2016年11月山行記録

20.鶏冠山(とさか、2115m)から木賊山(とくさ、2469m)

Date:2016年11月17日(木)、晴れ
Time:
西沢渓谷入口駐車場(1100m)710ー735二股吊橋(1150m)−925第一岩峰のコル(1810m)935−1000第二岩峰(1986m)1005−1040鶏冠山(第三岩峰、2040m)1045−1110鶏冠山(2115m)1130−1338木賊山(2469m)1350−1455徳ちゃん新道分岐(1870m)1500−1640駐車場
Notes:
今秋はバリエーションルートの案内本を参考にして岩場のあるルートを巡っている。今回は、甲武信ヶ岳南方に突き出る鶏冠山(山梨百名山に選ばれている)から木賊山をトレースした。

西沢渓谷入口駐車場を出発したのは7時を少し過ぎていた。平坦な道で西沢山荘(ここから甲武信ヶ岳への道が通じており、帰りにここに下山してきた、左下写真)を通過し、西沢と東沢を分ける二股吊橋まで来ると、晴れた空に鶏冠山が望める(右下写真)。左端が第一岩峰、中央が第二岩峰、右のピークが鶏冠山です。
西沢山荘 二股吊橋から望む鶏冠山

吊橋を渡った少し先に「西沢渓谷」の看板があり、その横に小さく「鶏冠山」の標識がある。ここが鶏冠山への入り口である。東沢右岸沿いに行き、鶏冠沢合流部で東沢を渡渉する。飛び石伝いに渡るが、少し水に入る状況だった。ここから急登がはじまり、1680mで枝尾根に出、右に進み、1700mで中腹を左(西)方向に巻きながら、ガレ場のトラバースなどあり、1810mの第一岩峰のコルに着く。「チンネのコル」と小さく書かれている。
北に向かい、岩場が現れ、直登すると第二岩峰(1986m)に着く。その先の第三岩峰、鶏冠山までの岩場が望める(左下写真)。また国師ヶ岳が西南西方向正面に望める。その先、10mの岩場は鎖を伝って直登する。さらに立ち木を足場にして登る岩がある。
第二岩峰(1986m)から望む岩場と鶏冠山 10mの岩場

第三岩峰の基部に左下写真の標識があり、標識に従って迂回する。登り返し尾根に出て南に少し戻ると鶏冠山に飛び出る(右下写真)。山梨百名山の標識がある。標高2040mであり、地図上の2115mの鶏冠山はその一つ北にあるピークです。
第三岩峰迂回路の標示 鶏冠山(第三岩峰、2040m、山梨百名山の標識)

25分でその2115mの鶏冠山に着く(左下写真)。正面右に木賊山、その左奥に甲武信ヶ岳が望める。二つの鶏冠山標識があり紛らわしいです。ここから鶏冠尾根をたどるが、2177mピーク以外にも小さなピークを上り下りし、また灌木が伐採後日がたったためか、道が通りにくく(右下写真)労力を必要とするところがある。
鶏冠山(2115m、国土地理院、昭文社地図) ヤブの生い茂る山道

ルートは赤テープ、赤布が随所にあり間違うことはなさそうであるが、木賊山に近づいたところでは、地形が平坦になり、広がるため赤標識を見失うことがあり注意です。突然、甲武信ヶ岳の登山道に飛び出る。そこは赤布、赤テープが示している。1〜2分西に雪道を歩くと木賊山に着く。13時半をすぎていた。
登山道に出た所、赤布等あり 木賊山(2469m)

今までだれにも会わなかったが、下山しはじめて、数人の単独者に会った。雪は2400m付近から上のようで、すぐになくなるが、2400m付近の下りはすでに滑りやすい状況になっていた。戸渡尾根、徳ちゃん新道を経て、西沢山荘で平坦道に戻り、駐車場に戻った。
木賊山の三等三角点 下山した駐車場の紅葉

下山は17時頃になるかと思ったが、下り、きちっとした登山道は予想時間を短縮できた。バリエーションの道は想定より時間がかかることを実感した1日でした。道が通りにくいと疲れます、加えて、岩場を含むルートは。しかし、難ルートの踏破は面白いです。


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