2018年1月山行記録

2.大室山(1468m)、長尾山(1424m)

Date:2018年1月13日(土)、晴
Time:
富士風穴入口(1101m)810−富士風穴825ー大室洞穴855−神座風穴(1260m)930−大室山北峰(1468m)1010−1020大室山南峰(1447.3m)1035−1120神座風穴手前分岐(1255m)1135−精進口登山道1200−天神峠(1350m)1230−1252長尾山(1424m)1257−1307天神峠下(1340m)1310−1410富士風穴登山口
Notes:
富士山の西北部は青木ヶ原樹海が有名だが、天然記念物の風穴が数多くあり、また小噴火口も数多くある。今回は、その代表としての大室山、長尾山を巡る山歩きです。一部は道のないところを歩く。

今年は富士山に雪少なく、車で出かけるには道路の心配がなくありがたい。道の駅なるさわで、まず富士山の本日の姿を写真に収めてから、登山口の富士風穴入口に車を駐車する。気温は−7℃。
道の駅なるさわ からの朝の富士山(逆光) 富士風穴入口

10分と歩かずに、富士風穴に着く。天然記念物 富士風穴と書かれた碑のところから少し歩くと、左下写真の風穴が見られる。風穴とは、溶岩の内部のガス体が外部から収縮する際に、外部の圧力によって弱い部分が破れ、ガスや溶岩が吹き出した後の空洞である、と書かれている。
富士風穴 大室山のブナ林

「大室山のブナ林(右上写真)」を見たあとは大室洞穴に着く。ここは入り口が埋没し入洞は不可能と書かれている。くぼ地が存在するのみです。この後、地形的には小山をぐるっとまわって、眼鏡穴、蒲鉾穴の標識を見て(具体的にはどれだかわからない)、神座風穴(右下写真)に着く。
大室洞穴の案内版 神座風穴附蒲鉾穴及び眼鏡穴の碑神座風穴

大室山の山下(分岐、ここは位置が戻ったときわかりにくいのでタオルを目印にかかげる)に出て、登り口を探すがよくわからないのでそのまま直登する。約200mの高度差、疎林の中の道のないところを登る。途中から赤テープが出てきたが、道とはいえない踏みあとのみです。30分ほど歩いて着いたところが大室山北峰(左下写真)、ただ一切れの木片の標識がある。標識の横に温度計が置いてあり、見ると−3℃だった。
大室山北峰(1468m) 南ア、北岳が木々の間から望める

二等三角点のある南峰は北峰より20mほど低い。途中、南アルプスの白い峰々が望めるが(尾根には道あり)、木々に邪魔され写真スポットはない、右上写真は木々の間から撮った北岳です。南峰には頂上の空間はなく(期待はずれ)、ただ三角点と小さな標識があるのみです(下写真)。
大室山南峰 大室山の標識大室山二等三角点(1447.3m)

南峰の南のはずれから見た富士山です。右斜面が大沢崩れ、左の小さなこぶが宝永山です。
大室山南峰からの富士山

北峰に戻り、北東斜面を少ない赤テープをたよりに下る。分岐より30mほで北側に降りた。タオルのところに戻り昼食です。
分岐から精進口登山道に抜け、天神峠に着く。ここからも道を探したが、結局道のないところを直登した。70〜80mの高度差で長尾山に着く。ここも小さな木片の標識と三角点のみです。
長尾山の標識 長尾山三等三角点

天神峠下に降り、そこからは精進口登山道を車のところに戻った。
道の駅なるさわ からの午後の富士山

道の駅なるさわに戻ると、富士山には少し雲がかかっていた。「なるさわ自然博物館」と「鉱石ミュージアム」を見学した(無料)。


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