2018年8月山行記録

14.三本槍岳(1916.9m)、朝日岳(1896m)

Date:2018年8月20日(月)、晴→曇→小雨
Time:
駒止の滝駐車場(1130m)737−847スキー場分岐(1455m)850−950赤面山分岐(1790m)955ー1040三本槍岳(1916.9m)1055−1200朝日岳(1896m)1230−1300峰の茶屋跡(1720m)1305−1345ロープウエイ山麓駅(1390m)1408=1420北湯入口−1435駒止の滝駐車場
Notes:
今夏は35℃以上の猛暑の日が続き、7月のインドヒマラヤ旅行以来山にもご無沙汰していたが、先週末からやっと最高気温が30℃を少し上回る程度に落ち着いてきたので、やっと山に登る気になってきた。関東近辺の一等三角点の山でまだ登っていなかった、那須の三本槍岳、それが今回の目指す山です。
登山口まで距離が200kmを少し超すので、高速料金を含めて少し躊躇する要素があるが、やはりまだ登ってない山が対象です。

4時半自宅発で、7時半に登山口の駒止の滝駐車場に着いた。ここは温泉プールのある北温泉の入り口の駐車場でもある。駐車場脇に観瀑台があり駒止の滝が目の前に見える(左下写真)。高さ約20mと書かれているが、それ以上あるように思える。5〜10分ほど歩いて川に下ると北温泉です(右下写真)。この温泉には下山後入浴予定。

駒止の滝 北温泉の温泉プール

中の大倉尾根の1600m近くまで登ってくると、百名山、那須岳の茶臼岳(1915m、*注参照)、そして先が少し尖った朝日岳が見えてくる(左下写真)。赤面山分岐を過ぎ、北温泉分岐までくると三本槍岳が望める。
左:茶臼岳、右:朝日岳 三本槍岳を望む

三本槍岳山頂には大勢の登山者がいた。中の大倉尾根ルートからはだれにも会ってないが、茶臼岳方面からの人が多いようです。北温泉分岐で稜線からの人に大勢出会った。一等三角点は大きくて、地上に飛び出ている。山が削られらためか?
三本槍というと尖った三本の岩峰を思わせるが、そうではなくて、これは「日本百名山」に説明があるが、下野、磐城、岩代の三国境になっていて、封建時代に各藩の武士が所領を確かめるため、五月五日の節句にそれぞれ槍を携えて登山し、山頂で三本の槍を立てた行事から来た名だそうである。
三本槍岳(1916.9m)山頂 三本槍岳、一等三角点

予想より早く着いたので、昼食は朝日岳で摂ることにして先を急ぐ。清水平から1900m峰、熊見曽根尾根分岐を経てちょうど12時に朝日岳に着いた。茶臼、朝日、三本槍岳を、所謂那須岳と見なしていいだろうと、同じく「日本百名山」に書かれている。
清水平から三本槍岳を振り返る 朝日岳(1896m)山頂

12時を過ぎて、茶臼岳に雲がかかってきた。
茶臼岳に雲がかかってきた りんどう

峰の茶屋跡、避難小屋を経て、ロープウエイ山麓駅に着くころには小雨が降ってきた。
峰の茶屋跡、避難小屋 朝日岳を望む

ロープウエイ山麓駅から北湯入口までバスに乗り、そして15分ほど歩いて駐車場に戻った。そこから北温泉まで徒歩で下り北温泉に入った。温泉は天狗の湯の内湯と、室内脇の露天風呂と、外から見える温泉プールの3湯あったのは良いが、石鹸、シャンプーなどがなかったのは、想定外だった。
北温泉の玄関 北温泉の温泉プール

*注、那須岳(茶臼岳)に登ったのは、昭49年(1974)9月でした。「日本百名山」には「茶臼岳が那須岳の最高峰である」「那須岳(1917m)」との記述がある。現在の地図では、茶臼岳:1915m、三本槍岳:1917mで、三本槍岳の方が高い。そして、1917mとすれば三本槍岳を指すのか?と疑われた。調べてみると、自分の持っている20万分の1国土地理院地図(昭42年版)では、茶臼岳も三本槍岳も同標高の1917mとなっている。以後の測量で茶臼岳が2m低くなって1915mになったようで、疑問は解消した。

那須岳は、やはり、茶臼岳、朝日岳、三本槍岳の3山を登っておくべきで、その意味で今回は一つの懸案を処理したような気持ちです。


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