2018年10月山行記録

18.御嶽山(3067m)(玉山会)

Date:2018年10月13日(土)、曇り/時々晴れ
Time:
濁河温泉登山口(1780m)535ー810八合目お助け水(2450m)815−930五の池小屋(2800m)940−1050二の池山荘(2910m、昼食)1115−1130黒沢口分岐(2925m)−1220二の池山荘1235−1330五の池小屋1345−1640濁河温泉
Notes:
今年の玉山会はワタスゲさんの百名山登頂祝いになるように御嶽山と一年前に決めていた。しかし、99山目の穂高岳が夏の天候不順で延期となり、1週間前のギリギリになってやっと99山となるなど、皆を心配させていた。一方、御嶽山の方は通行止めであった剣ヶ峰が9月26日に登山可能となったが、それも10月8日までで終了し、また閉鎖となった。

12日、中央高速で伊那ICから木曽福島へ出た。ここで、ツマトリソウさんを出迎える。少し時間があったので、中山道の要衝「福島関所」跡を見学した。日本四大関所の1つとのこと、ちなみに後の3つは、東海道の箱根、新居と、中山道の碓氷。資料館内には、関所の地図や、関所女手形とその「女改めの実際」の説明などが掲示されている。この関所は、「女改め」と「鉄砲改め」に重点が置かれていたと書かれている。
福島(木曽)関所跡 福島関所資料館内部

濁河温泉には3時頃に着き、登山口と、6月28日の集中豪雨による仙人橋の崩落による迂回路の確認や、白糸ノ滝、緋ノ滝、そして温泉宿を散歩して回った。
濁河温泉、白糸滝 五の池小屋に着いた

13日は、日の出少し前の5時半出発。迂回路を廻ったあとは従来の登山道を七合目、湯の花峠、八合目と登り、森林限界を過ぎて、乗鞍岳、笠ヶ岳などを北に見ながら五の池小屋に着いた(右上写真)。五の池小屋は火山噴火後の復興の中心となった小屋で、今でも工事が行われれていて、作業員の人も仕事をしていた。まだ営業中で昨日泊った登山者にも会った。きれいなトイレとの女性たちからの報告がありました。五の池小屋からは正面に摩利支天山が望める(左下写真)。
五の池小屋より摩利支天山(2959.5m)を望む 飛騨頂上神社(2800m)

小屋前は工事中のため通れず、飛騨頂上神社(右上写真)を経て、大瀧霊神のある南側に抜ける(左下写真)。
大瀧霊神(右)と五の池小屋 三の池を望む

三の池を望みながら、トラバース道を行くと、一登りでサイノ河原避難小屋に着く。そしてまた一登りすると、二の池山荘に着く。ここまで5時間少々かかった。休憩時間込みでほぼコースタイム通りです。二の池は泥に埋まり水はない(正確には端の方に少し)。この小屋(営業は閉鎖)にも工事中の作業員がいるころがわかり、見張りがいる感じで、剣ヶ峰は難しいと認識した。小屋の少し先の小さな池の付近で昼食を摂った。
泥に埋まった二の池と剣ヶ峰を望む 二の池山荘

池の先から尾根に取り付くショートカットルートの入口(二の池上分岐)に「ここからは入山できません」の警告版があった。そして、黒沢からの分岐には、加えて、「災害対策基本法第63条第1項に基づき立入規制」の立入禁止看板があった(左下写真)。頂上付近散策の様子は割愛します。
立入禁止と警告の2枚看板(黒沢分岐) 二の池と二の池山荘を望む

二の池山荘まで戻り、記念写真を撮った(下写真、ニリンソウご夫妻は五の池小屋まで)。
二の池山荘前で(後ろは剣ヶ峰)

下山は16時半を少しすぎた。今日は11時間の久しぶりのロングルートを制覇しました。
そして、夜は湯元館の豪華な食事を骨酒とともに戴き、その後はワタスゲさん百名山登頂祝いのケーキをみんなで美味しくいただいた。
祝百名山登頂記念のケーキ ワタスゲさん

14日朝、湯元館前で全員集合です。
湯元館の前で

天気に恵まれた。直前までの曇りから、晴れ間も加わり、風もない登山日和でした。玉山会は12回目と続いています。
看板には「入山した場合は、刑罰法令に触れます」「入山者を発見した場合は、直ちに木曽警察署へ通報します」とまで書かれていた。
木曽福島でツマトリソウさんを見送り、中央高速は順調に走っていたが、上野原、小仏間の事故渋滞に遭遇し、上野原ICで下道に回ったが、結局、帰宅は18時半になってしまった。



トップへ戻る