2016年4月山行記録

6.富士山御殿場ルート(7.5合砂走館(3090m))、宝永山

Date:2016年4月1日(金)、うす曇り
Time:
太郎坊洞門(1280m)450ー520新五合目(1440m)525−655次郎坊(1930m、アイゼン着)710−大砂走り−1000(2630m、昼食)1020−1050下り六合(旧六合小屋跡2780m)1055−1155砂走館7.5合(3090m)1210−1258宝永山(2693m)1305−1355次郎坊(アイゼン脱)1405−新五合目1445−1510太郎坊洞門
Notes:
3月中〜下旬にかけてモロッコ観光旅行に出かけていたので、山行が1回抜けた形になった。3月最終週も天気が安定せず、結局4月に入って、1日の曇りだが無風の予報日を選んで富士山に出かけた。頂上ねらいでなく、3000mを越える7〜8合目を目標として。

朝早起きできたので、太郎坊洞門を5時前に出発できた。駐車場には車は1台もなかった。最初はヘッドライトを使ったが、すぐに明るくなり、富士山御殿場ルートの雪景色が望めた。意外と山頂方向には雲はない(左下写真)。西南方向には下弦の月が。

富士山御殿場ルート全景 下弦の月

新五合目の鳥居をすぎて、雲の中から太陽が現れた。右下写真の右下に光るのは箱根の芦ノ湖。
御殿場新五合目(1440m) 日の出、A.M.5:37

次郎坊までは雪と砂道半々、大砂走り急登に備えて早めにアイゼンを着ける。双子山を下に望むようになり、気温は高めであり、雪の急坂もアイゼンで程よく歩けるが、なにぶん足が重い。
次郎坊(1930m) 双子山を望む

下り六合(旧六合小屋跡2780m)あたりで昼食かと思っていたが、1ピッチ早く比較的平坦になったところにある小岩(2630m)で10時に休憩とした。左下写真で中央右よりの黒い部分が旧六合小屋跡、左の黒い部分が砂走館7.5合目(3090m)、そして右へ登って頂上稜線までこの時間には見えていた。右下写真は同じ休憩場所から山中湖を望み、薄日はさしているが、雲の様子がわかる。
2630mで昼食 山中湖を望む、うす雲りの様子がわかる

左下写真は旧六合小屋跡から宝永山を望む。今日はありがたいことにほんとうに風がない。よって、この後も宝永火口縁に近い最も左よりのルートがとれる。通常の風の吹く日は通れないルートである。宝永山のスカイラインは美しく、単調な御殿場ルートに情趣を与えている。
旧六合小屋跡2780mで宝永山を望む 宝永山(2693m)、宝永火口を上から望む

12時少し前に7.5合目砂走館(3090m)に着いた。最初は八合目あたりまで行くつもりであったが、八合目以上はガス(雲)に被われてきており(左下写真)、この場所にも小雪がちらつきだしている。ここで引き返すのが最善とすぐに決められた。気温はちょうど±0℃。記録写真は、少し傾いている丸太柱にカメラを置いて撮ったので、少し傾いている。
7.5合砂走館(3090m)から上を望む 砂走館での記録写真

下りも最短ルートで下り、宝永山に立ち寄る(下写真)。
宝永山から上を望む、八合から上は雲 宝永山(2693m)で

宝永山から大砂走りに合流して、次郎坊でアイゼンを脱ぎ、新五合目に下山した。2000m付近でも雲の中に入り、湿っぽい天気になった。太郎坊の駐車スペースには、やはり車が1台だけだった。今日は終日1人のみであった。
新五合目に戻った 太郎坊洞門の駐車スペース

自宅発だが、5時という早朝出発できたので、3000mを越えて砂走館まで行けた。最も近い3000m峰で3000mをクリアして、目標達成に満足できた。
4月下旬から5月上旬はネパールのトレッキングに出かけるので、一度は富士山に行っておくという最低目標をクリアした。



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