2022年4月山行記録

7.八丈島、三原山(東山)(701m)、八丈富士(西山)(854m)

Date:2022年4月8日(金)〜9日(土)
Time:
8日、三原山登山口(350m)905−1000三原山(701m)1010ー1205唐滝川1210−1240唐滝1300−1345樫立登山口、富次朗商店バス停
9日、八丈富士登山口(550m)800−850八丈富士(854m)900ーお鉢巡り−942火口壁縁−950浅間神社955−1015中央火口丘−1105火口壁縁1115−1140登山口1145−1250空港(100m)
Notes:
八丈島は、八丈富士(西山)(854m)と三原山(東山)(701m)の二つの火山からなるひょうたん形をした島です。羽田から飛行機で55分で行ける。天気予報を見て1週間前に飛行機と宿を予約して行ったが、雨の多い八丈島では珍しく、天気は大当たりで2日間とも晴の申し分のない登山になった。

8日、八丈島空港着8時半で、タクシーで防衛道路の三原山登山口に9時頃に着いた。10分ほど登ると中継アンテナ塔がある。ここからは三原山と対面の八丈富士が良く望める。
中継アンテナ塔の左に三原山を望む 対面には明日登る八丈富士が望める

火口壁の稜線に出て10分ほどで三原山山頂に着く。快晴のそよ風の気持ちの良い登山です。他に登山者はいない。山頂には防災無線アンテナ塔がそそり立っている。そして北西方向には八丈富士が望める。同程度の高さに見えるが、あちらの方が150m高い。
三原山(東山)(701m)山頂、三等三角点有 山頂の防災無線アンテナ塔と八丈富士

山頂からは東台子山方向に下り、舗装された三原林道に出会い唐滝の方に向かう。途中林道から分かれて唐滝への近道に入ってみたが、すでに廃道のようで引き返した。そして、唐滝川の「唐滝の入り口」に出る。ここから唐滝へ向かうが、硫黄沼までは良いが、その先は「通行禁止、山岳ガイド同行の場合に限り通行可能」の標識がある。硫黄沼から先、崩壊で荒れた沢を行き唐滝にたどり着けた。唐滝は垂直に一直線に高さは何メートルあるのかカメラに下まで収まらないほどです。硫黄池は神秘的な沼でした。
樫立登山口、富次朗商店バス停に下山した。
唐滝 硫黄沼

バスで中田商店前で下車。海へ向かって歩き、途中、裏見ヶ滝、裏見ヶ滝温泉を覗いてみた。この温泉は水着着用の混浴温泉です。
裏見ヶ滝 裏見ヶ滝温泉

海岸に中之郷温泉やすらぎの湯と、足湯きらめきがある。足湯で足を癒す。中田商店前に戻り、次のバスで末吉温泉に向かい、運転手さんの奨めで、途中の名古の展望台で下車して八丈の海/海岸の景色を堪能した。バスで底土港近くの本日の宿、ロッジ・オーシャン八丈島に着いた。2時間に1本程度のバスを有効利用した。八丈島は東京都であり、町営バスはシルバーパスが有効です。
中ノ郷温泉、足湯きらめき名古の展望台からの景色

9日、タクシーで七合目登山口に着き、八丈富士に向かう。ずっと石の階段の道で火口壁の縁に着く。
七合目登山口からの八丈富士 火口壁縁から望む八丈富士山頂(右端)

登山口から1時間かからずに山頂に着いた。稜線は好天だが、やはり風は強くカッパ着用です。ちょうど女性三人組が反対方向から着いたので、シャッターを押してもらった。
お針を一周する。少し歩くと八丈小島が見えてくる。
八丈富士(西山)(854m)山頂 八丈小島を望む

火口壁縁に戻って、火口内の浅間神社に行く。鳥居がある。すぐ先が複式火山の深い淵が覗ける。戻って、中央火口丘を目指す。ガイド本の「数分登ると」の表現とは異なり、やぶの不明瞭な道を15分位行くと「中央火口丘」の標識に出会い、その先を登ると、地図にある小池を確認した。すぐに戻るが、帰路迷った。やぶの不明瞭な道に加え、ぬかるみに惑わされ、時間をロスした。戻ってみると、「この先危険、道迷い注意、遭難事故多発」の看板があった。
浅間神社 中央火口丘の池

火口壁縁に戻って一息休憩してから石の階段を下りて登山口へ戻り、さらに空港まで1時間歩きで下って昼食にした。13時前になってしまった。午後は、植物園、ビジターセンター、八丈支庁内の歴史民俗資料館を見て回り、タクシーで空港に戻った。
石の階段から底土港方面を望む 植物園で、ブーゲンビリア

空港のレストランで、ビールで2日間を振り返り、夕方5時半のフライトで八丈島をあとにした。
これ以上ない晴天に恵まれ充実した山行でした。廃道の引き返し、唐滝の崩壊した荒れた沢、中央火口丘の道迷いなど、後からふりかえると、なかなかおもしろい山旅の思い出になりました。
昔は、宇喜多秀家をはじめ流人の島だったようですが、今は飛行機で1時間で行ける、東京から近くて、海、山、温泉など楽しめる島です。


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