2021年7月山行記録

14.ニセイカウシュッペ山(1883m)

Date:2021年7月29日(木)、晴/曇
Time:
登山口駐車場(1140m)700ー830見晴台(1560m)835−900 大槍のコル(1750m)905−935ニセイカウシュッペ山(1883m)1015−1110見晴台115−1230登山口駐車場
Notes:
北海道の山に出かける。7月28日、旭川空港に昼過ぎに着いた。上川町の民宿に泊まる予定だが、その前に2ヶ所観光地を見学した。

1ヶ所目はよく写真にでてくる美瑛の四季彩の丘、パッチワーク柄のお花畑が有名です。色彩鮮やかで、今日もかなりの観光客がいました。花々の奥には、噴煙をあげている十勝岳が望める。その左には、トムラウシを経て大雪山へと続くが、2000m以上は雲の中であり、山頂は望めない。
美瑛、四季彩の丘 十勝連峰を望む

2ヶ所目は神居古潭、アイヌ語で神の住む場所とか。最初は地質学で神居古潭構造帯とか習った気がする。標識のある駐車場の向かい側には旧神居古潭駅舎があり、そこまで散歩した。峡谷を吊り橋で渡って行く。吊り橋下には結晶質石灰岩の褶曲構造が見られる。
神居古潭 旧神居古潭駅舎

29日、ニセイカウシュッペ山に向かう。6時に民宿を出発し、国道273号を中越で林道に入る。途中ゲートがある。昔は鍵番号を事前に聞いておいて開けたようだが、今は鍵はかかってない。ただ常時閉門状態にしてある。登山口駐車場はかなり広い。先行車は1台、後で1台が来て3台になった。
古川砂金越林道ゲート、鍵はかかってない 登山口駐車場

7時の出発。ゆるい稜線歩き1時間ほどで展望のあるところを通過する(1500m)。国土地理院の1371m、1533mはどちらも林の中で、見晴台?(1560m、標識などはない)から展望が続く。南西方向に大雪連峰の明日登る予定の黒岳、北鎮岳が見えている。
登山道入り口 見晴台からの大雪の山並み

大槍の手前のコルから沢を隔てて真向かいにニセイカウシュッペ山が望める。頂上は右端、2つのピークがあり、先行者の姿が見えている。
ニセイカウシュッペ山を望む

前衛峰のコルを経て、30分で山頂に着いた。ニセイカウシュッペの意味はアイヌ語で「断崖の上にある山」とのこと、層雲峡の断崖の上にある山と理解する。三角点は読みにくく、何等三角点かわからない(一等ではない)。その標高は1879mで、もう一つのピークの方が高く1883mで、そちらに行ってから戻って昼食にした。
ニセイカウシュッペ山山頂(1879m,1883m)

南方向には、石狩岳とニペソツ山が重なって見えているようだ。トムラウシは遠くに雲の中です。
石狩岳とニペソツ山が重なって見える 層雲峡・黒岳ロープウェイ駅

往路を下り、12時半に登山口に戻った。炎天下の登山、着替えをしてから、層雲峡のホテルまで走った。
明日は黒岳ロープウェイを利用して、黒岳、北鎮岳を登る予定で、ロープウェイ乗り場まで散歩した。

北海道の山で登り残している山、ニセイカウシュッペ、この山を今回一番に目指した理由は、北大山岳部歌に歌われているからです。「ニセイカウシュッペにトムラウシに 北の山の沢の焚火に語ろうよ」


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