2021年2月山行記録

4.水ヶ塚から宝永火口(2300m)

Date:2021年2月25日(木)、晴→曇
Time:
水ヶ塚駐車場(1450m)747ー907二合目(1830m、アイゼン着)917−950御殿庭下,2.5合(1980m)955−1035御殿庭中,3合(2170m)−1050第三火口御殿庭上(2160m)1055−1120昼食(2300m)1140−1212御殿庭入口(1970m)1225−1355水ヶ塚駐車場
Notes:
新しくチェーンスパイクを買ったので、その試しにと前回雲取山に登ったが、使用しなかった。今回はそれを使うこともあり宝永山を目指した。ヤマレコなどの事前情報では、今年は雪は少ないとのことであった。

足柄SAで明るくなり、真っ白な富士山が望めた(左下写真)。天気良好で良いシグナルかと思ったが、地面は濡れているし、前夜雨が降ったようだ。富士山スカイラインを走っていると、道路に雪が出だし、驚いたことに一部凍っているところもある。今年は冬タイヤに変えてないし、どうなるかと思ったが、4WDなので何とか水ヶ塚駐車場にまで入れた、前夜降雪があったようです(右下写真)。
足柄SAから望む富士山(6:24) 水ヶ塚駐車場

水ヶ塚駐車場からの新雪の富士山は美しい。森林限界の線がよくわかる。
水ヶ塚駐車場から望む富士山(7:37)

須山口登山口では一人の先行者の足跡があるが、その足跡も一合五勺で幕岩の方に向かい、久しぶりにトレースなしの歩行で気分も良い。傾斜が急になってくる二合目でチェーンスパイクを着ける。新雪に新しいアイゼンの登山道への接触具合を確かめる。少々いつもとは違う。御殿庭下,2.5合目を過ぎ、御殿庭中,3合目で第三火口の方に森林の中をトラバースすると第三火口に出る。
須山口登山道入口 御殿庭下,2.5合(1980m)

ここからは展望が開け、宝永山、富士山が真正面に望める。御殿庭上でこれからの行程を考えた。宝永山まで少なくとも2時間はかかる。11時、ちょっと宝永山登頂は難しそうだ。そこで道ではない宝永山の方に直登して行けるところまで行き、あとはチェーンスパイクの歩行訓練のため斜面を散歩しながら下ることにした。11時20分、2300m地点で風も出てきたし打ち止めにして昼食にする。
宝永山を望む 第三火口御殿庭上から富士山を望む

後は雪と一部砂利の混ざる斜面を放浪しながら斜面を下り、御殿庭入口で登山道に出会った。ちょうど雲も出てきて上部は見えない情況になり(左下写真、午後からは曇り予報だった)、これが正解と思えた。14時少し前に水ヶ塚駐車場に下山した。
御殿庭入口から上部望む、一面雲に覆われる 御殿庭下で記録写真

チェーンスパイクの使い勝手が良く分かった。今後の参考になる。
チェーンスパイクは、今回の柔らかい雪で下が見えない道では安定性が悪くぐらつく時がある。靴裏全面で足を置くが、捕まえ方が薄い、刃先が短いため。一方、12本爪アイゼンではきちっと道に食い込むし、前爪で有効に捕まえることも可能だ。今回は道でない急斜面も歩いたので、12本爪アイゼンが正解だったと思う。新雪がなければチェーンスパイクで良かったのだろう。但し、チェーンスパイクは軽いし、小さくコンパクトに収納できるメリットは大きい。また登山靴にもトレッキングシューズにも装着できる。12本爪アイゼンは重いしかさばる。



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