6月19日、大帝御巡幸に際し、---、御野立あらせられ」と「顕彰の記」に書かれている。
旧甲州街道(舗装道路)を行く 明治天皇御野立跡

この旧街道(遊歩道)は谷川のせせらぎを聞きながら登るなかなか良い道で、特にこの時期、左下写真のような雪道の雰囲気がすごく良かった。そして、矢立の杉という観光名所に着く。案内によると。県指定天然記念物で、「昔の武者が出陣にあたって、矢をこのスギにうちたてて、武運を祈ったところから「矢立のスギ」と呼ばれたものである。樹高:26.5m、幹囲:9.0m」とある。
旧甲州街道(登山道)を行く 矢立の杉

また、舗装道路に戻り、クネクネと歩く。「県道212号、日影笹子線」の道路標識がある。旧笹子トンネルに着く。右下写真、なかなか立派な構えです。昭和13年3月完成で、昭和33年の新笹子トンネル開通まで国道のトンネルとして使われてきた。登録有形文化財に指定されている。「抗門の左右にある洋風建築物が大変特徴的であります」と書かれている。冬季通行止めだが雪のない時期は車で通れる。
左下写真は、矢立の杉のところにあった、昔の甲州街道を示す標識です。いろいろと歴史の勉強になる道です。
甲州街道の標識 旧笹子トンネル

トンネルから急坂を少し登ると笹子峠に着く。そして、雪の尾根歩きとなる。富士山も見え出す。第二鉄塔の先に笹子雁ヶ腹摺山が望める(左下写真)。途中から巻き道の方に入り最初の鉄塔に着く。
笹子雁ヶ腹摺山を望む、第二鉄塔も見える 富士山を望む

第二鉄塔は巨大な建造物である。その真下を通り、コルの先で左の巻き道に踏み跡があり行ってみたが、引き返して尾根道を行く。12時少し前に笹子雁ヶ腹摺山に着く。だれもいないし、暖かいのでベンチでゆっくりと昼食とする。
笹子雁ヶ腹摺山頂上、三等三角点が見える 笹子雁ヶ腹摺山(1357.7m)

ここからの富士山も素晴らしい。標識には、「秀麗富嶽十二景 四番山頂」と書かれている。
笹子雁ヶ腹摺山からの富士山

下りは、トレースがあるので登山口へまっすぐに下る尾根道を行く。富士山山頂には雲がかかりだした。最後、国道20号に出るところで工事現場立入禁止の標識で立ち往生し、登山道への入口が判明しなかった。入り口の標識が必要と思われた。

ケガの功名で、雪の甲州街道の歴史散歩ができてよかった。帰路、笹一酒造に立ち寄り、日本酒のお土産を購入した。


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