2020年11月山行記録

17.諏訪山(1550m)

Date:2020年11月5日(木)、晴
Time:
楢原登山口(850m)825ー953湯ノ沢の頭(1740m)1000−1045廃屋避難小屋(1955m)1050−1120三笠山(1505m)1130−1155諏訪山(1550m)1205−1230三笠山(昼食)1255−1400湯ノ沢の頭1405ー1520楢原登山口
Notes:
三百名山にはあまり興味はないのだが、まだ登ってない山で登ってみたい山を探すと、目に入ってくる。諏訪山は、西上州最奥の上野村(あの日航機事故の御巣鷹山のある所)にある。本庄児玉ICからR462、R299、林道を経由して、楢原登山口に着く。

先行車が1台お堂の前に駐車している。このお堂の立看板に「三笠山普寛堂(天台宗修験道 御嶽山法流)」と書かれている(左下写真、正面の建物)。
楢原登山口 紅葉

登りだして沢筋から尾根道に変わり、紅葉を愛でながら、地図とにらめっこして登る。尾根筋を右、左と巻きながら登り、高低差がないので現在位置の把握がつかみにくい。湯ノ沢の頭の手前に左下写真の三笠山遥拝所があった。ここの下りは岩場でハシゴがある。湯ノ沢の頭(右下写真)に着いて、位置がはっきりした。ここまで1時間半の予定通りです。
三笠山遥拝所 湯ノ沢の頭

また厚く積もった落ち葉の稜線を進むと、45分で屋根のなくなったトタン張りの避難小屋に着く。ここはこれから登る三笠山の急登に備える良い休憩場所です。三笠山の登りは写真は省略したが、岩稜でロープとハシゴが連続する。登り着いた三笠山には右下写真の祠がある。三笠山刀利天王というらしいが外からは何もわからない。三笠山山頂と、ヤツウチグラの小さな標識があるのみ。ここで先行者の若者に出会った。展望の良い場所で山の写真も撮ったが、後でゆっくりと過ごすことにして先に進む。
三笠山を望む 三笠山(ヤツウチグラ)

諏訪山へは、岩場を一たん下降し、また登りかえす。どれがピークかよくわからない山で、登り着いた頂上も樹林に囲まれた寂しい山頂で展望はない。三等三角点が最初に目に入る。写真を撮って、三笠山に戻り、昼食にする。
諏訪山山頂(1955m) 諏訪山三等三角点

左下写真、雪で白く輝く山は、北アルプス、後立山連峰。右下写真、浅間山がまずはっきりと同定でき、そのすぐ左の白い山は、形状が槍穂高ではないので、白馬から鹿島槍の並びと思われるがはっきりとどの山とは同定できなかた。
北アルプスを望む 浅間山を望む

振り返って、諏訪山は左下写真、左端奥がピークと思われる。東を向けば、天丸山が特異な形でずっと見えている(右下写真)。
諏訪山を望む(三笠山から) 天丸山を望む

同じ道を楢原登山口に戻る。

この山が300名山に選ばれたのは、その静けさが買われたのかも知れない、とある本に書かれていたが、同感である。信仰の寂峰ともいわれる。
帰りは、神川町の「白寿の湯」に立ち寄った。茶褐色のナトリウム・塩化物強塩泉。



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