2018年4月山行記録

9.赤岩岳〜赤岩尾根P1(1589m)

Date:2018年4月27日(金)、曇り
Time:
赤岩橋(940m)745−850赤岩峠(1430m)855−920赤岩岳(1570m)925ー1583mP(1540m)1025−1128P3(1570m)1135−1220赤岩尾根P1(1619m)1250−1316八丁峠1318−1352上落合橋1355−1405赤岩橋
Notes:
先週の天丸山、大山、帳付山登山で両神山の手前に見えていた赤岩尾根を今回は目指す。熟達者向け要ザイルと書かれているコースで補助ザイルなど準備した。東京から花園ICを出て皆野寄居バイパスを経由するところまでは前回と同じで、その先は国道140号、秩父、大滝を経由して、中津川から日窒(ニッチツ)秩父鉱山の奥に赤岩橋があり、その路肩に駐車した。

ちょうど鉱山の最奥の社宅群跡のあるところで、白い粉になった鉱石などを見ながらその中を通過した先に登山口がある。登山口には「群馬県上野村に至る」の石標が立っている。昔は採掘した鉱石を人馬の背で赤岩峠を越えて群馬県側へ搬出されていたそうです。余談だが、ネットの情報を見ると、最盛期には2000人以上の人が働いていたようで、現在は無人だそうだが、会社は秩父・荒川に営業所がある。今日たまたま1台の車が先行車で鉱山に入っていった。白い石灰石の粒状製品を搬出しているとの情報。だれもいないと思われるところに郵便局の看板があった。現在営業しているのか確認しなかったが(調べると、2016年8月26日一時閉鎖とネットにある)。
赤岩橋駐車スペース、奥は社宅跡 ニッチツ秩父鉱山社宅跡

登山口からは中間の三級基準点を経て1時間で赤岩峠に着く。峠には石祠が祀られていて、赤岩岳が望める。
赤岩峠 赤岩岳を望む

赤岩岳へは東に向かうが、北にずれてまず北稜のピナクルに着く(右上写真の左端の峰)。ここから西方向の景色が良い。左下写真が前回登った大山、と手前に大ナゲシ、右下写真の白い山が八ヶ岳の赤岳、横岳、硫黄岳です。
大山方面(左)、右手前が大ナゲシ 八ヶ岳を望む

赤岩岳へは峠から30分とかからない。ツツジがたくさん咲いている。南側を見下ろせばニッチツの鉱山住居跡が望める。赤岩岳からもピナクルからと同等以上の雄大な景色が望める。少し角度が違い、山の同定に忙しい。
赤岩岳(1570m) 秩父鉱山を見下ろす

尾根を東に向かうとやがて岩場がはじまる。キレット手前からは1583m峰が望める。
岩場始まる 1583mピークを望む

キレットに降りる直前の5mほどの岩壁に補助ザイルを使用した。想定していたピッタシの状況に躊躇なく安全を考えザイルを垂らした(左下写真)。キレットからも岩場が続くが登りのロープがあるところはそれを使えるので問題なし(右下写真)。
5m岩場で補助ザイル 岩場続く

1583m峰をすぎ、最低鞍部の手前からP3、P2を望む(左下写真)。P4は最低鞍部(1490m)からは近いので、すぐに通過する。P3には右下写真の標識が付いているのみ。
P3、P2を望む P3標識

P3、P2付近は赤テープが巻き道や、思わぬ方向に付いていたりで、確認のために時間を要す。P2も同様に左下標識のみ。P1に着くと、P3、P2、赤岩岳をまず振り返る(右下写真)。
P2標識 P1からP2、P3、1583P、赤岩岳を望む

P1の標識も同様だが(左下写真)、ピークの東端にあり、そこから少し下ったところから両神山方向の姿が良い。ゆっくりと昼食タイムとする、もちろんだれも来ないから。今日の天気は曇りだが山々の景色は眺めることができた上に、陽が照らないのがありがたい。
P1(1589m)の標識 両神山を望む

あとは八丁峠に下って、上落合橋に降りれば山道は終わりです。車が5〜6台駐車している。両神山に登っているのだろう。1台下る車があり赤岩橋まで送ってもらえ、舗装道路を歩かずに済んだ。そして14時すぎと早い時間に下山できた。
八丁峠 上落合橋駐車場

赤岩尾根ルートは、最新版の昭文社地図を見ると、赤岩峠〜八丁峠まで4時間40分となっている。今回は3時間15分でした(昼食時間等を含むと4時間20分)。単独、平日で他の登山者なしの好条件のタイムです。岩尾根歩きを堪能できました。帰りはゆっくりと大滝歴史民俗資料館などながめて帰宅した。

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