2021年12月記録

27.安土城、延暦寺、大比叡(848m)、高山寺

Date:2021年11月30日(火)〜12月3日(金)
Notes:
11月30日、「ひかり」で米原駅乗り換え、安土駅下車。安土城は焼失して遺構のみだが、最近は石垣、本丸跡などが整備され、観光地化され、そして、博物館などが充実し当時の状況が復元されているとのこと。貸自転車(1000円)で周回する。最初に安土城跡、大手道石垣の横には、羽柴秀吉邸跡、前田邸跡などの説明板がある。本丸跡の上の一番高いところに天主跡がある(左下写真)。背丈ほどの高さの石垣に囲まれた東西南北約28mの台地。ここは天主の地階にあたり、その上に五層七階(地上6階、地下1階)高さ33mの天主がそびえていたそうです。
その天主5、6階部分が復元されているのが「安土城天主信長の館」です(右下写真)。5階黄金の間には障壁画(仏教世界観による理想郷)も再現されている。あと、「安土城考古博物館」「安土城郭資料館」に立ち寄った。これらで、安土城の全貌が把握できた。
安土城天主跡 「信長の館」天主5、6階部分の復元

12月1日、浜大津から坂本比叡山駅に着く。まず早朝の日吉大社と日吉東照宮を散策する。初冬の参拝道から楼門を経て拝殿までは厳かな雰囲気です。そして、長さ日本一という坂本ケーブルで延暦寺駅まで登ると、琵琶湖が一望できる。
坂本、山王総本宮日吉大社の楼門 ケーブル延暦寺駅からの琵琶湖

延暦寺、根本中堂は工事中(拝観可)ですが、特別拝観で、戒壇院、法華総持院、国宝殿が見学可能で、これら内部の釈迦牟尼仏、文殊菩薩、弥勒菩薩、大日如来、胎蔵界五仏、金剛界五仏などが良かった。
延暦寺、大講堂 延暦寺、法華総持院、東塔、阿弥陀堂

シャトルバスで比叡山頂まで行き、徒歩10分ほどで、大比叡(848m)山頂に着く。木陰の中に一等三角点が一部照らされている。地図によると、比叡山には2つのピークがあり、西に四明岳(838m)、東に大比叡(848m)となっている。
大比叡(848m)山頂 大比叡(848m)、一等三角点

左下写真で、駐車場から見えているのが四明岳。北方向には比良の山々と京都北山が望める。右下写真では、同じ一等三角点の山である蓬莱山が目立ちます。
比叡山頂駐車場、四明岳を望む 比良、蓬莱山を望む

シャトルバスで横川へ移動。横川中堂、元三大師堂などを歩いてまわる。西塔の釈迦堂にも立ち寄る。
横川中堂 元三大師への道

坂本にケーブルで下り、坂本城跡を見学する。城跡公園と城跡の碑などを見てまわった。城跡公園は城跡から隣接した場所にあり(城跡の碑は城内ではあるが)、本丸跡は私有地になっており、湖底の石垣が琵琶湖の水位低下(約-60cm)で見えるようになったそうだが、そこには入れない。
坂本城跡公園の地図 坂本城跡公園、明智光秀像

2日、バスで栂尾まで行き、真言宗寺院の高山寺を見学する。ここは石水院の庭園と「鳥獣人物戯画」が有名で、「鳥獣人物戯画絵巻」が展示(複製)されている。世界文化遺産に登録されている。延暦寺ももちろん世界文化遺産です。京都には17の世界文化遺産があるが、これで全部行ったことになる(特に意識したわけではないのですが、行ってないところに行ったことで、今確認して17ヶ所の世界遺産全部行ったことを知りました)。
高山寺の後、槇ノ尾の西明寺、高雄の神護寺に足をのばす。神護寺も真言宗の密教寺院。昔小学生の頃に母親達に連れられて来たが、記憶にあるのは、かわらけ投げ。厄除け祈願と書かれているが、どこまで遠く飛ぶかが腕の見せところ。200円で3枚、そのうち2枚目が遠くまで飛んだ。だれも来なくて暇そうな茶店のお姉さんに甘酒を頼み、しばし歓談した。
高山寺の山門 神護寺

高雄から清滝までは沢沿いのハイキングコース、1時間で清滝に着く。バスで嵐山に出た。嵐山、渡月橋あたりはさすがに大勢の観光客でにぎわっていた。


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