2021年8月記録17.野付半島、納沙布岬(本土最東端)Date:2021年8月1日(日)〜2日(月) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Notes: 8月1日、阿寒湖から屈斜路湖に向かう。明け方から小雨が降りだし、昨日までの好天から明らかに天気が変化した。屈斜路湖の和琴半島キャンプ場の駐車場に車を停めて、湖畔の散歩をする。湖のそばに露店風呂がある。一人入浴している。野外の本当の露天風呂だ。
続いて、摩周湖。一番近い第一展望台で湖を展望するが、小雨降るは変わらず霧の摩周湖状態です。 中標津を経て、標津町で根室海峡に出る。野付半島の砂嘴(両側に海の見える)を走って、トドワラのあるネイチャーセンターを通過して、先に先端を目指す。この先車両進入禁止、の看板のあるところに車を停める。
少し先に見える野付崎灯台まで歩く。ハマナスの花が雨に濡れている。残念ながら北方領土・国後島は見えない。国後島までわずか16kmの最も近い位置にある。
野付半島ネイチャーセンターに戻り、館内見学後、トドワラにトラクターバスで向かう。トドワラとは、海水に侵食され立ち枯れたトドマツが並ぶ場所だが、ほとんど立ち枯れ状態である。いずれこの光景も見られなくなるかもしれませんと書かれている。 実は50年前にこの場所に来ているが、その時にはトドマツはもっとあった。50年前とは札幌オリンピックのあった1972年2月で、対岸の尾岱沼から凍った海の上を歩いてきた。当時は小型トラックも海の上を走っていた。現在は温暖化のためかそこまで凍らないそうで、海の上を歩けるという話は館員の話からは聞けなかった。
ネイチャーセンターで昼食後、陸側対岸の尾岱沼にある道の駅おだいとう・北方領土資料館・展望塔に立ち寄るが、雨と景色の状況は変わらず。この後、旧奥行臼駅逓所に立ち寄って、根室市内の民宿に落ち着いた。 8月2日は、納沙布岬に向かう
納沙布岬も小雨が降っていた。納沙布岬灯台を見てから、北方館・望郷の家で資料等を見聞して、四島のかけ橋、希望の鐘、そして、本土最東端・納沙布岬の標識などを確認した。残念ながら、ここでも北方領土・歯舞群島は望めなかった。最も近い貝殻島まではわずか3.7kmである。
続いて、日本最東端の駅・東根室駅に立ち寄り、根室を後にした。厚岸町では道の駅に立ち寄ったが、昼食は中華料理店でラーメンにした。
午後は釧路湿原。北斗展望台から湿原を眺め、案内員の説明を聞き、サテライト展望台まで足をのばした。温根内ビジターセンターでは、木道歩きコースを散策した。
今回の旅の最後は、丹頂鶴自然公園でタンチョウを見学した。直線の園路沿いにタンチョウが各つがい毎に分けられ飼育されている。
釧路空港18時40分発で羽田空港に戻った。コロナ禍の中で、飛行機は空いていた。 ニセイカウシュッペ、北鎮岳・黒岳、雌阿寒岳の3山登山は好天に恵まれ所期の目的を果たした(但し、炎天下だったが)。納沙布岬(最東端)で、現在可能な日本東西南北四端は完結した。歯舞群島が見えなかったのは残念です。同じく国後島が見えなかったのは残念だったが、野付半島の変わり具合は50年の時間の流れを感じました。 |