2018年11月山行記録

21.富士山まぼろしの滝、御中道

Date:2018年11月21日(水)、晴
Time:
御殿場新五合目(1425m)740ー850不浄流し横断(1820m)−940まぼろしの滝(2060m)950−1005須走口五合目駐車場上(1975m)1010−1135新六合長田山荘(2420m)1140−1220本六合瀬戸館(2620m)1250−1320吉田下山道分岐(2570m)1325−1405瀬戸館−1440砂払五合目避難小屋(2130)1450−1610御殿場新五合目
Notes:
冬季期間の富士山の楽しみの一つとして、今回は、まぼろしの滝と御中道ルートのトレースに出かけた。不浄流しまぼろしの滝は、5/中〜6/中の間のみの雪解け水でできる滝で、どんなところなのか?雪がなければ、不浄流しを登ってみようと。もう一つは、御中道の須走側から吉田側へ抜けるルートのトレース。御殿場の新五合目まで車が入れるとの情報で、御殿場口から須走口、吉田口方面を往復することにした。

今日も快晴で、滝ヶ原から雪の富士山を眺めてから(左下写真)。御殿場口新五合目に着いた。駐車場はクローズされており、第2駐車場の門の前に先着一台の横に駐車した。
御殿場口から須走口へはブル道を通るが、点々と色テープのマークがあり登山道とも言える。ゆったりとした登りだが、ガスると迷う可能性がある。途中、富士山頂まで引いてある電線の電柱を横断する(右下写真)。このサブステーションで電柱は終わりで、電線は地上を這っている。御殿場市と小山町境の御殿場側を通っている。
滝ヶ原米軍キャンプ場前からの富士山
左肩:宝永山
富士山頂へ向かう電線と電柱を横切る

御殿場口東面大斜面から望む富士山は雄大です。
御殿場大斜面から望む富士山、左:宝永山(標高1500m付近から)

1826m地点で不浄流しを横断する。この上部にまぼろしの滝がある。滝の下部は大きくえぐられている。最初はこの部分が滝になるのかと思ったが、違った(それなら雄大だが)。まぼろしの滝はその上部。
不浄流し横断個所からの富士山 不浄流し、まぼろしの滝の下部拡大

ブル道はさらに北に向かい須走口五合目に出るのだが、その手前に大きなガラ沢を横切る。そして、須走口五合目からはじまるハイキング道が南へ巻く形で不浄流し、まぼろしの滝へ向かっている。よって、ガレ沢手前を西へ直上してハイキング道に出て、まぼろしの滝に着いた。ネットの写真などを照合すると、右下写真の左側の雪で覆われている沢部分がまぼろしの滝となることが分かった。まっすぐに落下する急な滝ではなく、2〜4mの滝やナメ滝が続くようです、それも雪解けの5〜6月に限定して。
左下写真は、手前に山中湖、奥は、左から杓子山、御正体山、そして、丹沢の大室山へと続く。
手前に山中湖、左から杓子山、御正体山、
そして、丹沢連山に続く
不浄流し、まぼろしの滝と富士山

ハイキング道を戻ると、須走口五合目の第三駐車場の南西角に出る(左下写真)。ここから須走ルートのブル道を上へと向かう。砂払五合目(右下写真)を経由して、新六合長田山荘手前で登山道に合流した。
須走口五合目駐車場 砂払五合目吉野屋

登山道はブル道より雪が多く残っている。ツララも見られた(左下写真)。本日の目標地点である本六合の瀬戸館(2620m)に12時20分に着いた。昼食とする。
登山道のツララ 本六合瀬戸館よりの富士山

御中道ルートは、瀬戸館先の東口胎内(入ろうとしたが入口が狭いのでやめた)から先に続いている。2620mラインに平行に低い草木帯を進む。最後にガラガラの溶岩流の急坂を横断すると2570m地点で吉田下山道に合流する(右下写真)。
吉田口に向かう御中道、溶岩流横断
右下切り欠き:吉田下山道合流点
左上に吉田七合目山小屋が見える
吉田下山道に出会ったところ

瀬戸館に戻り、ブル道から砂払五合目、須走口五合目駐車場脇を経由して、御殿場口に戻った。御殿場口手前では、雲の中に入り先が見えなくなり道を見失いそうになることもあった。
ブル道からの富士山(本六合下) 夕暮れの富士山(御殿場口)

御殿場口戻りが16時すぎになり、温泉に入って帰宅するのにちょうどよい時間となった。東名高速の自然渋滞も解消し、環八もスイスイ帰れた。


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