2020年6月山行記録

7.雁坂嶺(2289m)、破風山(2318m)

Date:2020年6月5日(金)、晴/曇
Time:
雁坂トンネルP(1200m)710ー811くつきり沢出合(1480m)818−1005雁坂峠(2082m)1010−1050雁坂嶺(2289m)1055−1210破風山(2318m)1245−1408雁坂嶺1413−1438雁坂峠1448−1530井戸沢1535−1605くつきり沢出合1610−1700雁坂トンネルP
Notes:
日本三大峠の1つ、雁坂峠を経て、奥秩父の未踏の2山へ。日本三大峠とは針ノ木峠(2541m)、三伏峠(2580m)、そして雁坂峠の3つで、他はすでに越えている。三大と付く所以は、標高差が大きいこと、長時間歩くことの他に、歴史的なこともあるのだろう。この峠は日本武尊が越えたこと、武田信玄の軍用道路であったことなどが上げられる。

山梨県側の登り口は、1998年に開通した有料の国道140号雁坂トンネルのゲート事務所に付設された駐車場がスタート地点となる。最初の30分は舗装された林道歩きで沓切橋へ、ここから登山道がはじまり次の30分で「くつきり沢出合」と小さく書かれた標識のあった沢を渡る。どうも沓切沢が混同されているのかな?次の30分は峠沢沿いの道で少し悪いところがある。
雁坂トンネル事務所と駐車場 くつきり沢出合付近

そして、尾根を離れ、ジグザクの登りを繰り返して雁坂峠に着く。出発点に秩父往還、雁坂峠まで3時間と書かれていたが、ほぼその時間で着いた。峠に先着者がいた。埼玉側から登ってきて、ここから引き返すとのことだった。
日本三大峠 雁坂峠(2082m)の標識 雁坂峠から雁坂嶺方向を望む

雁坂峠からは南西方向には、国師ヶ岳/北奥千丈山、黒金山、乾徳山が望め(左下写真)、南方向には前々回に登った水晶山、古礼山が連なっている(右下写真)。富士山がその右に見えるはずだが見えない。冬と違って夏場は雲がかかることが多い。
右から国師ヶ岳/北奥千丈山
左に下って黒金山、乾徳山
水晶山、古礼山と連なる

峠から40分の尾根歩きで雁坂嶺に着く。三等三角点の地肌が削られたのか目立つ(左下写真)。
雁坂嶺 三等三角点 雁坂嶺山頂(2289m)

雁坂嶺から西方向にこれから辿る破風山と、その背後に、左から木賊山、甲武信ヶ岳(中央)、三宝山が望める(左下写真)。破風山には東破風山と西破風山がある。最初に登りつくのは東破風山でここには三角点はない(右下写真)。
左から木賊山、甲武信ヶ岳(中央)、三宝山
手前は破風山
東破風山(2280m)

この辺りから花崗岩の露岩が目立つようになる。余分な足の上げ下げは疲れる。出発からちょうど5時間の12時10分に破風山、即ち西破風山に着いた。ここも三等三角点が目立つ。
破風山(2318m)三等三角点 破風山山頂(2318m)

下山時にゆっくりと目を凝らして見ても残念ながら富士山は見えない。
広瀬湖を望む、富士山は見えない 尾根道から雁坂嶺を望む

雁坂トンネル駐車場に戻ったのは17時になった。ちょうど10時間、よく歩きました。

笛吹の湯などの日帰り温泉を調べてみたが、県内の人、予約の人に限るなど、まだ利用できる状態ではなかった。談合坂SAも車が少なかった。


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