2018年9月山行記録

15.袈裟丸山(1878.3m)

Date:2018年9月6日(木)、曇時々晴
Time:
折場登山口(1195m)740−830展望台(1525m)850−928小丸山(1676m)935ー1042前袈裟丸山(一等三角点、1878.3m)1130−1225小丸山1235−1320展望台1330−1410折場登山口
Notes:
今回の一等三角点の山は、袈裟丸山です。袈裟丸山は足尾山塊の最南端に位置する山で山頂の展望は素晴らしい。袈裟丸山は、奥袈裟、中袈裟、後袈裟、前袈裟のピークを連ね、袈裟丸連峰と呼ばれているが、一般に袈裟丸山と呼ばれているのは一等三角点標石が置かれている前袈裟のことです、とガイド本にある。三百名山でもある。前回の三本槍岳も三百名山であった。東京からはかなり距離があるが、車で入山すれば簡単に日帰りできるように林道が奥まで伸びた。

4時20分発で3時間で折場登山口に着いた。駐車場も広くトイレもある。標高は1200m近くあり山頂までの標高差は700mと少ない。30分も歩けば左側が開けた尾根に出て、山が望めた(右下写真)。その時はよくわからなかったが、袈裟丸山であったと下山時に確認できた。
折場登山口 頂上に雲のかかった袈裟丸山

1時間かからずに展望台に着く。残念ながら袈裟丸山山頂部は雲がかっかっている。下写真は午後の下山時、雲が晴れて袈裟丸山連峰全山が望めた。
左から前袈裟丸山、後袈裟丸山、中袈裟丸山、奥袈裟丸山(下山時展望台より)

左下写真の展望台横の説明板に袈裟丸山の名称のいわれが書かれている。「中国から戻った弘法大師が赤城山に高野山を開こうとしたところ、赤城山の山神は仏の地となることを嫌い、一谷を隠して九百九十九谷しか現さなかったそうです。大師は残り一谷を探して現在の袈裟丸山まで来たのですが、ここにもなく落胆し、袈裟を丸めてこの山に置いて下りたため、袈裟丸の名が付いたということです。」
展望台から1〜2分で賽の河原、塔の沢コースとの分岐を過ぎ、栃木県との県界尾根に合した先の小ピークに雨量計が設置されている(右下写真)。
展望台 雨量計

雨量計から少し先で雲が晴れて、はじめて袈裟丸山を確認できた(左下写真)。小丸山で北側の山々も望めたが、山名は後ほど確認することにする。
下山時がはじめて見えた 小丸山(1676m)

小丸山を下って行くと、ダケカンバ林の広場にカマボコ型の2〜3人用の小さな避難小屋がある。小ピークを越えてから急登を登り、前袈裟丸山に着く。まず一等三角点が目につく。
小丸避難小屋 前袈裟丸山、一等三角点(1878.3m)

前袈裟丸山には消えかかった山頂標識しかなく、その横で記録写真を撮る(左下写真)。
後袈裟丸山へは、八反張のコルの風化が激しく通行禁止になっているが、行けたら行こうと考えていたので尾根を北に下ってみた。すると後袈裟丸山から北の山々がよく望める。そこでわざわざ行くこともないと考えが変わってここで昼食とし、山々の確認に入る(前袈裟丸山山頂からは北の山が見えない)。
前袈裟丸山山頂 後袈裟丸山(1908m)を望む
皇海山、白根山も右奥に見える

目立つ山は、白根山と男体山の二つです。
白根山を望む 男体山を望む

左下写真は小丸山まで戻ってきたところからの皇海山です、右に白根山が見えてます。下山時に袈裟丸山の頂上が望めたのは良かった。
左に皇海山、右に白根山を望む 下山時に袈裟丸山の頂上が望めた

朝は雲にかくれていたのが、昼前から晴れてきてラッキーだった。袈裟丸山連峰ほか十分に堪能できました。

帰りは草木湖畔の国民宿舎サンレイク草木のお風呂に浸かった。高齢者割引で400円は銭湯より安く、露天風呂にサウナもあり、ほぼ貸切状態と合わせて、これからはまた入浴してからの帰宅にはまりそうです。


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